「でも」といういいわけを読み取り、ビジネスの障害を取り除こう!

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 6 分です。

InspirationManagement_でも、けどに不戦勝で勝つ!

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 

 インスピレーションマネジメントとは?

田口淳之介 プロフィール [副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]

 


Inspiration-management_店長専用小冊子2

 

副題
でも。の本当の意味に寄り添えたなら…人間関係が変わるから☆

・「でも」

・「けど」

 

「でも〜」という言い訳。好きな人はいないと思います。

 

特に他人が言っているのを聞くとね(笑)

なんというか、うざったく感じちゃいますよね。

特に自分がやる気のある時は!

 

ただ、自分だけのやる気でどうこうなる部分と、みんなに協力してもらった方がはるかに良いことの違いがあるのも事実です。

 

事実なんですけど…

頭ではわかっているんですけど…

きっとあなたは、「でも〜」とか言われると、どうしよもなく苛立つこともあるんじゃないでしょうか?

 

 

僕もそうです。

 

僕もそうだったから、「でも」「けど」の本当の意味を知って、相手とうまくコミュニケーションをとる方法。

最低でも、健やかにフェードアウトする方法をお話ししたいと思います。

 

「でも」の本当の意味

 

まずは、核心からお話しします。

 

「でも〜」「けど〜」

というのは、その言葉を発した人の「ストーリー」なんです。

まだ、何かが起こる前からその人は、自分の中でうまくいかない(場合によってはうまくいく)ストーリーを持っているのです。

例えば、スモールビジネス(美容院の場合も)ではこんなことが言えると思います。

たいてい、社長の言うようにお客様に接していれば、売り上げは伸びます。

(その社長が実務を全く知らない2代目とか3代目でなければ…実務を知っていて、さらには自分の夢を持った2代目・3代目は違いますよ!)

 

たったそれだけで伸びます。

なぜなら、その人がお客様にちゃんと売ってきた結果で、今日があるからです。

 

 

しかし、実際に結果を出している人のそばにいて、アドバイスをもらっても「でも〜」という人がいます。

 

これは、何もスモールビジネスの上司と部下・先輩・後輩に限った話しではありません。

 

僕は大成功者と言われるような人のそばでも同じことを言っている人を見たことがあります。

100万円くらいするセミナーに参加してる人の中でも同じようなことを言っている人を見たこともあります。

で、長いこと不思議に思っていました。

上司と部下でも意味不明なことなのに、「良くなりたい!」と思って自分でお金を払って参加しているセミナーにもそんな人がいることが。

 

で、長いこと観察し、研究してきた結果わかったことは

 

結局のところ、そういう人は「でも〜」の後のマイストーリーを隠し持っている。

 

ということがわかりました。

その人が、どの時点で(3歳なのか小学生の頃か、高校生の頃なのか)そのストーリーを創りあげたかはわかりませんが、その本人にストーリーに修正を加える意志が無いと、周囲からのアドバイスほど無意味なものはないのです。

 

そして、そのストーリーは、その人にとっては唯一無二の絶対最高のストーリーなのです。

 

例えば僕にもこの例はある分野であてはまります。

それは健康です。

「食べ過ぎないほうが身体に良い」ということは、脳で知識として持っているにもかかわらず、「出されたものは残してはいけない」というストーリーが常に優先順位の上位にきてしまい、確実に食べまくって太りました(笑)

 

これが僕にとっての唯一無二の絶対最高のストーリーだったのです。

余談ですが、お腹を壊してココ最近はおかゆとヨーグルトを少々。お酒なしの生活を送っていますが、普段とまったく同じ量の仕事ができています。

完全に必要のないエネルギーを摂り過ぎていたことを自覚して、食に興味を失いつつある近頃です。

 

このように、その人の中にマイストーリーが君臨していて、

そのマイストーリーはその人にとっては、どんなに不合理だと頭でわかっていても!

どれだけ周囲の人が「良い」と感じることを言ったとしても!

