部下と一緒に創る売上!『社長』には3タイプあること知っておく
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田口 淳之介
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売上を創る
これは、会社の規模がどれだけ大きくても、小さくても…
「社長」なら、みんながしなきゃいけないことですよね。
で、部下のいる社長は、部下にも『売上をつくれよと思っている』のが普通です。
理由や、言い方は様々だとしても…
『社長』なら、だいたいみんな同じように思っています。
ボクは色んな社長に出会い、対話し、相談したり、相談されたりした中で気がつきました。
だいたい社長というのは、3種類のパターンに分かれることを。
3種類パターンというのを説明しますね。
部下に『売上を上げろ〜!』と激励したりキレたりするタイプ
このタイプの社長は、部下が『真剣に働いていない』と感じやすい特徴があります。
もっと頑張れば、君だってできるはず!
そういう期待が部下に対してありますから、発破をかけるわけです。
この方法、明らかに仕事のデキる部下がサボっているなら、効果は見込めるかもしれません。
しかし、全体的に言えば成功確率は高くないと思うんです。
なぜなら、多くの場合、部下は『ナニをどう頑張るのか?』を理解していないことが多いからです。
また、わかっていたとしても『頑張れ!』の号令だけで、人が頑張り続けることは難しいものです。
というのも、いつも激励したり、キレたりしていると、部下も『いつものことだ〜』と、慣れてしまうからです。
「うちの社長はあんな感じですよ〜」と言った具合に。
売上げを“すぐに”創れそうな人を雇うタイプ
部下に『売上を上げろ〜!』と激励したりキレたりするタイプの人が、思うように成果が出ないと疲れてきます。
すると、『部下に言っても無駄』と感じます。
こう感じると、「最初から売上を創れる人を雇ったほうが早い!」と、頭の中で結論が出ます。
これは、一見当然のことですが…
最初から売上げを創れる人を雇うのも、これまた簡単な話しではありません。
まず、“そもそもすぐに売上を創れて、自社に来てくれる人がどれだけいるのか?”という問題があります。
次に、優秀な人を雇うにはお金がかかります。
お金が潤沢にあれば良いけど、そうでないと難しい話しです。
ビジネス的には“すぐに成果を出せる人”を雇うというのは、有効な一つの方法です。
しかし、条件が揃わないとカタチにするのが困難とも言えます。
売上げの創り方を部下に教えていくタイプ
売上げを“すぐに”創れそうな人を雇うタイプの社長が狩猟型としたら、売上げの創り方を部下に教えていくタイプの社長は農耕型と言えます。
スピーディーに成果を出すのは難しいかもしれませんが、着実に会社が成長していきやすいとも言えます。
社長業の中に『人を育てる』という分野を入れているので、辛抱強さが見られるのも、このタイプの社長が持つ特徴です。
番外編
詳しくタイプ別でみていくと、番外編があります。
(記事を書いていて、思い出してきたので番外編として追加します)
社長自ら売上を創ってしまうタイプ
このタイプの社長は、自分が最前線で売上を創ることが大切!と考えている社長です。
もちろん、スモールビジネスでは、「社長自ら売上を創る」というのは、とても大切なことですね。
問題は『規模を大きくしたい』とか『みんな(部下)にも成果を創って、成長して欲しい』という想いがあると、葛藤が生じます。
その葛藤が膨らむと、自分で売上げを創ったとしても、どこか素直に喜べない感覚が生じます。
このタイプの社長は「会社としては上手くいっているけど、心の中にシコリがある感じ」というような、悩みを抱えています。
思考停止状態に陥ってしまっているタイプ
ナニをどこからやっていけばいいのか?
自分でもサッパリわからない状態に陥ってしまっている社長です。
このタイプの社長は、2代目、3代目など、事業を引き継いではみたものの…
「そもそも、本当にこの仕事がしたいのか?」
という疑問を抱えている社長に多いです。
どうしても「すでにあったものを守らなくてはいけない」という前提があり、さらには人間関係のしがらみなんかもあって、息が詰まる思いをしています。
息の詰まる日々が続く中で、だんだん仕事や自分の人生について考えても、楽しいことが考えられなくなり、気がついたら思考停止状態に陥ってしまっているケースが多いです。
良いとか悪いの話しではありませんよ!
上記にあげた“社長のタイプ”というのは、どれにも一長一短があると思うんですね。
決して、これは良いけどこれは悪い。という話しではありません。
その社長を取り巻く状況や、気持ちがあってのことだからです。
また、社長業というのは、事業形態、規模などによって、やらなくてはいけないことが違うと思うんです。
逆に、どんな会社のどんな社長でもしなきゃいけないのが、お客様に信頼されて、売上を創るコトと言えます。
もし、この記事を読んでくれているあなたが「社長」なら、自分がどんなタイプの社長なのか?
もし、この記事を読んでくれているあなたが「幹部」なら、社長がどこのタイプに近いのか?
冷静に考えてみてください。
そして、「どうして、そのタイプで仕事をしている選択をしてるんだろう?」と考える時間を創って欲しいんです。
さらに、社長(自分自身が)がどんな気持ちを感じているのか?
感じ取る意欲を持って欲しいんですね。
良いとか悪いとかの判断を下す前に。
もう少しだけ自分自身のことや相手のことを“想う”時間を創る。
そういう習慣をもつことは、きっと無駄なことではないと思うんです。
あなたはどう思いますか?
ぜひ、トライしてみてくださいね。
タイプ別でそれぞれ、取り組むべきテーマが違います。
「流石に、しんどいよ」と感じていたり、「心をオープンにして話す人が、身近なところにいないよ」という方は、ご相談くださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました♪