経営者に知ってほしい!仲間の”マイストーリー”に寄り添うにはこれが絶対重要ポイント!
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
先日、すこし反響のあった記事
「でも」といういいわけを読み取り、ビジネスの障害を取り除こう!
この記事の中で「”でも”・けど”の後の話しは、相手が持っているその人のストーリー」です。というお話しをしました。
それを”マイストーリー”と僕は呼んでいますよ..と、ご紹介したんですね。
今回はそのマイストーリーに寄り添うための、最も基本的なことをお話しします。
これができないと、“マイストーリー”には絶対寄り添えない。ということになってしまいます。
それくらい重要なことです。
では、いきます!!
「相手の”マイストーリーに寄り添うには、相手が使うマイワードの意味をキャッチする!」
です。
“マイワード”というのは、その人がその言葉に持たしている「意味」のことです。
僕は言葉の「定義づけ」と呼んでいます。
例えば、あなたが上司だとして、部下に何かの案件(プロジェクト)の進行について尋ねたとします。
そして、このようなやりとりを行ったとします。
あなた
「〇〇はどうなっている?」
部下
「いい感じです!頑張ります!!」
この返答、どう感じますか?
ある人にとっては、とても気持ちのよい返答かもしれません。
ある人にとっては、かなり不快な返答かもしれません。
その感じ方の違いはなぜ起こるのでしょう?
それは、聞いた人が持っている「頑張ります」という言葉の定義によって起こります。
(もちろん、相手との関係性や状況にもよりますが、最終的には言葉の定義が一番重要となってくるでしょう)
ちなみに、僕は「頑張ります」という言葉が使えるのは、やることが明確になっていて、後は身体を使うのみ。
特に、回数が必要な時。
そういう限定的な時だという定義を持っています。
(なので、殆ど使うことがないわけですが)
ということで、簡単に言うと…
仕事中に「頑張ります」と言われるのはかなり苦手です。
- 何を考えているのか?
- 何をするのか?
- どれくらいするのか?
「頑張ります」という言葉はそのすべてが不明瞭だから苦手なのです。
相手はどうでしょう?
「頑張ります」にどんな「定義」を持たしているのでしょう?
例えば、上司、先輩に何か言われたら「頑張ります」と言っておこう!という使い方をしている人も沢山います。
ということは、「頑張ります」に持たしてる「定義」は、上記のような人にとっては「返事」ということになります。
ここで、上司と部下にギャップが生じます。
頑張ります!と言われた上司は「頑張っている」と思うわけです。
部下は「返事した」となるわけです。
案件なり、プロジェクトの結果がよくなければ
上司は「頑張ってるって言ったのに〜」と期待を裏切られた気分になるでしょう。
部下は「なんで、途中でヘルプしてくれなかったんだぁ〜…」となってしまうかもしれません。
で、ここまでを読んであなたは、こう感じてるかもしれません。
「いくらなんでも…ジュンさん!これは大げさでしょ!!」と。
大げさならいいんです(笑)
でも、何回もこのシーンを僕はリアルに体感しました。
あなたも、部下や後輩(仲間)に「頑張ります!」と言われたら「何を?」と聞いてみてください。
あんまり具体的に答えてもらえなかったら、それは「返事」の頑張ります。かもしれませんから。
”マイワード”を探ることこそ、他者の思考(考えていること)や感じていること(気持ち)を理解する最初の一歩だと思います。
ここで、あなたが僕と同じような失敗をしないための簡単なレッスンです!
以下のワードについて、あなたは何をイメージして、どんな気持ちになるか感じてみてください。
・ブラックコーヒー
・facebook
・讃岐うどん
珈琲はブラックで!という方は、飲みたくなるかもしれません。
“苦み”が苦手な人は「シュガーが欲しいな」と思うかもしれないし、そもそも珈琲が苦手な人は、なんとも思わないかもしれません。
facebookと聞いて「楽しいなぁ!」とか「便利だよね〜!」と思う人もいるし、「なんであそこに投稿してんの?意味がわからん!!」と思う人もいるでしょう。
うどん好きは「讃岐うどん」と聞くだけで、食べたくなっちゃうかもしれないし、香川県のことを想い出す人もいるかもしれません。
言葉を聞いただけで、イメージすることや定義づけている意味。
感情まで人それぞれなのです。
そこを一致させるのが、仲間と一緒に働くときには凄く大切なことです。
(厳密にはそのプロセスが大切なことのように感じます)
究極的に言えば、
言葉の定義をお互い理解することにつとめる。
というだけで、チームワークは必然的によくなります。
同じ日本語を使っていても、その言葉の意味までは”同じ”だと限らない。
だから、言葉の意味を知っていく。
そこから生まれた、相手の”マイストーリー”に寄り添っていく。
これが世代間を超えるマネジメントのためには、必須のことだと思って取り組んできました。
ただね、僕も正直「めんどくさ〜い!」と思ったことは数知れずです。
それでも繋がった時に湧き上がる喜びは大きなものですから、あなたがコミュニケーションで詰まっている部分があるなら、ぜひお試しください。
ミニQ&Aコーナー
Q.質問者 ニックネーム:かおりんさん/20代 /女性/
初めて質問します。
私は、28歳の美容師です。
だんだん、後輩が増えてきて、同時に責任も増えてきた感じがします。
後輩の練習につきあったり、仕事を教えるのは当然だと思っているし、嫌でもありません。
ただ、店長とかの責任者にはなりたくありません。
でも、最近なんとなく、次はわたしかなぁ〜?という感じがしています。
やるべきなのか?断ったほうがいいのか…悩んでいます。
こ〜いうとき、どうしたらいいですか?
何かヒントがあれば、教えてください!
よろしくお願いします。
A.ジュンのアンサー
かおりんさん 質問してくれてありがとう!
悩んでいるのは、きっとどちらの選択肢にもポジティブな面とネガティブな面が見え隠れするからだと思います。
なので、まずは店長をした自分をイメージしてみてください。
どんな成長をするのか?
どんな良いことがあるのか?
また、どんなことで苦しい思いをしそうなのか?
この辺を明確にしてみると、自分の中でスッキリして決められると思います。
個人的には、(店長を)やってもやらなくても、かおりんさんが毎日楽しく働けるなら、どっちでもいいと思いますよ。
ただ、イヤイヤする仕事では、自分にも周囲の人にもあんまり良い結果にはなりませんから、少し時間をとって考えてみてください。
そして、最後は自分の”気持ち”を最優先したら良いと思います。
ぜひ、ありのまま自分で!
大阪(関西)の美容院経営者・幹部さんに届きますように♡僕の夢に協力してくれる方募集
最後までお読みいただきありがとうございました♬