人(部下・上司)にそっけなくされたと感じたら〜自分について知ろう!

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 8 分です。

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

 

仕事上のコミュニケーションで、なんとなく相手に『そっけないリアクションだなぁ』と感じることってありませんか?

そういうトキ、あなたは落ち込んだりしませんか?

落ち込むまではいかなくても…

なんか気分がションボリした感じになりませんか?

 

 

きっと、誰にでもある経験だと思うんですね。

 

自分が『良いなぁ』と感じていることを提案したり、『これ、絶対ヤバイから今のうちに対策をしといたほうが良いよ!』と思って話してみたものの、相手のリアクションが思ってた以上に薄くて、不安になったり、イライラした経験って。

 

 

ボクも過去にはコミュニケーションにおいて。

人との関わりで、ネガティブな気持ちによくなっていました。

 

例えば自分が上司という立場で言えば、絶対に会社や部下に損したいと思って話しませんね。

 

だから、絶対に『これは良いことだ!』と思って話しているのに…

部下のリアクションは『ハァ〜』みたいな薄いものだったり、露骨に『ウザい!』って顔してきたり(笑)

 

 

逆に上司や先輩には『絶対わかってもらえる!』と思って話しているのに『なんで、そんなことしなきゃいけないの?』という、不思議なモノを見るような目で見られたり…

 

 

ホント、大なり小なりこういうコトは、誰の身にも起こることですよね。

 

 

で、ボクはこういうコミュニケーションにすごく疲れてしまったのです。

もっと正確にいえば、こういうコミュニケーションを生み出してる自分に疲れてしまったのです。

 

すごく疲れてしまったことをきっかけに、自分自身のコミュニケーションを見直すようになりました。

 

 

 

見直す以前は、いつも聴き手の人を責めていました。

  • 『なんでわからないんだよ!』
  • 『危機管理能力がゼロだな!』
  • 『ちゃんと聞いてた??』

と。

 

 

しかし、自分自身のコミュニケーションを見直してみると、伝わらないコミュニケーションをとっていました。

というか、ボクが話しているその現状は、今思えばコミュニケーションとは呼べるようなものではなかったのです。

ただ、言葉を並べてるだけの…

 

相手を不快にさせる『音』を出していただけ。

 

そんな自分がいたことに気がつきました。
(このことに気がついた時は、正直”ガ〜ン”とショックを受けて、しばらく立ち直れないような気がしたものです)

 

 

 

で、本題です。

コミュニケーションをとっている相手に『そっけなくされた』という現象は、どんな自分がいる時に起こるのか?

一番大切なことを紐解いてみたいと思います。

 

 

そっけなくされる原因とは?

 

あなたは自分の気持ちを伝えていないのかもしれない…

『そっけなくされる』一番の原因は、実はあなたがナニも伝えていない。というものです。

 

 

『はっ!ジュンさんはナニを言ってるんだ!!私はめちゃくちゃ時間を使って、何回も説明したんだよ!!』

 

 

と思うかもしれません。

 

ボクはあなたがどんな説明をしたかも、どれだけ時間を使ったかもわかりませんが…

こういう風にクライアントに言われることが多々あります。

 

 

で、こう言われたときに、ボクは必ず一つだけ質問します。

 

『あなたの、本当の気持ちは伝えましたか?』と。

 

この質問に対する返答は100%の確率で、

 

『そっ、それは言っていません… 』となります。

 

これ、100%の確率なんです。

 

 

普段、セミナーでもお伝えしていますが、コミュニケーションにはIQとEQというものがあります。

 

IQは『伝え方・方法』です。

EQは『感情的なつながり・共感共鳴』です。

 

どれだけ、上手な伝え方や正しい伝え方をしていても、気持ちを話していないと人には『想い』というものが伝わらないのです。

 

 

で、過去のボク自身も含め…

気持ちを話せない人ほど、説明を増やします。

 

気持ちを伝えるのが怖いので、その分『説明』でなんとかわかってもらおうとします。

 

これが、伝えたいことが伝わらないどころか、人間関係を壊すコミュニケーションの負のスパイラルです。

 

 

相手の反応に秘かな「期待」を抱いている

コミュニケーションをとる相手のリアクションに、無意識のうちに『期待』を抱いている人は大勢います。

無意識なことが多いので、ボクは”秘かな”期待と呼んでいます。

 

『自分がこんなLINEをしたら、こう返してくるべき』とか『このタイミングでは、こうリアクションするのが基本だろ』とか…

 

自分自身が勝手にもっているコミュニケーションのルールですね。

このルールを普段から一生懸命に守って、コミュニケーションをとっている自分。

 

自分自身は頑張ってこのルールを守っていますから、他の人にも守ってもらいたくなるものなんですね。

 

 

しかし!!!

