ずっと一緒に働いているんだからわかるでしょ!女性幹部のリアル悩み
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田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとってボクのコトはどうでもいい]
最近みんなに”J”って呼ばれてるジュンノスケです。
チームマネジメントを円滑に行う対話の方法とは?
リーダーシップ・プログラムを受講してくれている会社の幹部の方《美容院の幹部:女性:30代:有能なスタイリスト:仮名Yuiさん》から、部下とのコミュニケーションについて、こんな相談がありました。
最近、気持ちの面で不安定になるコトが多かったです。
上手く伝えられなくてイライラしちゃったりとか、
何で私ばっかり…とか。
ずっと一緒に働いているんだからわかるでしょ!とか…
どこかで、そんな気持ちを感じています💦💦
どうしたらいいですか?
いま、この記事を読んでくれているあなたも、ひょっとしたらYuiさんみたいな気持ちを感じているかもしれないですね。
部下とのコミュニケーションにおいて、イライラしたり、ゲンナリ感じる時に、上記のようなコトを感じているスモールビジネスの経営者・幹部は少なくありません。
できる上司は『自分のコト』をちゃんと伝えてる!
Yuiさんのように『自分自身の売上げを創る』というコトはできる。
けど、上司や部下を巻き込むようなコミュニケーション方法を知らずに、部下の育成・チームマネジメントに苦戦している。
そんな方にぜひ、この記事を読んでもらいたいと思って書きました。
あなたの理解者を増やして、活気あるチーム(会社)を創ろう!
この記事を読んでもらえれば、部下(仲間)との仕事上のコミュニケーションにおいて『イライラ』を感じたり、『不安』を感じたりする理由の一つがハッキリすると思います。
そして、記事に書いてあるコトを実践してもらえれば、部下と”心でつながる”コミュニケーションがとれるようになります。
そのコミュニケーションがとれるようになると、雰囲気が良く、活気のある職場づくりができます。
なぜなら、あなたと仲間のコミュニケーションが機能していると、そこには《安心・安全》な空気感が漂うからです。
安心・安全な場では、みんなが笑顔になります。
みんなが笑顔だと売上げ&利益アップしやすくなります。
※みんなが笑顔で働く。みんなで売上げを創る!そういうのに興味のない方はスルーしてね。
問題は、あなたが相手に”伝えていない”というコト
ボクに相談をしてくれたYuiさんからのメッセージ。
その一文に
ずっと一緒に働いているんだからわかるでしょ!
というものがありました。
こう言いたくなる気持ち、スゴ〜クわかります。
何年も一緒に働いてるんだから、自分のコト(あなたの考えているコト・あなたの気持ち・あなたの仕事のやり方etc…)を“わかっておいてくれよ〜”と、期待してしまう気持ち。
ほんと、この気持ちすご〜くわかるんです。
でもね、それは勝手な期待であって、むしろあなたを苦しめる”幻想”なんですよね。
なぜボクがこの期待を『幻想』と言い切ってしまうのか?
理由は、ボクがこんな考えを持っているからです。
『問題』があるからコミュニケーションがとれない、ではない。
コミュニケーションが無いコトが『問題』を生み出し、
その『問題』を拡大する!
ボクがこう思うようになったのには、理由があります。
昔々のお話しです。
ボクが4年くらい一緒に働いている部下から、プロジェクトの報告を受けていたんですね。
ボクは報告を受ける時に、まずは結論を聞きたいんです。
で、報告を元に『〇〇してね!』という感じで指示を出したいのです。
で、ボクはいつも通りのコミュニケーション方法で部下と接していました。
すると、その部下がボクの伝え方のせいですごく傷ついちゃったんですね。
もちろん、ボクに悪気はありません。
傷つけるつもりもありません。
ただ、ボクの持つコミュニケーションパターンに『結論だけを聞きたがる』があっただけです。
そして『なぜ?』をハッキリ言ってもらいたい!というのがボクなのです。
そんなボクが『なんで?』と、何回も矢継ぎ早に質問しているうちに、部下は尋問されているような気持ちになって、『怖れ』の気持ちを抱いちゃったんです。
『私だって頑張ってるのに、責められてる…』と凹んじゃったんですよ。
その時、凹んでしまった部下にフォローに入ってくれたのが、もう一人の部下でした。
(ちなみに、凹んでしまった部下は、プロジェクトにおいてボクとコミュニケーションをとるのが初めてだったのです)
凹んでしまっている部下に、
『ジュンノスケさんの言い方とか聞き方って、すごくドライだよね。共感を感じないよね…
でも、あれって悪気ないよ~。みんなにそうだから。ただ『なぜ?』がわかるまで聞いてくるだけだよ〜。
気にしないで!』
と伝えていました。
すると、凹んでいた部下が、
『ジュンノスケさんが悪気が無いのも、正しいコトを言ってるのも理解できます。
ただ、すぐに答えれなくて…どんどん”自分が悪い”みたいに感じて、怖くなってきたんです』
と、凹んだ理由を伝えていました。
この一部始終を見ていたボクは、凹んでしまっいた部下をそのまま食事に連れていきました。
まずは『ごめんね』と、お詫びをしました。
そして、
『ボクはなぜ?を知りたいだけで、責めたり怒ったりというコトは殆どないよ。
で、プロジェクトの時は締め切り時間があるから、とにかく”なぜ”かだけを聞いてしまうんだ。
驚かしてごめんね。
これからは『なぜ?』かだけをボクが聞いてくるってコト、知っておいてね』
と、改めてお願いしたのです。
ボクは、この経験から『ボクのコミュニケーションパターンを、ずっと一緒にいるからわかってるよな!』という、勝手な期待を抱いている自分がいるコトを知りました。
そして、その勝手な期待は、ナニも生み出さないと思ったので、捨てるコトにしました。
また、『自分のコトをちゃんと伝えるって、本当に大切なコトだ』と学んだのです。
ボク達は、
- 自分が考えているコト
- 自分の気持ち
- 自分の行動パターンetc…
を、仲間に全然伝えていないのに!!
