従業員があなた(経営者)の考え・想いを理解できるように話す方法

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 

 インスピレーションマネジメントとは?

 

 

僕がお客様と会社と自分たち(スタッフ)を大切にしてくれる人が育つためにやってるシンプルなこと

InspirationManagement_対話と知恵と実践

僕は、日々仕事において”微調整”をしています。

 

でも、時々「微調整ではダメだー!」と微調整の限界を感じて、根っこからモノゴトへの取り組み方を変えることがあります。

『抜本的な変化を意図的に起こしている』というと、なんだかカッコつけてる言い方になってしまいますね…

本当のところは、微調整ではモノゴトが展開していかなくなって「変えざるえないな…」と絶望感に似た気持ちを感じて、そうしてるようなものです。

で、根っこからモノゴトへの取り組み方を変える必要性が出る時は、必ず同じようなテーマ(問題)が2〜3件続きます。

 

 

大げさに言うと(僕の中では以外に大げさではないのですが)神さまからのお告げのようなもの。

僕にはそう感じられています。(個人的には無宗教ですよ(笑))

 

「淳之介。黙って変えなさい。そして、黙って自分自身が変わりなさい」

 

そんな風に誰かに言われてる感じがします。

 

 

で、最近もいくつかの同じようなテーマに直面して、僕がチームマネジメントにおいて必ずするようになったこと。

さらに言えば、意識的に取り組んでいることを1つシェアしたいと思います。

それは、

  • お客様のこと
  • 会社(お店)のこと
  • 自分たち(従業員)のこと

 

この3つのバランスを、若い従業員が自ら考えられるようになって、1つの答えを導き出せるようにするための行動です。

実際やっていることは、すごくシンプルなことです。

まず、一緒にお酒を呑みにいきます。


 


もちろん、相手に「呑みに行かない?嫌じゃなければ」と確認し合意を得てからいきます。

この『確認・合意』は、時代を感じますよね。

 

時代の流れの中で『必須項目』になった感じがあります。
(もちろんお酒があまり好きではない人なら、カフェでもいいんです)


 

そして、呑みながら相手に3つの立場を体験してもらうように対話していきます。

  • 「君が社長なら〇〇の場合どうする?」
  • 「君が入社1年目なら〇〇の場合どうする?」
  • 「君が入社5年目なら〇〇の場合どうする?」

  • 「君がお客様なら〇〇の場合どう思う?」
  • 「君があんまりモノゴトをハッキリ言えないタイプだとしたら〇〇の場合どうする?」
  • 「君がモノゴトをハッキリ言るタイプだとしたら〇〇の場合どうする?」

 

そんな風に、お客様・会社・スタッフの立場。

また、その中でも様々な性格の立場にたって、モノゴトを眺めてもらうように話していきます。

 

そんな時「Aでいく」という答えが相手から出てきたら「でもBじゃなきゃ嫌だ〜」という、反対の意見を僕が言います。

これは、Aという意見。B.C.D.Eという様々な意見を聞いたうえで僕がどうやって考え、答えを導き出すか?

僕の考え方の基本や決断に至るまでのワークフローを若い従業員に知ってもらいたいからです。

 

最近は、何をするにも若い人はそんなに我慢しませんし、我慢させようとも思っていませんから、本当に様々な意見や文句が出ます。


僕はそのこと自体は「まぁ〜そんなもんだろうなぁ」くらいにしか思っていません。

(このメンタリティの創り方がポイントと言えばポイントですが)

 

そこから僕の仕事がスタートしますから、文句を言ってもしょうがないですね。


若い従業員に『相手の立場に立ってモノゴトを考えられるようになってもらう』ために、擬似的に色んな立場にたって「△△って言われたらどうする〜?」と、質問を浴びせていくのです。

 

相手の立場に立つというのは、相手の見ている景色を理解することです。

実際に相手になることはできないけれど、相手の世界を理解しようとした時に、人間は『想像』します。

その想像から相手が感じるであろう気持ちを自分が疑似体験する。

 

そこからしか、思いやりって生まれないと思うんです。

というか、僕はそれこそがおもいやりなんじゃないかな。と思うんです。

 

この対話を行うと、従業員(仲間)が必ず言うことがあります。

 

 

それは

 

「そんな風(そんな意味で)に会社が考えているなんて知りませんでした」

 

という一言。

そうなんです。

問題の本当の原因は、自分や誰かの考えや想いを知らなかったことに気がついていないことなんです。

 

だから『もっとも抵抗なく知ってもらう方法」を僕は採用しているのです。

(現時点の最高の方法で、さらに進化する気もしますが)

 

モノゴトを様々な立場から考えられるようになったら、人は優しくなります。

優しい人は必ず、多面的にモノゴトを見て、色んな立場の色んな人の気持ちを感じられる人です。

この方法は、正直なところ”気ながに実践していく”ものです。

また、中には多面的にモノゴトを見ることに抵抗を示す人もいるかもしれません。

伝え方によっては、(経営者・マネージャー・店長の)自己弁護と捉えられたり、言いくるめられた。と言われるかもしれません。

 

僕もそんなブルーな気分になることは多々ありました。

部下に、ネガティブなことを言われまくってきて、その度に「どうしたら伝わるのかなぁ?」って考えて試してきたのです。

 

 

そして、気がついたらビールを呑みながら適当に話してるだけで伝わって…

なぜか感謝されるようになりました。

この方法をすぐに使いこなせる人もいれば、そうでない人もいるとは思います。

 

それでも、従業員の表面的な成長ではなく、人間的な成長を望み実践する気がある人には、ぜひ試してもらいた方法です。

実は、相手が何を知らないのかを、一番知らないのはあなた(経営者やマネージャー)かもしれませんから。

 

 

  大阪(関西)の美容院経営者・幹部さんに届きますように♡僕の夢に協力してくれる方募集

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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2016-08-19 | Posted in 従業員育成No Comments » 

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