ボクの息子にできて普通の経営者ができないたった1つのコト

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

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田口 淳之介 プロフィール 
 [副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]

 

 

ボクには息子(小学校1年生)がいます。

息子はナニかとやらかします。

4歳で家出して、警察総動員で探してもらったり…

最近だと、登校時にみんなで集まって学校にいくみたいだけど(分団っていうのかな)その集合場所にランドセルをおいて公園で遊びまくっているのを発見されたり…

 

 

今回は学校でお友達を殴っちゃったということで、お友達のお家にパパであるボクと一緒に謝罪に行ってきました。

 

 

経緯はこうです。

お友達が息子にちょっかいを出し続けていた。

最終的には息子から下敷きをとった。

 

で、息子は「返して」と言った。

でもお友達は返してくれなかった。

まぁ、悪気のない子供らしいおふざけですね。

でも、息子はムカついた。

だから、顔を鉛筆でぶん殴った。

 

 

こんな感じで妻から連絡がきて、ボクは一連の説明を受けたんですね。

 

幸いお友達の怪我も大怪我とかではなく(それでも絶対にダメなことですが)殴っちゃった直後に、息子はお友達にちゃんと謝罪して、子供同士の中では解決したらしいです。

だけど、顔に怪我させてしまったのでボクが謝罪に行こうと思ったのです。

 

 

で、ボクは謝りに行く前に息子に聞きました。

 

 

『やっちゃった時の気持ち』を。

 

 

すると、

 

 

『すごい怖かったし、悲しかった。だからいっぱい泣いちゃった』

 

 

と言っていました。

 

 

ボクは息子に伝えました。

 

『人を傷つけると結局は自分が傷つくから、怖い気持ちや悲しい気持ちを感じるようにできてるんだよ』

 

って。

 

気持ちを感じるのって、すごく大切です。

そして自分が感じた気持ちを正直に『伝える』というのは、時に勇気も必要でしょう。

 

 

小学校一年生の息子とお友達は、気持ちを伝え合い仲直りしていたんですね。

だいぶボクが子供の頃より解決方法が進んでいます。

 

 

では、ボクが小学校一年生の時はどうだったか?

ボクならきっと…同じことがあっても絶対に謝っていない。

 

 

『俺は悪くない』のスタンスを貫き通していたと思うんです。

 

 

なぜなら、息子のように自分の気持ちをちゃんと感じていなかったから。

だから、謝るのも苦手だった気がする。

 

で、こんな風に気持ちを感じるのが苦手な子供って、昔はいっぱいいました。

 

そして、その気持ちを感じるのが苦手な子どもたちの多くは、大人になってスモールビジネスの経営者や幹部になっています。

 

気持ちを感じるのが嫌で『行動力』を身に着けたので、みんな社会的にはある程度の成果を出すことができるようになったんですね。

 

 

さらに『気持ちを感じ、伝え合う』という概念が薄かった時代は、みんな男の人は『力』を求めましたよね。

喧嘩が強いとかお金持ちになるとか…

その人が思う『力』のシンボルに執着していったと思うんです。

 

 

経営者ができないたった一つのこと

ボクに相談してくれる経営者たちが一番苦手なのが、この『気持ちを感じる』ということ。

そして『気持ちを伝える』ということです。

 

特に悲しい気持ちや惨めな気持ちを感じるのが苦手な人がとても多いです。

というか99%の人はできないです。

 

ボク自身も昭和うまれの男だから、『気持ちを感じるのってなかなか難しい』と感じることが多いのも事実です。

でも、その気持を無視して突っ走ると…

 

 

やっぱり会社やお店の至る所に歪み(ひずむ)が生まれるんですね。

急激な売上げダウンとか、人がガッツリ辞めちゃうとか、どこの会社・お店にも同じような問題が起こります。

原因が同じ(気持ちを感じない)だから結果も同じです。

 

業種も事業規模も関係ないです。

 

小学校一年生の子供ができることなので、本当は経営者にもできるはずなんだけど、みんなその気持ちを感じるくらいなら

 

『良くなりたくない!』

『このままで良い!』

 

という感じです。
(口では真逆のコトを言うけどね)

 

どんな未来を創るのかは本人の選択の問題なので、ナニが良いとか悪いとかではないけど、気持ちを感じられるようになると、色んなことがスムーズだからボクはこの手法を人に伝えています。

 

 

息子に伝えたボクの話し

ボクは小学生の頃にはすでに『俺は悪くない』というスタンスだったわけです。

 

で、大人になってそのスタンスをどんどん強化していきました。

特に仕事がうまくいったりすればするほど、自分の中でそのスタンスが正当化されていきました。

 

でも、そのスタンスのせいでボクはとても苦しむことになりました。

で、息子が生まれての数年間の時期、ボクが一番苦しんでもがいていた頃だったと思います。

 

 

簡単に言うと、ボクの心は壊れていたんですね。

もちろん、、残念なことに息子にもその影響は出てしまいます。

 

 

なので、今日は少しゆっくり息子と話しました。

 

 

ボク

『パパは心が壊れていたんだよ。で、今日みたいにお友達に凛太郎がカッ!となったのは、パパの心が壊れていた影響なんだよ。ごめんね』

 

息子

『はっ?どういうこと??』

 

ボク

『パパのお父さんいるでしょ。お前のおじいちゃん。』

 

息子

『うんいるよ』

 

ボク

『おじいちゃんはきっと、すごくパパを大切にしてくれてたと思うんだけど、そういうことをパパはわからないまま大人になったんだよね。だから、すごく気持ちが不安定な気持ちの大人で、そういう大人がお前のママと結婚したの。

で、お前のお姉ちゃんが生まれて、お前が生まれたんだけど、その頃もまだまだ不安定だったの。

その不安定なパパがいるということは、小さいお前にどうしても影響してしまうんだよ』

 

息子

『そうなの?でも、今は大丈夫でしょ?』

 

ボク

『まぁ、わりと大丈夫だと思うよ。でも、たまにヤバイよ。』

 

息子

『じゃあ、どうやって我慢してんの?』

 

ボク

『我慢はしないよ。我慢するんじゃなくて、どんな気持ちなのか?

パパはゆっくり感じるようにしてるよ。あとは相手がナニを考えたり感じてるのか?想像するようにはしてるけどな』

 

息子

『へぇ〜。なんで我慢しないの?』

 

ボク

『我慢すると、ロクなことがないからだよ。

我慢の限界が来た時に一番悲惨なことになる。エネルギーが一気に爆発するからな。

お前も今日、我慢してて一気にキレたろ?』

 

息子

『うん。』

 

ボク

『で、それで嫌な気分になったよね?それが我慢していて、限界が来た時になりやすいことだからね』

 

 

とまぁ、こんな感じで息子と対話しました。

 

 

ボクの息子はボクの鏡だと思うんです。

息子をどうこうすることはできないけど、その代わりにちゃんとコミュニケーションをとることは、ボクの責任の範囲で行なえます。

 

 

でね。経営者にとっては従業員が鏡だと思うんです。

 

 

あなたは、どう感じますか?

『こうすれば正解』とかもないし、『行動力でどうこうしよう!』っていう話しでもないです。

 

もちろん、行動力もスゴく大切だけど、行動を起こす前に『気持ちを感じる』をしてるかな?って、何度も自分に聞いてみて欲しいと思うんですね。

 

ボクも毎日まいにち、何度も聴いています。

自分自身に。

 

 

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