美容院の経営者からよく相談される『若いスタッフの離職』について
目次
- 0.1 スタッフに『このお店で働けるって嬉しいです!』と言ってもらえるようにするために!
- 0.2 スタッフが辞めていく理美容院は『対話レス』
- 0.3 今すぐできる!『このお店で働けるって嬉しいです!』と言ってもらえるようにするための3つの行動
- 0.4 人が育たないお店の「たった一つの共通点」を持たないようにしてください
- 0.5 近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング
- 1 働き方改革に必須『対話』する力を身につける〜【役職者・従業員が一つになる方法】@プロダスト
- 2 働き方改革に必須『対話』する力を身につける〜【役職者・従業員が一つになる方法】in名古屋開催
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田口 淳之介
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読了時間 約 4 分です。
今日は、ブログ読者やクライアントさんからご相談の多い
『若いスタッフが辞めていってしまう…』
というテーマについて『どう考え、行動したらいいのか?』をお届けします。
しかし、この悩み…
ホント、多くの美容院経営者さんを悩ませていますよね。
で、どうしよもないスタッフさん(と言ったら言葉が悪いですが..)
- 『実は美容に興味がないんです…』
- 『どう頑張っても、美容師に向いていないんですよ…』
こういう方が辞めてしまうのは、しょうがないですよ。
(こういう結果になるのは、どちらかというと“雇用”にテーマがありますね)
けど、『良い美容師になりそうだったのに…自社の問題で辞めていくよ』といったケースでは、経営者さんは大なり小なりショックを受けますよね。
そして、ココが会社(お店)の運命の分かれ道。
『スタッフが辞めたそうにしてる…』もしくは、『スタッフが辞めたいと言ってきた…』
これはどんな経営者さんにとっても、本当に心が萎える問題です。
この問題を『辞めたから終わり』で片付けるのか、しっかりと向き合って、同じ問題が起こらないようにするのか?
さらには、この問題をバネに会社(お店)を成長させていくのか?
この時の経営者さんの選択が、会社(お店)を豊かにしていくのかどうか、大きなターニングポイントであることは間違いありません。
スタッフに『このお店で働けるって嬉しいです!』と言ってもらえるようにするために!
今回は、『良い美容師になりそうだったのに…自社の問題で辞めていくよ』という問題を、スタッフに『このお店で働けるって嬉しいです!』と言ってもらえるように変換するための、とっておきの方法をご紹介します。
とっておきの方法は、誰でも簡単にできるワークと明日からできることを具体的にお伝えします。
この方法を活用して、実際に離職率を減らしている美容院経営者・幹部の方がたくさんいらっしゃいます。
ぜひ活用してみてください。
スタッフが辞めていく理美容院は『対話レス』
ボク自身、美容院のマネージャーを経験して。
そして、現在は毎日のように全国の経営者・幹部の方からご相談を受けていて発見したことがあります。
スタッフが育たない会社(お店)には、たった一つの共通点があるんですよ!。
それは、スタッフが育たない会社・お店ではスタッフ同士の『対話』が少ないということです。
対話の持つ力
対話は、スタッフ間の感情的な“つながり”を築くものです。
また、経営者さんと働くみんなの方向性を一致させていくものです。
『対話の持つ力』を考えると、その力を発揮していなかったら、人が離れていくのも当然だと、自然に納得できます。
※『対話』は相手と考え、気持ちが共有されるものです。『話していたのにいきなり辞めた』という場合は『会話』はあったのですが『対話』がなかったパターンです。
『対話』の持つ力について、ここで話すと長くなるので、詳しく書いてある記事を紹介しておきます。
対話の無い会社はなぜスタッフが辞めたがり、売上げが下がるのか?
今すぐできる!『このお店で働けるって嬉しいです!』と言ってもらえるようにするための3つの行動
入社してもらった若いスタッフに『美容の喜び』、そして『自社のこと』・『お客様のこと』を好きになってもらう環境をつくり、素敵な美容師に成長してもらうための重要なポイントを3つ紹介します!
若いスタッフを受け入れ、サポートしていく前に!「スタッフにどんな美容師になってもらいたいのか?」話し合っておく
《受け入れる側の環境づくり》
人を育てる時には、『方向性』を定め、共有しておくことはとても大切です。
この話し合いをしておくと、スタッフ育成に対して受け入れる側の無責任な態度を減らすことができます。
「彼(彼女)はどんなことを考えて、どんな気持ちでいるのだろう?」毎日、シェアする時間を5分間つくる
《思考・感情のチューニング》
若いスタッフ。特に入社したてのスタッフは、様々なことに対して『理解』が少ない状態です。
理解が少ない状態というのは、人は感情的に『不安定』になることが多々あります。
また、周囲の人に対して『誤解』しやすいという特徴があります。
この状態の時にこそ、正しいことやプロフェッショナルとして必要なふるまいを伝えることが大切です。
経営者や先輩が、若いスタッフに伝える時に大切ことがあります。
それは、最初に相手が『受け取りやすい状態』をつくってあげることです。
経営者(店長)が常にチャレンジの姿勢を持ち、仲間に共有する
《未来を創る思考》
チャレンジのない会社には『空間』がありません。
この『空間』というのは、物理的な空間のことではありません。
心理的な空間のことです。
チャレンジのない会社は、すべてが決まっています。
考え方もやることも『これまでこうしてきた』という、過去の延長線上に会社(お店)が存在してるんです。
すべてが決まっている場所には『空間』がないので、新人のスタッフや若い中途採用の方が入社しても、なんだか窮屈に感じて、長くは続かないことが多いのです。
人が育たないお店の「たった一つの共通点」を持たないようにしてください
若いスタッフが辞めずに、成長していく環境には『対話』があるんですね。
違和感のある辞め方を経験するときには会社(お店)に『対話』がないんです。
日頃からの対話が無いから、『あの~ちょっとお話しがあるんですが、いいですか?』と言った感じで、退社を切り出されます。
なんとなく嫌な予感はあったけど…
それでも、唐突に退社を宣告されたように感じますよね。
ちなみに、ベテランスタイリストで構成されている会社やお店は、特に若いスタッフがこのように言ってくる状態ができやすいので要注意です。
いかがでしたか?
『このお店で働けるって嬉しいです!』と言ってもらうためには、紹介した3つの方法。
特別難しいものじゃないですよね?
特に、毎日5分間『相手の考え・気持ちを黙って聞く』というのは、誰にでもできることです。
お金も全然かかりません。
で、これを実際に行動に移してもらった方たちからこんな声をよく聞きます。
- 『これまで悩んでいたことは何だったんだ…?』
- 『あのスタッフにもしてあげたら良かったという思いが膨らんできました』
こんな感想が出るくらい、効果のあるシンプルテクニックなんです。
「今は若いスタッフがいないけど、これから採用したい!」とか「なんか、ここらへんでチャレンジしたいと思っていたんだよ!」と感じる経営者・幹部の方は、ぜひ目の前にいる仲間に、まずはトライしてください。
近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング
各地で”インスピレーションマネジメント”の基本となる、コミニュケーションについて学ぶことができます。
ピン!ときた方はぜひご参加ください。お逢いできるのを楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました♪