 

そんなのは関係ないのですね。

 

こんな人は、たいていみんなにバカにされています。

バカにされないように持ったマイストーリーが、バカにされる結果をうんでいたりもします。

 

バカにはされていなくても、頑固で話していても発展しない人。という烙印を押されたりもします。

どっちにしろ、ポジティブな結果にはなりません。

ここまでは「でも〜」の本当の意味をお話ししました。

 

ここからは、「でも〜」の後のストーリーをどうやって一緒に変えていくか?という話ですが、最初に正直に言います。

本当は、そんなこと無理です。

こちらが、相手を変えることは無理です。無理なことだし、する必要性も無いことです。

やろうとすることじたい、時間の無駄だし横柄なことなのです。

 

 

ただ、誘うことはできるんです。

 

「一緒に変わらない?」という風に、誘うことができて、相手がその誘いにのることがある。というのが真実です。

 

なので、あなたが上司や部下に何かアクションをとる時に1番最初に決めるのは、「どれくらい誘うか?」ということです。

ここを決めていない人は、相手のための行動もとれないし、そもそも自分のための行動も行うことはできません。

 

僕の場合は、モノゴトによって回数が違います。

自分の仲間に対して、仕事の内容を語るなら400回を基準にしています。

 

しかし、その他のことは例えば1〜3回くらいです。

※その他のこととは友人や家族に対してのことが多いです。

 

これを決めているおかげで、無駄な労力を割くこともなく、本当に大切な人と大切な時間の使い方ができています。

 

デメリットは(僕にはデメリットでは無いのですが)「他者から冷酷に見える」というくらいのもんです。

※相手がその行動をとるまで言い続ける。という僕の美学と、言ってもわからない人はわからない。という2つの軸があって、その交差しているポイントから外れないようにいつも自分の内側をチェックする。僕には、そうやって自分のことを見ることしかできないのです。きっと、すべての人がそうだとは思いますが…

 

 

「でも〜」からあなたの見ている未来に誘うときの鉄板ルール

 

では、最終章!

「でも〜」「けど〜」と言っている他人を変えることはできない。ということが、腑に落ちた人は読み進めてください。

“あなたの見ている未来”というのは、会社の発展でも、その人の成長でも、売り上げアップでも何でもかまいません。

 

ただ、あなたが描いている自分も相手もハッピーな未来のことです。

 

 

鉄板ルール その①

鉄板1

「でも〜」の後の言い訳をしっかり聞く。

まずは、言い訳をしっかり聞きましょう。

 

もし、この時点であなたが言い訳をしっかり聞きたくない場合は、その人とはさよならです。

「それでもいいな」と思っている場合は、そうしてくださいね。

 

 

言い訳をしっかり聞くのは、その人を責めるためではありません。

その人がどんな「マイストーリー」を持っているか、知るために聞くだけです。

ここでは、すぐに共感する必要性はありません。
(すぐに他者に共感できてしまう人は、客観性を持つように意識して聞いてください)

ただ、物語りを聞いて、どんなあらすじなのかを把握する。

ここですることは、それだけです。

 

 

鉄板ルール その②

鉄板2

 

疑問をなげかける。

初めて、子供が物語を聞いた時は、とにかく質問が多いのです。

 

例えば、

  • なんで鬼退治に行くの?
  • なんで、桃なの?りんごじゃないの?
  • なんで猫は入っていないの?

と。無邪気に質問します。

 

あなたも、相手のマイストーリーに質問してみてください。

この時の注意事項は、答えを期待しないことです。

 

あなたが、相手に質問してイラだったとしたら、それはあなたが勝手に答えを持っていた。という証拠になってしまうわけです。

 

初めての物語りに、勝手に答えを期待しないで聞く。というのが最も大切なことです。

 

鉄板ルール その③

鉄板3

あなたの物語りを聴いてもらう。

 

相手の物語りを聴いたら、今度はあなたがあなたのマイストーリーを披露する番です。

この時点で、相手の「でも〜」に対して、なんにも意見していません。

 

そして、あなたのマイストーリーを語った後には、相手の感想をきいてください。

 

 

まとめ

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この手法は、相手のマイストーリーに「クラック(ひび)」を入れる方法です。

そして、その小さいクラックにあなたのストーリーを差し込む方法なのです。

後は相手の判断です。

 

説得をしないので、疲れることも裏切られた気分になることもありません。

 

多くの人が上司にも部下にも「説得」を試みて、心が折れています。

いつも相手の「でも〜」と戦って負けているのです。

 

 

この方法は、戦わないので不戦勝です。

 

 

普通、売れている美容師さんでも営業マンでもみんなこの方法を自然とおこなっています。

お客様には!!!!

でも(ここで使うんかい!というツッコミはスルーします☆)

 

なぜか自分の上司や部下には突然できなくなる人が多いのです。

機会をつくって、その理由も今度お話ししたいと思います。

 

ぜひ、「でも」という仲間のいいわけを読みとって、あなたのビジネスの障害を取り除いていってみてください。

みんなありのままの自分で働けた嬉しいですね♪

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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2016-02-19 | Posted in マネジメントNo Comments » 

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