すぐに「頑張ります」という経営者・幹部ほど危険な存在はいない!?
田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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経営者・幹部が頑張るとスタッフに嫌われ成果も出ないという真実
セミナーやパーソナルセッション(美容院経営者・幹部のための保健室・ミーティングルーム)では、繰り返し
“頑張るのをやめてください”
とお伝えしています。
僕がこうやってお伝えしているのは理由があってです。
それは、すご〜く単純な話しで
頑張ったからって、別にあなたのビジネスがうまくいくわけではない
という真実があるからです。
にも関わらず、本当に本当に多くの人がすぐに
「頑張ります!」と言います。
僕はこの「頑張ります」というのは、とてもとても危険な言葉だと思っています。
殆ど、思考停止状態の人が「言っときゃいい」くらいの感覚で発してる言葉だからです。
もし、僕の言ってることが嘘だと思うなら…
すぐに「頑張ります」という人に、次の質問をしてみてください。
- 何を頑張るつもりですか?
- どのように頑張るつもりですか?
- 頑張ってダメだった時の、次の一手はどうしますか?
気持ちよく「頑張ります!」と言っている人に、この質問をして、その人がすぐに答えられたら問題ないんです。この質問に…
でも、98%の人は一気に顔を曇らせます。
(僕の経験では…)
顔を曇らせるということは、自分が今からどこに向かうのか?どのように向かうのか?
大切なことは不明瞭なままなのに、なぜか気持ちだけは高ぶっているのです。
僕はこのような人に出会うと、
地図やコンパスを持たずに、本格的な登山をするつもりなんだ…この人はおそらく死ぬな
と、感じてしまうのです。
あなたはすぐに「頑張ります」と言ってしまうタイプではないですか?
大丈夫ですか?
しかし、こういう話しをすると、必ず「”頑張らない”の意味がわからない…」という人が現れます。
「頑張らなければ、どうするんだ!」と、気持ちの奥底に”怒り”さえ抱えてしまっているような人が。
僕の考えでは、ありのままの自分を発見していくほうが、無作為に頑張るよりは100倍幸せだと思うのです。
ただ「頑張ればうまくいく!」と信じ込んでいる人は、なかなか急にはこの考えが受けれられないようです。
僕自身も、その気持ちがわからなくはありません。
なぜなら、僕もすご〜く頑張ったこともあるから。
しかし、頑張った後の成果をちゃんとフィードバックして、良かった点・悪かった点と整理していくと「頑張るだけがスモールビジネスじゃないよなぁ」ということに気がつきます。
これに気がつかないスモールビジネスの経営者・幹部は、いつも部下に「売上げをあげろ!」「もっと頑張れ!」という空気感で圧を加えているわけです。
圧を加えて末永く商売できれば、その方法も悪くは無いのかもしれませんが、現実的には効果がないばかりか、損失のほうが大きいわけです。
(なにしろ、めちゃくちゃ嫌われるしね!嫌われるは成果は出ないで、誰も得しないという、お粗末な結果が待っているわけです。)
『「頑張る」ということに、これまで価値をつけすぎちゃってたかも』と気がついた人から、スモールビジネスのマーケティングやチームマネジメントは、全く違うものに変化していきます。
もし、あなたが「頑張るの大好き人間」なら、一度「頑張る」ということを自分の中で整理してみて下さいね。
僕のところに訪れる社長さんや幹部の方は、だいたい3〜4回のセッションで、徐々に頑張らないでうまくいく感覚を身につけていきます。(言いたいのは、一気には変化しない。少しずつでいいんですよ!ということです)
最後までお読みいただきありがとうございました♬