相手に理解だけは求めてしまうところがあります。
自分のコトを伝えて、仲間と心がつながるコミュニケーションをとる3つのポイント!
自分のコトをちゃんと伝えないと、誤解されてしまう。
そのせいで仕事がスムーズにいかないと、結局は自分がイライラしたり落ち込みますよね。
そうならないために、大切なポイントを3つお伝えします。
自分のコトをちゃんと伝える
自分のコトを伝えるというのは、自分の気持ちと考えを話すというコトです。
- 自分がどんな気持ちを感じているのか?
- 自分がどんな考えを持っているのか?
その時々で、ちゃんと伝えていく。
別に長く話す必要もなければ、ちゃんと言おうとする必要もありません。
『ただ、伝える』ということを意識するだけです。
具体的には、『私は〇〇について、楽しい気持ちを感じてるよ』といった具合にです。
『私はナニも知らない』というコトをいつも思いだす
自分が『ナニも知らない』という意識を持っていると、謙虚になれます。
ボクは、何年一緒にいようが、相手に対して『ボクはナニも知らない』という前提を持つのは大切なコトだと思っています。
それは、相手のコトを”決めつけて見ないようにするため”です。
『何でも知っている』と考えていると、コミュニケーションを取る必要を感じられなくなります。
その気持ちが慢心を生み、チームを壊していきます。
だから『私はナニも知らない』という意識を持つように心がけてください。
『相手に私はナニも伝えていない』というコトをいつも思いだす
自分が『全て伝えてきた!』と、考えてもいけませんね。
まだまだ『ナニも伝えていない』と思うからこそ、
- 自分のコト
- 相手のコト
- 仕事の手順や具体的な方法
- お客様のコト
- サービス・商品のコト
など、話し合う意欲が出てきます。
ちなみに、コミュニケーションに真摯に向き合うと、自分が『ナニも伝えれていない』ことをどんどん実感していけます。
ボク自身、このブログで書籍にしたら40冊分くらいの情報を伝えてきました。
その結果、『伝える力』を磨くというのは、一生をかけて行うことだと感じるようになりました。
継続は力なり(笑)ブログ㊗️3,000,000文字達成のボクの想い
まとめ
結局、お互いが理解しあえる。
お互いのつながりが深まるコミュニケーションというのは、
- 自分のコトを相手に知ってもらう
- 相手のコトを自分が知る
このバランスがテーマです。
『上司は部下のコトをよく知らなければいけない』というのは、すご~く大切です。
がっ!『自分自身のコトを知ってもらう』というのも、同じようにすごく大切なんです。
部下があなたについて理解した分だけ、コミュニケーションは円滑に進みます。
その結果、あなたが『イライラ』を感じたり、『不安』を感じたりするコトが減っていくわけです。
さぁ!あなたもココから始めよう!
自分が普段、どれくらい自分の考え・気持ちを話しているのか?ぜひ、振り返ってみてください。
考えは伝えているけど、気持ちは言っていない…という方がすごく多いかもしれませんね。
でも、大丈夫!
どんなコトにもはじめの一歩があります。
明日は意識して、『私は〇〇と考えているよ』とか『私は〇〇な気持ちを感じているよ』と、部下(仲間)に伝えてみてください。
小さな一歩から、コミュニケーションが変わり、会社(お店)の雰囲気が変わり、売上げ(利益)が変わりだします。
ぜひ、トライしてみてくださいね。
近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング
各地で”インスピレーションマネジメント”の基本となる、コミニュケーションについて学ぶコトができます。
ピン!ときた方はぜひご参加ください。お逢いできるのを楽しみにしています。
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