卑屈な新人に接する時の5つの方法

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

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田口 淳之介 プロフィール 
 [副題 あなたにとってボクのことはどうでもいい]

 

 

 

卑屈な新人への対応_jun_manager

ここ最近”卑屈な新人”というキーワードでこのサイトに訪れて(検索して)くれる方が多いので、卑屈な新人を卑屈じゃなくして、伸ばしていく方法の初期段階について記事にしてみました。

 

卑屈=[名・形動]いじけて、必要以上に自分をいやしめること。また、そのさま。

 

 

簡単に言うと「どうせ私なんか~」という人のコトを卑屈な人。と言えますね。

 

 

では、どのようにして卑屈を解いていくのか?早速、具体的な方法をご紹介!

(卑屈の度合いによりますが、あまりにも卑屈だと感じる場合は、専門のドクターのところへ行ったほうがいいと思います。それは卑屈じゃなくて、心が病んでいる場合です。この記事はあくまでも”卑屈”な新人についての記事です。)

 

 

本人に「卑屈」の自覚があるか聞いてみる

lesson_1 

まずは、本人が自分自身のことについて「卑屈な人」という自覚があるか無自覚かで”対処方”が変わってきます。

 

ボクの場合は、

 

「君はいつも、どうせ私なんか。。。ということを言うけど、聞いていてすごく気分が悪いんだ。

君は自分が卑屈になりやすい。ということをわかってやってるの?それとも、自分で気づいていない?」

 

 

と聞きます。

 

 

この質問…

 

 

えっ! あまりにもストレートじゃない?

 

 

と思った方は、卑屈な新人に心理的に引っ張られてるかもしれません。

 

質問をボカしてしてまうと解決になりませんから、ココはストレートに聞いてみましょう。
(ストレートに質問できない人のところに”卑屈な人が集まってくる”というデータもありますが…その件については、また別の機会にお話ししますね)

 

 

ちなみに、ボクの体験上ですが『卑屈だな〜』と感じる”9割以上の新人”が「わかっています」と答えます。

そして、本当はそんな自分を変えたい。と思っています。

 

 

そのことを言葉にする機会を創るかどうかはこちら次第であり、相手が言葉にするかどうかもケースバイケースですが。。。

 

 

本人に自覚のない場合は(事前に了承をとって)その新人じたいが話していることを、録音して本人に聞かせてあげてください。

本人が、自覚するとこから、変化はスタートします。

 

 

卑屈になっていて、どんなメリットがあるのかを聞いてみる

 lesson_2

絶対N.Gなのは『もっと元気に!』とか『もっと前向きに考えよう!』とアドバイスしたり、応援することです。

 

卑屈な人からしたら『それができてたらこんな状態になってないわ!』と思われるだけです。

そして、そもそも卑屈な人はなっていないのです。

 

また、あなたがイライラしてるのを隠して、優しくするのもN.G行為です。

 

イライラする場合は、あなたの”イライラしてる”という気持ちを真摯に”優しく伝えましょう”

 

 

そして、卑屈な新人に聞いてみます。

「卑屈になっていて、君のメリットはどんなコト?」と。

 

しかし、こう聞いてもまず、相手が普通に「〇〇というメリットがあるんですよ〜」とを言ってくれるコトはありません。

 

 

その代わり、デメリットを言ってきます。

そこまでデメリットがわかってるなら『卑屈でいるなよ!』と思ってしまっても、そこはこらえてください。

 

そして、この思考パターンが卑屈な人あるあると言っても過言では無いのですが…

質問に正しく答えないのですね。

 

その代わりに、自分の中にある『卑屈であるべき正当な物語』を語ってくるのです。

なので、ここでも真摯に「聞いていることに答えて欲しい」と伝えなければいけません。

 

 

また、人間は頭でわかっていても、心では違う選択をしてしまう生き物です。

そこを整えてあげないと、変化が起きないのですね。

 

 

辛抱強く聞いた後に、もう一度「メリットは?」と聞きます。

「一般的な答えじゃなくて、君にとってなんらかのメリットがあるから、”卑屈な自分”をやっているとしてさぁー」と言う感じで聞き出します。

 

 

これが難しくてできないよ!という方は、直接しかお伝えすることができません。

すみません…

ブログ記事でお伝え可能な限界です。直接お問い合わせください

 

 

