最高の戦略×腐ったチームVS普通の戦略×最高のチーム【対話しよう】
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田口 淳之介
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最高の戦略×腐ったチーム VS 普通の戦略×最高のチーム、仕事で成果をあげるのはどっち?
ボクはこう思うんです。
ダンゼン『普通の戦略×最高のチーム』が、成果を受け取るって。
そりゃあ、もちろん『最高の戦略×最高のチーム』が目指すべきゴールなのかもしれませんが…
スモールビジネスにおいては『普通のことを徹底的にやる』というだけでも、充分ビジネスを営んでいけることがあります。
(というか、普通のことを徹底的にやる方が基本だと思うんですね)
戦略は『実行する人』がいて、初めて意味を発揮する
戦略というのは、戦とか戦争に使う言葉です。
要は、“軍隊”が使う言葉なんですよね。
軍隊というのは、上官の命令が絶対です。
上官
『Aという作戦を実行する』
兵士
『え~~、なんか私はやめておきます~』
こんなやりとりはありえないわけです。
この、『命令を絶対遂行する』という前提。
さらに、命令する者と聞く者の間にある“上下関係”が大前提で戦略を遂行させていくわけです。
では、スモールビジネスではどうでしょう?
上司
『Aという作戦を実行し、お客様に喜んで頂くようにする!』
部下
『え~~、そんなの無理ですよ…』
このやりとり、あるあるですよ。
むしろ、『え~~、そんなの無理ですよ…』って言ってくれるだけありがたい!
なぜなら『なぜ、無理だと感じているのか』を話し合うことができるから。
もっとひどい場合は、上司の前では『ハイ』と言っておいて、全然上司の指示命令を実行しない。
なんだったら、裏で陰口を叩いている…
悲しい話ですが、ベタに“あるある”ですよね。
そして、こんな部下や後輩を持つ上司・先輩は、『うちのスタッフは、全然言うことを聞かないんですよ💧』とか『あいつらは口ばっかりで、全然仕事にやる気がないんですよ』と、肩を落としています。
結局、戦略(とまで言わなくとも、企画とかキャンペーンなんかも)がどれだけ素晴らしいものでも、仲間が動かないと『仕事』って、ホントどうしよも無いですよね。
しかも、軍隊のように『命令は絶対』というのはできない。
むしろ、そんなことをしていたら、現代では“ブラック企業”と認定されちゃいます。
こう考えると、ビジネスを運営していく上で『戦略』という言葉を使うことじたい、なんか違和感を覚えます。
100歩譲って、戦略という言葉を使うとして、その戦略をどうチームで実行していくのか?
これって大きなテーマですよ。
戦略より『人の気持ち』に目を向ける
マーケティング戦略だけでなく、マニュアル作成とか従業員教育のプログラムづくりなんかにも同じことが言えることですが、『素晴らしい〇〇』を考え、制作してる時に、活用する『人』に意識をちゃんと向けられるているか?というのが、いま一番大切なテーマだと思うんです。
集客についてでも販売についてでも、ビジネスの『やり方』は、お金を出せば(webなら無料でも!)わりと、その方法にはアクセスできます。
しかし、あなたの目の前にいる人の『気持ち』はお金を出しても、ググっても知ることはできません。
ただ『聴く』という行為。
『対話』を通してしか、知ることができないのです。
逆も同じです。
あなたの『気持ち』を知ってもらうには、ただ『伝える』という『対話』が必要です。
この『対話』が会社やお店を一つにしていきます。
『対話』がベースにある会社は、戦略を確実に実行していきます。
それも、スピーディーに!!
そして着実に!!
(これ、毎月10社のサポートをしていると、肌で感じることです)
逆に、経営者や幹部がすごく勉強して頭を絞っていても…
対話の無い会社・お店は全然良くなっていきませんね。
モノゴトに『絶対はない』と言いますが、スモールビジネスの世界を見渡してみると“対話の無い会社は伸びない”というのは“絶対”のような気がします。
『対話』の力
『対話って大切ですよね』と、お話させて頂くと、よくこうおっしゃる方がいます。
『私はけっこう部下に言っていますよ』とか『なるだけ我慢して部下の話しを聴くようにしていますよ』という経営者やマネージャーの方。
『対話』って、そういうことじゃないんですよね。
じゃあ、どういうものなのか?
『対話』を言葉で伝えるのは難しいです。
本当は『体験する』のが一番わかりやすいです。
(体験してもらえるように全国でセミナー・ワークショップを開催しています。 近日開催予定のセミナー)
でも、ちょっと頑張って言葉にしてみます。
『対話』って一体なんだ?
- 双方の考えを知り、お互いに理解する
- 双方の気持ちを知り、お互いに理解する
- 双方の行動について、お互いがどう見えているかを伝え合う
『対話』とは誠実に、自分自身の責任において上記のことを表現していくことです。
一番大切なのは“自分自身の責任において”です。
相手が何をどう考えているのか?
どう感じているのか?
決めつけを持たずに、ただ関心を寄せるところからスタートするものです。
『対話』がある会社やお店が成長していく理由
対話のある会社やお店は『考え、気持ち、行動』について、様々な意見が交わされたり、フィードバックが頻繁に行われます。
それがどんな状況なのか?
少しの時間を使って、想像してみてください。
まず、経営者・従業員という役職に関わらず、働くみんなの気持ちが『軽い』んですよ。
『軽い』というのは、スモールビジネスにとってすごく大切です。
行動がスピーディーになるからです。
(スモールビジネスにおいて“遅い”というのは致命傷ですよね)
また、自分ひとりで抱え込まない環境なので、風通しがいいんですよね。
風通しがいい社風というのは、組織(チーム)を活発にしていきます。
その結果、上司から部下への仕事のレクチャーなんかも円滑です。
対話は、一緒に働く仲間の“助け合い”を育みます。
『対話』はお互いの、理解が足らない部分を助け合います。
働くみんなの“気持ち”をわかちあえます。
そんな環境で働くというのは、経営者をはじめ、幹部も従業員もみんな成長しやすいのです。
その結果、お客様にサービスの内容や居心地の良い環境など、さらによりよりサービスを提供していけるわけです。
『普通の戦略×最高のチーム』が、成果を受け取るということ
20代の頃のボクは、いつも『うまくいく方法』を探していました。
ボクだけのことであれば、それでもあまり問題を感じることなく仕事できていました。
でも『部下を育てる』という仕事を担った時に、完全に挫折しました。
なぜか?
しつこいようですが『対話』をしていなかったからです。
「していなかった」というのは、カッコつけた言い方で、本当のところ『対話』を知らなかったし、怖かったんです。
自分の気持ちを正直に伝えることが…
『嫌われるのはイヤだ!』という、なんとも言えない情けない気持ち。
そんな気持ちを断ち切って、今度は真逆の『嫌われるのが仕事だ!』という謎の理論で、自分に嘘をつくあり様。
今思えば、ぜ〜んぶ『対話』から逃げていたからこその苦しみでした。
この記事を読んでくれたあなたには、ぜひ『対話』を知ってもらい、一緒に働く仲間と出会った意味を感じながら、一緒に素敵な会社・お店を創ってもらいたいです。
そういう仕事の仕方をベースに、戦略も磨いていってもらいたいと思います。
近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング
各地で”インスピレーションマネジメント”の基本となる、コミニュケーションについて学ぶことができます。
ピン!ときた方はぜひご参加ください。お逢いできるのを楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました♪