あなたは部下の能力を奪っていませんか?マネージャー的 絶対NGワード5

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 5 分です。

InspirationManagement_マネージャー的絶対N.Gキーワード

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

田口 淳之介 プロフィール 
 [副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]

 インスピレーションマネジメントとは?


 

仲間を動かそうと思うなら「動かそうと思わないこと」という、禅問答のような格言を胸に、日々マネジメントに励んできました。

 

あっ!この格言は僕が勝手に言ってるだけで、厳密には格言ではありません(笑)

仲間(部下)には適切なサポートが必要なだけだと思うのですが、「動かそう」という気持ちが間違って作用すると、一見正しいように見えて!!全く、逆効果のキーワードも多々あると思います。

また、良かれと思って使っているキーワード(言葉)が仲間の能力を奪うことにもなりかねない!

 

実際に僕自身が間違って使っていて、大惨事にあったキーワード。

そして、今では絶対に使わないキーワードをご紹介していこうと思います!

 

マネージャー的 絶対NGワードベスト5

 

「考えろ!」

考えろ1

第1位は文句なしに「考えろ」です。

「考えろ」とか「もっと頭使え」というのは、僕が若い頃は普通(先輩)に言ってもらえた言葉です。

だから、悪気なく使っていたんですけど…

「考えろ」といっても、イメージが湧いていない人には「考えようがない」ということに気づきました。

「考えろ!」と言っても、相手に悩みを植え付けるだけなので、今はこう言っています。

 

「それについて知ってる人は思い当たることあるかな?」と。
(質問形式に変更しているのです)

 

この質問は、考える前の情報収集に目を向けているわけです。

情報収集がうまくなれば、人は自然とアイディアを持ち出すので、「考えろ!」は多くの若手スタッフにはNGワードです。

 

 

「悔しくないの?」

悔しくないの?

第2位は「悔しくないの?」です。

アスリート気質のスタッフにはいいかもしれません。

特に男性には、まだありかな?

 

しかし、「悔しくない」と言われたらそこまでです。

それよりも、本当にヤバイのは「悔しくない」のに、相手が空気を読んで「悔しいです」と言ってくる場合です。

 

「悔しいんだったら、◯◯して~」と話してしまいやすいわけです。

しかし、そもそも悔しくないので相手の心には全く響きません。

 

育ってきた時代背景(経済的・時代の空気感)が違いすぎて、若手スタッフの中に、この言葉が響く人は少ないのです。

そもそも、悔しかったら「悔しくないの?」なんて言われるような状況になってないはずなのです。

 

この言葉を言いたい時は、「この状態が続いたらどうなって、どう感じるかな?」と未来を想像させてあげた方が、より若手スタッフは自主的に動くものです。

 

「悔しくないの」はNGワードに入れておいてください。

 

 

「みんなで」

みんなで」

第3位は「みんなで」です。

僕がマネージャーとして、日々スタッフと関わる中で「みんなで」の概念を伝えるのが一番難しいと思っています。

というのも、これは僕の推論ですが20代前半のスタッフと僕らでは圧倒的に「遊んできた量」が違うからです。

 

缶蹴り、鬼ごっこ、ケイドロなど、子供の頃の「みんなで」遊んだ量のことです。

20代の若手スタッフの感覚としては、「みんなで」より「個人」が優先される傾向にあると思います。

 

良い、悪いではなくあくまでも「傾向」ですが、このことを念頭において、どう接していくのか?を考えておく必要性があります。

実際に、僕からしたら「冷たいな~」と感じることでも、若手スタッフ同士は同じ感覚なので、特別「冷たい」こととは感じていないのですね。「みんなで」というのは、言葉で言わず「みんなで取り組まざる得ない状況」を作ってからしか言えない言葉なのです。(現代では)

 

もちろん、その状況が揃った状態での活用はO.K!!

