新人にこのことはもう伝えた?3つの働き方からどれを選ぶのか!
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田口 淳之介
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読了時間 約 6 分です。
先日『営業』という仕事について。
そして『従業員教育』について、顧問先の会社で講師をしてました。
そこで話させてもらった“こぼれ話し”みたいなのが、予想以上に受けていたのでシェアします(笑)
働き方には大きく分けて3つあることを伝えておく
まず、働き方というか、仕事に対する取り組み方って、色々あると思うんですね。
で、その取り組み方によって、手にする結果も変わってくると思うんです。
大切なのは、自分がどんな働き方を選択しているのか?
その働き方に自分自身・仲間(会社の上司・部下)双方に、納得しているのか?
これって本当に大切なテーマです。
この点に不一致(雇用主・上司・先輩・家族などと)がある人は、仕事が続かないですよね。(悪い意味で)
では、どんな働き方があるのか、A・b・Cの定食になぞらえて説明してみたいと思います。
では、それぞれ説明を付け加えますね。
《働き方A定食:ガッツリガッツ系》
仕事に邁進している状態の働き方です。
現在、雇われていても、将来独立したら、事業をうまく切り盛りできるような人。
また、組織内でも出世していくタイプの人は、仕事量が圧倒的に多いものです。
やはり仕事というのは、量から質へ転化していくわけで。
お金に関して言えば、若い頃は持っていなくても、仕事の能力がアップして、周囲に対しての貢献度に比例して、どんどん増えていく。
そんな経験をする人が多いと思います。
このタイプの働き方を選択している人は、仕事はできますが、気をつけないとプライベートがボロボロになりやすい傾向にあります。
なぜなら、プライベートより仕事を優先するので、身近な人と心の距離が生まれやすいからです。
《働き方定食B定食:普通が一番ナチュラル系》
ある意味で、すごくバランスが良いタイプなのが、このB定食を選んでいる人です。
但し、仕事に関しては、すべてが“並(前後)”くらいです。
なので、本人は今いち評価されていないように感じやすく、それが不満になる可能性があります。
働き方B定食が一番安定しているように見えて、心の中に抱える葛藤は、3つの働き方の中で一番大きいのかもしれません。
《働き方定食C定食:プライベート重視派!労働無気力系》
このタイプの働き方を選択している人は、仕事に意欲が無いことを、自分自身も周囲の人も認知していることが多いものです。
そのため、悩むことが少なかったりします。
(まったく悩むことが無いとはいってませんよ!)
“仕事に真剣になる”ということが殆どないので、仕事を通じての成長はあまり見られません。
そのため、周囲に対する貢献度も低く、収入も増えにくいのです。
また、プライベートな時間確保はしっかりと行うので、『自分の時間』をたっぷり持つことができます。
友達づきあいや家族との時間を大切にしやすいのがメリットです。
よく問題となるのはこの2つのケース!
どの働き方も、それぞれにメリット・デメリットがあります。
そして、あくまでも働き方というのは、個人の『選択の自由』があるべきものだと思います。
(働き方に選択の自由があるということは、雇用にも自由があります。但し、最初に雇用主と雇用される側は意志をすり合わせておく必要があります)
ここで問題になるのは次の2点です。
- 働く本人が“自覚のない選択”をしていること
- 自分の好きな働き方を他人に押し付けること
この2点です。
それぞれ、詳しくみてみましょう。
働く本人が“自分の働き方を、自覚なく選択していること”
例えばですが…
働く本人が自覚なく、C定食の働き方を選択しているとします。
当然、時間はあるけどお金が少ない。という状態になります。
仲間や上司に認められることも殆どありません。
当然です。
なぜなら、仕事ができないからです。
(仕事ができないのは、仕事を修得するために自己投資しないからですね。)
しかし!!
この人が「給与が少ない」とか「評価されていない」と言い出したら…
『当たり前だろ!』ってことなんですが…
当たり前なんだけど。
当たり前のことをみんながみんな『理解している』とは限らないわけです。
これ、すご~く大切なことです。
大切だからもう一回言います。
当たり前のことを、みんながみんな『理解している』とは限らない
だから、新人には特に!(中堅にもベテランにも必要な場合もあるかも)
この働き方定食の説明をする必要があるのです。
この働き方なら、こういう風になることが多いです。
もちろん、例外もありますが。
それでも、こういう風になりやすい傾向があります。
と。
自分の好きな働き方を“他人に押し付けること”はN.G
もう一つ、問題になるケースが『自分の好きな働き方を他人に押し付けること』です。
よくあるのがA定食の働き方をしている人が、B・C定食の働き方をしている人に『これくらいはやれよ』と押しつけるケースです。
現代は、普通にアドバイスしたつもりでも『押し付けられた』と言われる時代です。
パワハラって言うらしいです。
そういうの。
どれだけ、相手のためを思っていても。
相手の成長を願っていても。
押し付けたらアウトなんですよ。
もちろん、押しつけるのは良くないことです。
ただ、どこからが『押し付けた』になるのか…
とっても難しい問題ですよね。
自虐の意味を込めて言います。
38歳のボクの『普通』は、今を生きる20代の方には、99%パワハラ認定になりえます。
昭和55年生まれ以前の人の『普通』は、ある意味で通用しないんです。(と、思ってたほうが安心です)
自分の『普通』は危険思想。
(個人的には)そのくらいに思っていてちょうど良いような気がしています。
話しを戻しますね。
相手が望んでいる状態になるためには、どんな働き方(働く時の心の姿勢・ふるまい)が必要なのか?
そのことを教えることができないと、多くのスモールビジネスの現場では、にっちもさっちもいかなくなります。
これからの時代は、より上司・先輩に『伝える技術』が求められると思います。
それも、仕事の内容だけでなく、その一つも2つも前の段階から伝えていく技術です。
大切なのは『一緒に確認』からの『合意』
スマホを携帯ショップに買いにいくと、何枚もの契約書にサインさせられます。
一つ一つ読み上げられて、チェックボックスにチェックを入れながら。
で、ボクはいつもこう思います。
『昔って、携帯買いにいっても、こんなに(時間)かからなかったよなぁ』と。
手にする端末はメチャクチャ便利になってるけど、それを手にするまでがメチャクチャ不便になってるんですね。
従業員教育も同じです。
教育のための考え方や、ハウツーは沢山あふれています。
ナニを選んでもやりきれば成果があがると思います。
しかし、教育する側・される側が、一緒に確認して、合意をとっていくことを怠れば、全部が壊れてしまうわけです。
誰かの上司、先輩という立場にある人は、一緒に確認&合意をとるを面倒くさがってはいけないのです。
きっとね。
まとめ
人間は仕事するためだけに生まれてきたわけではありません。
でも、仕事に真摯に取り組み、その仕事を通じて成長し、多くの人に助けられ、仲間が増えていくことは素晴らしいことだと思います。
ボク自身、仕事があること。
仕事ができることに、いつも喜びを感じています。
(喜べるような仕事しか選択していない。という理由もありますが)
昭和生まれのボクの本音はこうです。
『20代の人には仕事でも、なんでもいいんだけど、無我夢中になれることをして欲しい』
そう思っています。
無我夢中になった経験は、すごい財産になると思うからです。
バランスを崩す経験が、後にバランスをとれるようになるためのステップにもあると思うんです。
労働時間には縛りがあるけど、夢中になれることは時間を忘れられるから。
あなたは、どう感じますか?
自分の納得する働き方をしたいですね♬
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最後までお読みいただきありがとうございました♪