当然ですが、あなたと全く同じコミュニケーションルールを持った人は誰一人いません…
(また、自分に似ているコミュニケーションルールを持っている人のことは、それはそれでウザい!とか思ったりもします。人間って…)

 

なので『自分のルールを破られた!』はそのまま『期待を裏切られた!』という感覚にとって変わります。

 

 

コミュニケーションにおいて、相手に『期待』していると、相手が自分のルール通りに動かなかったときに酷くて激怒。

そこまでいかなくても『なんだあいつ、そっけないなぁ』と、なんとなくスッキリしない感じになるものです。

 

 

ここで言うコミュニケーションにおいての『期待』というのは、一つの条件設定です。

『〜するべき』とか『こうあるべき』というものです。

 

人と人の間に、条件設定が増えれば増えるほど、人間関係はつまらなくなるし、面倒くさくなります。

時々『誰とも話したくない』となってしまう人は、自分に厳しすぎるルールを課している人です。
(決して人間関係がメンドクサイのではなく、そういう人の思考回路が複雑だから、メンドクサイと感じるようになっているんですね。一般的にこういう人は”あいつメンドクセ〜なぁ”と周囲の人に言われていたりします。また、自分でも思っているコトがあります)

 

 

条件づけ・価値判断を無くして実りあるコミュニケーションをとるために

ある営業マンと、コミュニケーションについて話していたらこんなコトを聞きました。

 

『ジュンさん、条件付けや価値判断をしなかったことが記憶にないです。特に仕事では…』と。

 

 

ボクはこの正直な声を聞いたトキ、この営業マンの方が特別ではないと感じました。

実は殆どの人が、意識的か無意識かは別として!!

みんなコミュニケーションにおいてなんらかの条件付けをしていたり、価値判断をしていると思うんです。

 

条件付けや価値判断が多くなればなるほど、自分自身が苦しむようになっています。

 

これ、考えれば当然のことです。

なぜなら、

 

『殆どのことが思った通りにいかない』

 

と感じるからです。

 

 

コミュニケーションにおいて、条件づけや価値判断を無くすための第一歩とは、ボクの経験ではこれです。

 

 

『自分自身がどんな条件づけや価値判断をくだしているのか?気がつくこと』

 

 

気がつけば、自分で『あっ!もうこの条件付けはやめよう』と選択できるようになります。

でも、気がついていないと、自分にとって自分自身のコミュニケーションは極々当然のものなので、コミュニケーションに問題があることすら気がつきません。

 

自分の話しに対して『イライラするリアクションしてくるなぁ』とか『そっけないなぁ』と感じることが多い人は、ぜひ自分が持つコミュニケーションにおいて、どんな条件づけ持っているか調べてみてください。

 

ちなみに、以前のボクはこんな条件付けをもっていました。

  • ポジティブな提案には、明るく反応して欲しい
  • ボクの気持ちを察して欲しい(ボクにいちいち言わせないで欲しい)
  • わからないことがあれば、必ず質問して欲しい
  • ボクが考えたことには、とりあえず従って欲しい
  • 同じように”やる気”を持って欲しい   etc…

 

書き出したら100個くらいありそうです。

で、当時こんな条件を持っているボクはすごく苦しくて、どうしよもなかったです(笑)
(どこの王様だよ!という、身勝手なルールを持ちまくっていたから、苦しいのは当然!)

 

 

今は条件付けをだいぶ減らしてきてるので、心が”かなり穏やか”になってきました。

それでも、たまに『あっ!ボクはまだこんな条件を持って人と接してるんだ』と気がつくことがあります。

 

気がついたら捨てる。

捨ててもまだ持ってた。

それに気がついたら、また捨てる。

 

こうやって、自分自身に対して忍耐強く取り組むことが、一番大切なことだと感じています。

コミュニケーション上達の近道って、ひょっとしたら無いかもしれません。

ただ、地道に自分の心を整えていって、いつもその心からコミュニケーションをとれたら、それ自体もそのコミュニケーションが育んでくれた人間関係も財産だとも思うんですね。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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