「ハイ」と言わない新入社員にどう対応したらいいの?

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

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田口 淳之介 プロフィール 
 [副題 あなたにとってボクのことはどうでもいい]

 

 

 

 マネジメント新人返事_jun_manager

「ハイ」と言わない新入社員

この数年間、新人(新入社員)と関わっていて感じるのは「ハイ」という返事についてです。

『「ハイ」を気持ちよく言える人が減ってるのかなぁ?』という感想を持っています。

 

ボクが20歳くらいの頃は、全てに「ハイ!」と大きな返事をしていて、まずは返事だけで先輩から仕事をもらっていたようなものですが、最近はそういう人をあまり見かけません。

 

しかし、新人が入社してきて一年たった2年目のスタッフを見てると普通に「ハイ!」と言っているので、やはりトレーニングでなんとでもなるコト。

そんな感想をもっています。

 

 

「ハイ」が気持ちよく聞こえないパターンにもいくつかあると思うので、まずはそこから説明します。

 

 

若い人にありがちな良くない『ハイ』3パターン

  1. 「ハイ」と言っていない
  2. 「ハイ」が小さすぎて、聞こえない
  3. 「ハイ」の間が悪い

 

だいたい、この3パターンのどれか、もしくは全部を毎年入社してくる新人に感じています。

 

個人的には一番イヤなのが C「ハイ」の間が悪いです。

がっ、まずはaから攻略法をみていきましょう。

 

 

a.「ハイ」と言っていないの攻略法

aのパターンの場合は、相手に話してもらってボクが全部、相手と同じリアクション(ようは、無視です)をとります。

 

次に、立場を入れ替えて、相手の話しに聞き入っていく役をボクがやります。

返事もするし、頷きもしっかりします。

 

そして、「どちらが気持ちよかった?」と聞きます。

もちろん答えは決まって『リアクションがある方です』になります。

 

 

そこから、その気持ちよかった返事ができていたか? 

聞き方ができていたか?

コトあるごとに伝えていきます。

 

早ければ、数日。遅くとも数週間で「普通のレベル」にはなります。

 

結論は、彼らは「ハイ」と気持よく返事をしないことが「いかに気持ち悪ことか」知らなかった…ということです。

なので、知ることによって改善されます。

 

 

b.「ハイ」が小さすぎて、聞こえない

本人は言っているつもりでも、相手に「聞こえていない返事」は返事じゃないですね。

このパターンを攻略するには、以前にアプリを使った攻略法を書いたので、そちらを御覧ください

 icon-arrow-circle-o-right   挨拶を「dB Volume」←iPhoneアプリで測る理由!

 

 

c. 「ハイ」の間が悪いの攻略法

ボクの一番キライな「間の悪い返事」です。

なぜ、嫌いかというと、単純にイラつくのもありますが、少し教えるのもテクニックを使うからです。

 

 

「間が悪い」には2種類あります。

例えば、名前を読んだり、用事を頼もうとした時に

  • かぶり気味の「ハイ」
  • 遅すぎる「ハイ」

の2つに別れます。

かぶり気味の「ハイ」を使う人は、そもそもそんなに話し(の内容)をあんまり聞いていない。

こういう人は、『「そんなことないですよ~」という返事だろ!』という時でも「ハイ」と言ってきます。

 

お客様の前に出すのが最も「不安になる」パターンなんですね。

つい、先日もそのことを新人に教えていました。

 

 

この時は3つの「間」を実演しました。

「今日、朝ごはん食べましたか?」

と聞いてもらいます。

 

そして、ボクが次のパターンの返事を行います。

 

「ハイ!」←カブり気味(早すぎる)のハイ

「_ハイ!」←ちょうどいいハイ

「_ _ハイ!」←遅すぎるハイ

 

どれが、一番自分の意見を受け入れてもらった気がするかを聞きます。

当然、答えは真ん中です。

 

 

早すぎる「ハイ」をいう人は「誰にでも優しい人と“見られたい人”」に多いような感じも受けます。(これまでの経験で)

「対等な取引き」を教えるためにも、相手の言うことを一回受け入れてから「返事」をしよう!というコトを伝えていきます。

教えても、これまでの習慣がありますから最初はなかなかうまくいきません。

 

なので、すぐに『ハイ』と言わない。

相手の話しを理解することをトレーニングしなくてはいけません。

 

 

遅すぎる「ハイ」の人は、返事に限らず全てが「ゆっくり」な人に多いです。

その人にはまず、自分が「ゆっくり感覚」という「自覚」があるかを聞きます。

 

たいていの場合「ある」と答えます。

そして、ゆっくり=マイペース=何か悪いのかな?という感じの顔をします。

もう、ほぼこのパターンなのです。

 

 

悪くはないコトを伝えながら「早いペース」と「ゆっくりなペース」を使い分けられたらどうなるかな?

と問いかけます。

 

お客様には様々な方がお見えになるので、ゆっくりなペースの人と気が合う方もいます。

なので、そのスタッフの個性を大切にすればいいと思います。

 

しかし、個性を大切にするからこそ「幅」も持たしてあげたいな!と思うので、「早いペース」も教えます。

 

さっきのカブり気味の返事をする人と「真逆」のコトを練習します。

なんでも、即座に「ハイ!」という練習です。

 

返事が聞こえない!で、困っている経営者・マネージャーは「相手は返事を知らない」という前提で一度向き合ってみてはいかがでしょうか?

きっと、今よりは良くなると思います。

 

 

まとめ

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ボクが20代の頃、ボク自身が返事をしない場合は『相手のことをなめてる』or『相手に 怒ってる』という意味でした。

 

しかし、この数年間、毎年スタッフと関わってきてわかったのは、なめてるわけでも怒ってるわけでもなく返事の重要性を「知らない」というコトです。

 

そして、そういうコトが本当に多いと感じています。

 

 

現代の子供たちは、学校や地域の中でボクが学んでいたことを、学ばずに社会に出てきているように感じます。

良い悪いではなく、単純に『初めて働く会社が教えるコトは毎年「増えている」』というのが実感です。

 

そういう意味では、新卒を育てるのはある意味で困難な時代かもしれません。

しかし、逆に捉えると会社と働く人の信頼関係が築きやすい環境とも言えます。

 

どう、捉えるかで「行うこと」が180度違うと思います。

それはビジネス的に。

そして人間的に『自分自身』にピッタシくるコトを選択するのが大切なコトだと思います。

 

 

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2015-04-09 | Posted in 従業員育成Comments Closed 

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