役職のある人が部下に言えないなら、ヤメルか、伝え方を学ぶか。

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

毎日多くの経営者や幹部の方と話していて、よく言われる言葉。

 

 

(部下に)それが(ジュンさんみたいに)言えたら、どれだけ楽だろう…』

 

このフレーズ、本当によく聞きます。

他には『えっ?それ言っちゃっていいんですか?』とかも、よく聞きます。

 

社内(店内)で起こる問題をよく見ていくと、100%コミュニケーションの不一致が存在しています。

ようは、

 

伝えるべきことを伝えていない。

もしくは、聞いていない。

 

という、問題です。

どれだけ大きな問題に見えても、どれだけ複雑に見える問題でも!!

問題を紐解ひもといていけば、必ずコミュニケーションにテーマがあることに気がつくことになります。

 

 

で、殆どの問題は『言えばいいじゃん』というようなことです。

 

他人からしたら。

『そんなこと、言えばいいじゃん…』と気軽に言うわけです。

でも、問題に直面してるスモールビジネスの経営者や幹部は『それが言えないんだよ〜』という気持ちでいるわけです。

 

 

伝えるべきことが伝えれないなら、選択肢は2つしか無い

経営者・幹部が部下(後輩)に伝える必要のあることを伝えられない。

 

そんな状況なら、基本的にこの2つの解決方法しかありません。

  1. 役を降りる
  2. 伝え方・伝えるマインドを学習し身につける

それぞれ説明しますね。

 

役を降りる

この解決方法に否定的な見方をする人も中にはいますが…

個人的には、なかなか有効な解決方法だと思います。

 

特に、(自分から)なりたくてなった役職者じゃない人にとっては、ストレスを減らす。という効果は絶大だと思います。

 

人間、向いていないことをしていると、心身の健康を損ないますから、向いていないことはやっちゃダメですよね。

 

人間の価値は、仕事上の役職となんら関係ありません。

 

 

役職というのは、単に『仕事の役割』というだけ。

社長だろうが、部長だろうが、マネージャーだろうが…

“役職が”偉いわけでも、素晴らしいわけでもないからです。

 

ただ、伝えるべきことを伝えられない。というのは、役職を持つ者としては致命傷なんです。

なぜなら、仕事を全うできないからです。

 

「言わなきゃいけないのはわかっている…けど、どうしても言えない」と感じている人は、かなりつらい状況にありますよね。

 

自分自身のことを大切に。

そして、今とは違ったポジションからの貢献の仕方をすることで、会社や仲間を大切に。

そんな観点をもってみると、向いてないことを辞めてみる一歩が踏み出せるかもしれませんね。

※向いていない。覚悟がない。こういうことを、無理してやっていると、他の才能まで潰れてしまいます。極端な解決方法に感じるかもしれないけど、割り切らないとスモールビジネスでは進まないことも沢山あると思うんです。

 

 

伝え方・伝えるマインドを学習する

「伝えたい!」という意欲はある。

けど、どうにもうまくいかない。

 

そんな人はコミュニケーションについて学習することをオススメします。

殆どの人は『対話』について、学習していません。

 

日常会話と、チームマネジメントに必要なコミュニケーションは違います。

チームマネジメントに必要なコミュニケーションと、交渉に必要なコミュニケーションとも違っています。

コミュニケーションは、目的や相手によって、カテゴリーわけすることができます。

 

そして、カテゴリーわけすると、学習しやすいスキルになります。

 

また、『伝える方法』というのは大切ですが、それ以上に『伝えるマインド』が大切です。

伝えるのが苦手な人が、伝え方を知っても、心の中で『言うべきではない』というブレーキがかかることがあります。

すると2つの想いが心の中に起こり、葛藤を生み出してしまいます。

 

この葛藤を抱えたままだと、スムーズにコミュニケーションは展開していきません。

 

そういう意味では“上手な伝え方”・“上手な聴き方”というのは、コミュニケーションを喜びあえる“心(マインド)”あっての話しと言えます。

 

 

原因を変えないと結果は変わらない

いま、部下や後輩とのコミュニケーションで、悩んでいる人…

例えば、

  • 何回言っても、部下がやらない…
  • 部下に言いたいことを全然言えていない気がする…
  • 部下の話しを聞いて、アドバイスしてる。言った直後は治るけど、時間が経てばすぐに元通りだ…
  • そもそも、部下の話しを聞くのが本当は嫌だと感じている…

 

上記のようなテーマは、本当に経営者や幹部の方は多かれ少なかれ、みんな感じています。

 

この問題がふくらむと、無駄なお金がかかったり、実りのない時間を過ごすことになります。

もしくは、人(スタッフやお客様)が、会社やお店から離れていきます。

 

「あっ…思いあたるところがあるかも」と感じた方は、

  1. 役を降りる
  2. 伝え方・伝えるマインドを学習し身につける

のどちらかを選択するタイミングかもしれませんね。

 

『役職なんかに苦しみながら、日々を過ごすのだけは勘弁!』

 

 

と、感じたならそこがスタートだと思います。

ぜひ、自分自身を。

そして、自分自身の選択を大切にしてくださいね。

 

 

近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング

各地で”インスピレーションマネジメント”の基本となる、コミニュケーションについて学ぶことができます。

ピン!ときた方はぜひご参加ください。お逢いできるのを楽しみにしています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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