 

ただ、やみくもに「みんなで」と言うと、責任をとることを学ぶ機会を奪ってしまうので「個」を尊重してからの「みんなで」という条件がつくのです。

 

 

「頑張れ」

頑張れ

第4位は「頑張れ」です。

「頑張る」というのは、若手スタッフから言ってくることもあります。

しかし、その人なりには頑張っているかもしれませんが…

若手スタッフをみて「頑張ってるな〜」と感じたことは一度もありません。

 

残酷で、きつい言い方かもしれませんが、本当に「頑張ってる」と感じたことがないのです。

というのも、「頑張ってます」と自分で言える程度だからです。

 

だから、「頑張れ」という基準のない言葉は現代にマネージャーとして生きる人は使ってはいけないNGワードです。

「達成すること」を明確にした上で、何をどうするのか?といったような具体的な言葉で話す必要があります。

また、この言葉は使うのもN.G!!使わしてもいけないという「W」NGワードでもあります。

※僕自身はスタッフに「頑張れ」と思うことはほとんどありません。頑張るよりは「楽しい」ことを追求して欲しいです。
その中で「苦しく感じること」に出会っても「逃げるな」とは思います。

 

 

「見て覚えろ」

第5位は「見て覚えろ」です。

若手スタッフは「見て覚えません」

 

なぜなら「見る」という訓練が不十分なまま社会に出てきているからです。

 

子供の頃から、塾もあって、スマフォもあってTVにはテロップがふんだんに流れている。

 

そんな時代に育っている彼らは「見て覚える」という経験が圧倒的に少ない状態だと思います。

また、社会が色んなものごとを「わかりやすく伝える」という方向にグイグイ成長してきた時代に育っているので、見てわからないものを、理解しよう!というよりは、見てすぐわかるものを探そう!と無意識のうちになっている人が多いのだと思います。

 

インターネットとマーケティングがもたらした恩恵でもあり、損失でもあります。

 

「見て覚えろ!」と言いたい時は具体的に何を見てもらいたいのか?

「見て」どう感じたのか?気づいたことはあるのか?そのようなアフターフォローが必要です。

 

これも、アフターフォローという「条件設定」があって初めて使っていいキーワードで、そうでなければやみくもに若手スタッフを混乱させる言葉でしょう。

 

まとめ

 

NGワード5選はいかがでしたか?

NGワードは、言いたくなっても「グッとこらえる」類のものではありません。

 

「なぜ?自分はそれを言いたくなるのか?」

「言って相手は良くなるのか?」と自分に問うものです。

 

そして、N.GからO.Kへの言い換えが「質問」になっていたり、相手の背景を通して、相手自体を理解するようになっている点も注目です。

 

しかし、こうやって書くと僕がマネージャーとして、怒ったり叱ったりしない。と思われがちですが、そうではありません。

 

時には怒ります。怒る理由は「ムカついた」からです。

怒る理由に、長い理由はいらないのです。

ムカついたら怒るもんです。

 

「怒り」を隠して、大人ぶっていると若手スタッフに「真実」を伝えてもらえない人。とレッテルを貼られてしまいます。
他にも「怒り」を隠すことが、バカバカしい!という理由はあるので、別の記事に書きます。

 

時には、叱ります。叱る理由は「良くなってもらいたい!ケド、優しく言っても相手に入っていかない」と判断した場合です。

「優しく伝える」のと「ソフトにしか言えない」のは意味が違います。

 

これはすごく大切なことです。

ソフトにしか言えない男性が増えているから(柔らかい空気感なのはいいのですが)ちょっと頼りない感じもあります。

 

そんな若手を放っておいたら「仕事による技術の継承」が途絶えてしまいます。

厳しさも必要ですから、相手に寄り添うことばかりが大切なわけではありません。

 

ただ、寄り添い、相手にも寄り添ってもらうえるような自分になるには、やっぱり「こちらから」相手にオープンになっていくしかありません。

 

ぜひ、この機会にNGキーワードに潜む自分の思い込みを探ってみて欲しいと思います。

自分のことを理解して、相手のことを理解する!という気持ちがあれば、実はNGキーワードはすごく少なくなるとも思っています。

 

ぜひ、明日からスタッフ(仲間)と、自分自信の成長のお役に立ててくださいね☆

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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2015-03-16 | Posted in 従業員育成Comments Closed 

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