実は生産的?上手な落ち込み方をマスターしよう!

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 5 分です。

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 

 インスピレーションマネジメントとは?

 

 

今回は『落ち込むこと』についてのお話です。

スモールビジネスの経営者・幹部が『ブルーな気分になる』ということについて、について思うところがあります。

それは、安定感のあるリーダーとそうでないリーダーの違いは『上手な落ち込み方を知っている!』という点だと思うからです。

 

 

仕事ができる経営者・マネージャーは『上手に落ち込んでいる』

「仕事ができるスモールビジネスの経営者・幹部は上手に落ち込んでいる」説は、僕が”仕事ができる経営者”を観察していて気づいたことです。

それと同時に、この観察を始めた頃の僕は『これが全然できていないんだ』 と、落ち込んだ記憶があります(笑)

 

普通に生きていれば、嬉しいこともあれば悲しいと感じることもありますよね。

当然…

 

しかし『悲しい気持ち=ブルーな気分』をしっかり感じている経営者・幹部は意外に多くはないのです。

 

ただ単に仕事ができるレベルの人は「ブルーな気分」を感じ取らずに、「もっと考えなきゃ!」とか「もっと行動しなきゃ!」と、すぐにポジティブな考えを口にして表面的な解決に向かっていました。

 

その結果、表面的には(その時は)解決しているように見えるのですが、実は何度も同じようなパターンの問題を抱えていて、一見ポジティブな様子に見えたのとは裏腹に、実は

 

心の奥底に『ブルーな気分』を引きずってしまっている

 

ようなのです。

 

しかし、本当の意味で仕事のできる人。

いわゆる『安定感のある人』の心の状態は図にするとこんな感じなのです。

写真:図にするとこんな感じ

 

 

図にするとこんな感じ...

 

何か嫌なことがあった時に、感情的に落ち込む(赤い 点のところ)まで しっかりいっているのです。

そこまでいかないと、感情的な浮上も中途半端になってしまう…ということに気がつきました。

 

その結果、先程お伝えしたように、同じようなことで中途半端に落ち込むことを繰り返す感じです。

 

安定感のある経営者は、しっかり落ち込んだ後は、感情的に自然と浮上するから、端から見ていても「何かを無理にする」という気負いを感じないのです。

 

 

僕が上手に落ち込むためにやっていること

僕自身が上手に落ち込むことをマスターする過程で大切にしてきたことをご紹介しますね。

 

 

いつも落ち込んでいる”コト”を落ち込んでいない時に探ってみる

これは、自分自身で『落ち込みやすいデキゴトのパターン』を知っておくということです。

好きなコトにもパターンがあるように、落ち込んでしまうことにもパターンがあるものです。

これを知っておくだけで、自分自身が落ち込むことを未然に回避できるし、さらには自分自身が向き合うテーマがわかりやすいのです。

 

 

「落ち込みだしてるな…」と感じたら、一人の時間をしっかりとる

落ち込みだした時というのは図の赤いポイントにいくまでです。

このタイミングでは、とにかく一人の時間を大切にしています。

 

個人的には、ドライブをしたりホテルにこもったりすることが多いです。

その時間に自分の気持ちと対話するのです。

  • 「この気持はどんなことを教えてくれているのか?」
  • 「なんでこんなに落ち込んでいるのか?」
  • 「何を改めれば、この気持を味わうことが減るだろう?」

というように、自分にゆっくりと質問して上げる感じです。

僕の場合は『落ち込む時は過度な心配があったり、期待がある』という傾向にあります。

自分の中に勝手なイメージ(期待)という理想があって、現実がそれと違う!ということに傷ついた時、僕は落ち込むことが多いのです。内容・程度の差はあれみんな似たり寄ったりじゃないかな?

だから、何がイメージと違ったのか?

優しくゆっくり自分に聴くコトが大切なんですね。

 

 

必要以上に落ち込んでいないかをチェックする

人間には想像力があるんですね。

だから『心配』も広げようと思えば、いくらでも広げられるわけです。

だからこそ、自分自身が『何を想像しているのか?』ということに自覚的にいたいと思うんです。

 

例えば他人の目を気にしすぎて『○○と思われていないか?』みたいな心配があったとします。

 

実は相手はそこまで僕のことを考えていない!なんてことも往々にしてありうるのです。

 

僕が勝手に「相手は僕のことを僕と同じくらい考えている」という想像をしているとしたら…

これでは『心配』が増えちゃうのも当然ですよね。

 

自分自身が想像していることを知るのは、自分を成長させるためにも守るためにも、とても大切なことだと感じています。

 

 

寝る!

『しっかりと睡眠をとる」と、リセットされることも多いですよね。

落ち込み&回復の奥義みたいなもんだと思っています。

あなたも嫌な気分になった時は『自分ではどうにもなんない!神様助けて!』くらいの気分で、寝てみてください。

リセットされたところから問題解決の糸口が見えてくることもありますから。

 

 

まとめ

photo:自宅に咲いていたアサガオ

 

おかしな言い方ですが

 

「さあ、皆さん上手に落ち込んでみませんか?」

 

と誘ってみたい気分です。

 

ちなみに、僕自身がスモールビジネスのマネージャー時代には『従業員の育成』にもちろん関わっていました。

 

で、部下が図の赤い点にいくまでは、基本的にノータッチ!

 

赤い点までいく。

そこから人は成長に向かうので、そこにいくまでは必ず『愛をもっての無視』が僕のルールでした。

赤い点で感じる気持ちは究極的にパーソナルなことだから『見守るしかできない』というのが正直なところです。

 

 

パーソナルなところに、上司とか先輩という立ち場を利用して介入したら最後!!

過保護な上司になっちゃうし、僕にも部下にもナンのメリットも無いんですよね。

 

いま、スモールビジネスの経営者や幹部のサポートもしていて「不思議だな」と感じるのは、自分自身が落ち込みの何合目かを感じとれるようになった時から、他者の『落ち込み度合い』が、だいたい理解できるようになったことです。

そういう勘が冴えてくるんですね。

 

スモールビジネスの経営者・幹部は従業員に安心を与えて、安定的な運営をしたかったら、「まずは自分自身に!」が合言葉ですね♪

落ち込むことでさえ…

 

 

 

 

 

  大阪(関西)の美容院経営者・幹部さんに届きますように♡僕の夢に協力してくれる方募集

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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2014-08-26 | Posted in チームマネジメントComments Closed 

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