私自信が無いんですけど…っていうスタッフを自由にする言葉
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
“スタッフ”と言っても、ホントに色んな人がいますよね。
色んなスタッフと接していて思うのは、
自分の魅力を思う存分発揮して輝いて欲しい
ということです。
そして、経営者もマネージャーもスタッフも、みんなお互いの関わりから、様々なことを学んでいるわけです。
しかし、学んでいる最中のスタッフが行き詰まってしまうと、こんな言葉が出てくることもありますね。
「私、自信が無いんです…」
「自信が無い」とスタッフに言われたら、あなたならどうしますか?
自信がないって何?
僕は正直に言うと、この言葉をスタッフから聞いても、若いころは意味が全くわかんなかったんです!
なぜかと言うと、僕自身が“行動”を起こすのに「自信がある・ない」なんて考えたことがなかったから…
僕の中では「自信」ってなんだ? そんなもの、持った覚えが殆どない。
そんな感覚でした。
ということで、一応ググってみると
自己を信頼する気質
とありますね。
僕はここでピンときました!
僕の場合だと、できることはできると信頼してるし、できないことはできないと自分のことを信頼している。
わかりにくいですか?
例えば「箸」を使ってご飯を食べる。
僕は箸を使ってご飯をたべることはできる=僕はできることを信頼している。
それでは同じ僕が、フレンチのコースをマナーに従って食べる。
これはできないことを信頼してる。やったことがないし、教わったこともない。
ということは当然できない。(初回はね)
当たり前のコトだけど…
教わったことや、自分で学んだりしてことも無ければ、調べたことも無い。
そんなことができるわけがない!
ということで、この話を”自信”という言葉の使い方に当てはめ直してみると、「自信が無いんです」ということを口にする人は、
できないことを信頼している
という状態のことを、言ってるんだと思うんです。
そう考えると「自信が無い」という言葉は少しおかしく感じてきませんか?
きっと、できることにだけ「信頼」をくっつけるから、できそうにないと決めつけていることに、スタッフは「自信がない」という表現を使っているのですから。
で、僕がスタッフに伝えることは、その全てがシンプルなことです。
そして、シンプルな行動の積み重ねがベースになるようなことばっかりです。
自信が無いって言っているスタッフへの華麗なる対処法
若いスタッフ。
まだスタートすら切っていないのに「自信がない」とか言ってくるようなスタッフには”正しい日本語を使いましょう!”って思ってしまうわけです。
それは自信が無いのではなく
まだトライをしていないだけ
ということだから。
で、トライに自信は必要ない。
もっと言えば僕の中で自信とは、
幻想
です。
多分、新人が入社してきて、何かにつまずいたり、自分を甘やかしてしまう時。
そんな時に周りにダメな自分を悟られず、それでいてヘルプ感をかもし出せる便利な日本語。
それが「自信」という言葉だと思います。
そもそも”トライ”すらスタートさせてない人が使う言葉じゃないと思うんです。
だから、この言葉をスタッフが使おうとする時。
(もう、いいそうな顔だなぁ〜って見てたらすぐにわかる 笑)
そんな時は思いっきり
「慰めてもらいまっせ〜的な顔」だったり、
「苦しんでるから、わかって〜的な顔」をしてくるわけですが、期待をしっかり裏切って(笑)…
「自信?なんだ?そりゃ。自信ってナニ?自信ってナニ?ねぇねぇ。。。ねぇってば〜」とうっとしく絡んであげたり、時に
「自信?そんな難しい言葉を使う前に、身体を使えばー!」と軽くかわしてあげたり、本当にバリエーション豊富に接しています。
そんなことばかりしている僕にはわかったことがあります。
スタッフ(仲間)は、そういう絡まれかたを経験すると、は文句を言わなくなるってことです。
(そりゃ〜そうだと思います。だって、慰めの真逆がそこに待ってるんだものね。僕でも文句を言わなくなる!)
皆さんもスタッフ(仲間)の
「幻想」に付き合ってしんどいなぁ〜
と感じていたら、フワッ〜と突き放してみてください。
色んなことがシンプルになります!
ちなみに、他にも「こりゃ幻想の話だな」とすぐに気がつく言葉があるので、ちょっとご紹介。
部下が言ってくる幻想の言葉
- モチベーション
- 考えたことなかったです
- えっ? いいんですか?
上司が言ってくる幻想の言葉
- 経営者は…
- 男は…
- みんなが…
- 従業員を守っていく
と、ホント、人によって、立場によって、幻想のような話しをしてくるケースは色々あります。
もし、あなたがスタッフ(仲間)と話していて「違和感」を感じたら、相手に「どういう意味?」って聞いてみてください。
そこで、意味不明のコトを言ってきたり、急に情に訴える感じにシフトしたら、それは相手が幻想を見て話してる。
そう思ってもらって間違いないと思います。
あなたの役目は、相手の幻想をぶち壊して、リアルなこと。
リアルなこととは、あなたも相手も笑顔になることです。
そんな意義のあることに取り組むものだと思いますから「自信が無いんです」なんて言葉に惑わされず、相手の本当の力を見つけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました♬