もしかするとですが、◯◯がメリットかも。を受け入れる

lesson_4

卑屈な人がよく持っている、その人固有のメリットは以下のようなケースが見受けられます。

  1. 自分への期待値を下げておいて、チャレンジで傷つかないようにしている
    (またはチャレンジしなくてすむようにしている)
  2. 責任を負わないで済むようにしている
  3. かまってほしくて、ネガティブな自分アピールに卑屈を使ってる

 

もしかすると、1~3のどれかかもしれないし、全部かもしれません。

または別のコトかもしれません。

 

 

ただ、1~3の対応策を身につけておくと、ほとんどの「卑屈」に対応できる基本を身につける事になりますから、少し掘り下げておきます。

 

lesson_3 

自分への期待値を下げておいて、チャレンジで傷つかないようにしている

何かにチャレンジして、失敗して傷つくとどんな風になるのでしょう?

本当は何も失うものなんかありません。

 

ましてや新人には、全くと言っていいほど無いのです。

責任者としては、新人の時に様々な失敗をして経験値をあげて欲しいと思うのも当然ですね…

 

 

ただ、当の新人には『チャレンジする!』ということを想像するだけで怖いコトなのです。

 

そこだけは理解して、関わっていきましょう。

そして、このパターンの新人には、(何かをやってもらった時に)仕事を褒めたり叱ったりする以前に!

 

確実なフィードバックを行うようにします。

そのフィードバックを行う。ということに、責任を持つ人が責任者であり、上司だと思います。

 

フィードバックは様子を見ながら行います。

その様子を見る。の目的は、新人の様々な”許容範囲を広げていく”ためです。

 

 

「普通のでき」でもそれに満足したらすぐに次の目標を一緒に創り、その時のフィードバックに慣れさせるコトです。

失敗への免疫を作るには「失敗」があるわけではなく、フィードバック(ポジティブ・ネガティブに関わらず)があるだけのことを体験させてあげます。

 

人は「慣れる」生き物なので、そこを上手に使った例です。

 

 

責任を負わないで済むようにしている

このタイプの人は、長年責任から逃げるコトばかりをしてきた、ある意味でその道のプロです。

おつかいや、報告などの「ちょっとしたコト」から責任をおわしましょう。

 

最初が肝心なので、責任を全うしない場合は確実に最後までやり遂げるようにサポートします。

これを繰り返してると、卑屈になる暇がないので、だんだんと卑屈さが薄らいでいきます。

 

 

かまってほしくて、ネガティブな自分アピールに卑屈を使ってる

このタイプが一番、時間を必要とします。

このタイプは「褒められないのはいい。でも、無視されるのは嫌だ。」という考えを持っています。

 

だから、最初からふてくされた感じで接してきて、注意をされるのを待つ傾向にあります。

そして、注意されたところを完全に克服してしまうと、無視されるんじゃないか?

という気持ちがあるので、絶対に良くしようとはしません。

 

 

ボクの場合は、このタイプにはものすごく感情的に接していきます。

そして、このタイプの人が「卑屈」じゃない時に、楽しく接するような時間を創ります。

 

これは「もう あの卑屈さをださなくても、ボクは君のそばにいるよ」というメッセージです。

 

もちろん、その新人スタッフの「卑屈の根の深さ」によって共にする時間は違いますが、そこらへんのバランスを考慮しながら接していくのがスモールビジネスの経営者・幹部の仕事とも言えます。

 

 

ここまできたら確実に半分以上は解決です。

後は、焦らず、ゆっくり新人の成長を応援していく感じになります。

 

 

最後のテーマ《自分がポジティブ過ぎないか?確認する》

lesson_5 

卑屈な人とは、卑屈な人のみで存在することはできません。

「こいつ 卑屈だなぁ~」と判断してる自分がいて、初めて卑屈な新人は誕生します。

 

 

自分が「ポジティブな未来」を描いていると、少しでも反応が悪い人は「卑屈に見える」ものです。

 

また、新人が複数人いて、リアクションが薄いだけでも「卑屈」に見えたりします。

自分と卑屈な新人の心の距離はどれくらい離れているのか?

 

自分から歩み寄る気があるのか?

相手を変えようとしていないか?

 

ここはすごく大切なポイントです。

このポイントを外してしまうと、卑屈な新人はさらに卑屈になって、あなたの声は届かなくなってしまいます。

 

 

ぜひ、セルフチェックしながら、新人とつながってみてください。

 

 

 

 

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2015-04-14 | Posted in 従業員育成Comments Closed 

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