デニーズで目撃!手が空いたらでえ〜からに見るローカルビジネス☆
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
今日( )はなんだか朝からデニーズでブログ記事を書きたくなったのです。
「でも、10:00からパーソナルセッション入ってるし…どうしようかなぁ~」なんて思っていたら、妻にあっさりその迷いを見ぬかれ「早く行っておいでよ」の一言で、来ちゃいました。
アイスコーヒーを呑んで「なにを伝えようかなぁ〜」と思った矢先に!!!
隣の席のおばあちゃんが、デニーズの店員さんを呼んでこう言っています。
「手が空いたらでえ〜から、つまようじ持ってきてぇ〜。ごめんなぁ」
かなり名古屋弁が濃いです。
そして、店員さんが行った後すぐに、一緒に来てるであろうご主人(彼氏かも知れないけど、パートナー)に
「あの子は新人だで、(つまようじ)用意しわすれたんだわ。教えてあげないかん」
と一言。
あっ、別に盗み聞きしたかったわけではありませんよ。
店内が静かだから、ただ聞こえちゃっただけです。
で、その瞬間これは紛れも無く「ローカルビジネス最高の瞬間!!」と僕の中に電気が走りました。
お客様の方が新人さんより、そのお店のことを知っている。
だから、ただ単純に、店員さんが知らないことをお客様が「教えてあげる」という文化。
僕は、この文化は最高の文化だと思っているんです。
お金持ちほどこういう文化を持っている)
それを、デニーズのようなチェーン店のファミレスで見れてビックリしたんですね。
このデニーズが、完全に地域に溶け込んでいる証拠でしょう。
この文化は、サービス提供者とお客様という垣根が無くなって、一人の「人」をみんなで育てよう!というものだと思います。
これができれば、企業側は「従業員教育」という負荷がかなり減ります。
また、お客様からしても、自分が快適に過ごす空間にそのお店をカスタマイズしていくことができるのです。
誰もがWinWinです。
ねっ!最高だと思いませんか??
そして、次に僕の頭の中には「箸置き」が浮かんだのです。
箸置きもそうだし、割り箸の袋も浮かびました。
ほんのちょっと、添えるような「無くても困らない」けど、あると品位や思いやりが表現されるものです。
それが
「手が空いたらでえ〜から…」の部分です。
こういう一言って、日本語の言葉運びの美しさだと思うんですよね。
おばあさんの要求は乱暴に言ってしまえば「つまようじをもってこい」というものです。
それが、相手の置かれている身を想像して、そこに配慮をするからこそ「手がすいたらでえ〜から」が入るわけですよね。
こうやって、相手のことを想いながら人を育てる。というのは、本来とっても簡単なことです。
僕は、本来はとてもシンプルな従業員教育(スタッフ教育)を、OJT以外でなんとかしようとしている。
というのは、スモールビジネスにとっては、かなりの無駄だとも思っています。
特に、助成金に絡んだスタッフ教育とかやっているところは(やったことあるけど 笑)いずれ滅ぶとも思っています。
飲食のように、助成金で◯千万単位のお金を創って、さっとやめて、その次の出店資金にして…みたいな流れがあれば別ですが、そうでないところはかなりの確率で滅ぶはずです。
だって、スモールビジネスという商売で、お客様から喜んでもらったお金以外が…
すみません。
なんか、話しがずれていました。
この話しは、別の機会に。
で、こうやって、お客様に教わって、先輩に教わって、新人が仕事を覚えていって、フィードバックの受け取り方が上手くなっていく。って、ホント見てるだけで幸せですね。
もし、あなたが誰かの成長に関わっているなら、マニュアルを一緒にトレーニングするのと同じように、お客様との関係づくりにも寄り添ってあげて欲しいと思います。
僕が20代のころも、そんな先輩とお客様に沢山フィードバックをもらって、仕事を覚えることができたから。
きっと、あなたもそうでしょ?
最後までお読みいただきありがとうございました♬