自分で考えて行動できるようなスタッフを育てるにはどうしたらいいですか?

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 

 インスピレーションマネジメントとは?

 

 

自分で考えて行動できるスタッフを育てるには?基本的なマインドセット

inspirationmanagement_諦める

僕がスモールビジネスの経営者に質問されることの中で、上位を占めるのが

 

スタッフ(従業員)について

 

です。

 

その中でも、一定の数をしめる質問がこれ。

 

man

写真はイメージです

「いや〜ジュンさん…スタッフに自分で考えて、行動できるようになってもらいたいんだけど…
どんな教育したらいいんだろう?」

 

です。

 

で、僕の結論はこれ

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「あっ、無理です。そんな無駄なコト考えてるヒマがあったら、お客様が喜ぶような別のコト考えたほうがいいですね」

 

 

と、すごく残酷に聞こえるかもな答えですが、何も意地悪で言っているわけではありません。

 

ちゃんと理由があるんです。

良かったら、その理由を聞いて自分でスタッフ教育について自分で考えてみてください。

 

 

自分で考え、自分で決める人とそうでない人が世の中にはいる

世の中には、自主的に動ける人とそうでない人の2種類がいると思うんです。

どっちが良いとか悪いとかではなく、ただその2種類の人がいるだけです。

 

自主的に動ける人は、幼い頃から「自主的に動く」マインドで生きています。

そうでない人も幼い頃から、自分のスタイルを創ってきました。

 

そのどちらの人も社会に出て働き出します。

そして、大前提として“幼い頃から創り上げた自主的に動かないマインド”ってかなり根強くその人に定着しているのです。

で、20歳そこらで出会ったスモールビジネスの経営者・幹部が、自主性があまり無い(ように見える)人の幼少期から創り上げたマインドを(出会う以前の”20年間”)操作することはできないんです。

 

それくらい、人間に染み付いたスタイルを剥ぎ取って、新しいスタイルを注入するのは難しいことなんです。

 

 

逆に、こう考えてみてください。

自主的な人を依存的な人に変えるのも難しいですよね?

経営者や幹部のあなたが、いまの自分の『考え』や『行動力』を無くすのは、ちょっとやそっとではできないですよね?

 

 

自分で考えるの”もと”とは?

“考える”という行為のために最も大切なのは、リサーチです。

情報を集める力ですね。

 

情報を集めて、それを足したり引いたり、比べたり…

考えるというのは、考える”もと”の情報があるからできることです。

 

自分で考えられない(ように経営者や幹部からは見えてる従業員)というのは、そもそもリサーチができません。

 

なので、リサーチの仕方を教えれば、稀にですが考えられる人になっていくこともあります。

ただ、やはり大人になってからリサーチの仕方を教わるより、子供の頃からそういう習慣を持っている人の方が、考えられる人にはなりますね。

 

 

これが絶対ムリといい切れる”真実の理由”

スモールビジネスの経営者や幹部が、スタッフに「自分で考えて動け」と思う時には次のような思いがあります。

 

それはオープンだろうが隠されていようが…

「私のように考えて動け」という思いがあるのです。

 

そう!なんてったって、基準が自分なのです。

 

 

自分を基準にしているので、永遠に部下(後輩)は、あなたに追いつくことはありません。

ということは、部下が自分で考え行動できるようになったとしても…

「自分で動いて考えろ」と言った人を満足させることは、なかなか無いのが現実です。

 

もう一つは、実際にあなたの言うようなことができる人は、あなたから離れていく。という現実があります。

美容院とか整体院とか、そういうスモールビジネスでは特にそうでしょう。

 

最初は技術者として働いていた。

でも、考えられるようになってきた。

すると、だんだん意見するようになります。

 

 

スモールビジネスの多くの経営者は、この「意見」に対して、免疫がありません。

 

  • みんなで話し合って決めたい!
  • 部下と意見交換をしたい!

 

と口では言っていても…

実際に意見されたら「俺の言うことを聞いとけ!」となる人が一般的です。
(もう、数えられないくらいこういう経営者を見てきた…笑)

 

すると、意見してくる人に対して「うざい!」という感情を抱くでしょう。

そこまでいかなくても、意見する人の扱いに困ってしまうことがあるのです。

 

なので、本音はこうです。

 

「自分で考えて動けるようになってもらいたい。ほどよくね…」

 

という感じ。

 

 

まとめ

僕がお話してるのは、もちろんですが『全てのスモールビジネスの経営者・幹部に当てはまること』ではありません。

ただ、多くの方はこういう思考回路をもってますよ。という、一般論(ダークサイドな側面のね)だと思ってください。

 

 

 

スタッフが自主的に自分で考えて行動する

を本当に叶えたかったら、ある程度の期間とフィードバックする力。

そして仕事を『見える化』させる力。

 

さらには、経営者や幹部の質問力をあげるなど、

 

様々なことに経営者や幹部自身が取り組まないと無理

 

なのです。

で、取り組んだからと言って100%で実現可能なことでも無いのです。

そのくらいに割り切って、あれこれ試行錯誤していくしかないようなことを、簡単にできるわけが無いんですよ。

 

 

今回は、スモールビジネスの経営者や幹部の方の幻想を、さらーっと壊してみたくて、辛口でお話ししてみました。

この記事を読んでどう感じて、どう考えるか?

あなたはあなたの考えや気持ちにフォーカスしてくださいね。

※それでも、自分で考え動けるスタッフは育てることができますが…それはまた別の機会に。

 

 

 

  大阪(関西)の美容院経営者・幹部さんに届きますように♡僕の夢に協力してくれる方募集

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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2016-11-29 | Posted in 従業員育成No Comments » 

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