ビジネスを複雑にしたのは誰だ?最短最速を目指すなら遠回りする意識を持つ
目次
- 0.1 大きく分けると、この2つが会社によって違う!
- 0.2 リーダーシップを発揮しながら経営をするということ
- 0.3 ボクがリーダーシップ・プログラムを通してナニに向き合っているのか?
- 0.4 リーダーシップ・プログラムをやっていてそこはかとなく感じる喜び
- 0.5 “最短最速を目指すなら遠回りする意識を持つ”の意味
- 0.6 近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング
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田口 淳之介
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読了時間 約 6 分です。
先日( 2018-06-15)札幌でリーダーシップ・プログラムを実施しました。
※以下の文章は、特定の会社・お店の話しではありません。
リーダーシップ・プログラムは会社・お店の幹部が、1年間を通して
- 心
- 人間関係の仕組み
- ビジネスの仕組み
を学ぶプログラムです。
1~3、全ての学習に共通しているキーポイントは“対話”です。
自分がナニを感じているのか?(どんな気持ちか)
ナニを考えているのか?
誠実に伝えていく『対話』が重要なんですね。
(もちろん、聞いていくのも大切です。対話ですから当然ですね)
で、このプログラムを行いながら、ボクも常々、自分自身に向き合っています。
というか、向き合わざる得ない。
そういうシーンが、ホント毎日のように訪れています。
というのも、一年間を通じて「対話」のきっかけを提供していると、どこのどんな業種の、どんな規模の会社でも、様々なドラマを目撃するからです。
大きく分けると、この2つが会社によって違う!
プログラムを通じて、様々なドラマを目撃します。
しかし、そのドラマは大きく分けると、2つのシナリオに別れます。
一つは、男性的なエネルギーの強い会社。
もう一つは女性的なエネルギーの強い会社。
この2つは、会社の色に大きな違いを出します。
男性的なエネルギーの強い会社の特徴
男性的なエネルギーというのは「思考(考えること)」に傾倒しているエネルギーです。
また、“権力”というのもキーワードです。
男性的なエネルギーが強い会社では、組織化(ピラミッド型)が当然のこととして、考えられています。
男性的なエネルギーの強い会社は、目標や戦略がしっかりしていることが多いです。
弱点は「気持ちを感じる」ということだったり、対等性があまり感じられないことです。
(この弱点は、会議や普段の業務のいたるところで現象化します)
弱点は、キャリアの少ない従業員が、発言することをやめてしまっていたり、パート・アルバイトさんがあまり意見を言えない状態が普通になってしまっていることです。
女性的なエネルギーの強い会社の特徴
女性的なエネルギーの強い会社は「気持ち」を感じたり、「対話」を行うのはわりとスムーズです。
また、経営者・幹部・従業員の間に「仲の良い雰囲気」を感じられます。
弱点は、戦略があまりにもなかったり、具体的な行動に欠けたり、些細な問題があれよあれよと泥沼化してしまうケースが見られることです。
※男性的なエネルギーというのは、あくまでも人が放つエネルギーのことです。
女性でも男性的なエネルギーが強い人もいれば、男性でも女性的なエネルギーの強い人もいます。
また、どちらが良い・悪いという話でもありません。
リーダーシップを発揮しながら経営をするということ
リーダーシップを発揮するには、男性的なエネルギーと女性的なエネルギーのバランスをとりながら経営するということです。
もう少し具体的に言うなら、これまでとは違うモノの見方をしている状態。
そこから、経営者がお客様・幹部・スタッフ、協力してくれる会社、みんなと対話を中心に事業を展開していくということです。
ボクがリーダーシップ・プログラムを通してナニに向き合っているのか?
冒頭で
このプログラムを行いながら、ボクも常々、自分自身に向き合っています。
と、お伝えしました。
自分自身のナニに向き合っているのか?
それは、このボクの中に存在している男・女性的なエネルギーについてです。
ボクの中の男性的なエネルギーは、
「即決断!即実行!まずは、行動しよう!」とか、「もっと考えるんだ!戦略が明確でなくては、成果は手に入らない!」とか…
考えること(思考)と実践(行動)が全てだと思っています。
また、ナニかを目標とした瞬間に、獲得したくなっているんです。
ボクの中の女性的なエネルギーは、「調和、みんなで話し合う、みんなの顔色はどうかな?」とか、もっとシンプルに「みんなと仲良くしたいな…」と訴えかけてきます。
また、「ナニか素敵なことが浮かんだら、受け取れるボクはいるかな?」なんてことを思っています。
向き合っているのは、この2つのバランスです。
ボクの中で対話しているんです。
獲得したくなっている…
ともすれば攻撃的にもなってしまうボク。
受け取るだけでいいのに…
ともすれば、「ボクにそんな価値あるかな?」と、卑屈になってしまうボク。
ボクの中にも、色んな感情があって、色んなボクがいます。
そんなボクが、クライアントとの対話を通して本当に自然なバランスを見出せるように、いつも向き合っているんですね。
リーダーシップ・プログラムをやっていてそこはかとなく感じる喜び
正直に言えば、ボクも向き合うのがイヤになるときがあります。
な〜んにも考えないで、場当たり的に生きてきたボクが、自分自身に向き合うのは、簡単なことではありませんでした。
さすがに、現在は慣れてきているとはいえ、まだまだ「めんどくさい…」と感じることがゼロになったわけではありません。
しかし、クライアントと共に、向き合っていくのを誓ってプログラムをスタートさせているので、逃げることは許されない立場なんです。
しかも、その道のプロフェッショナルとして生きる。
そう決めてるわけですから、逃げたら仕事じゃなくなります…
で、逃げたいけど逃げない。
逃げれない。
「なんで、こんな仕事しちゃってんだよ〜…オレ、大変な仕事を創り出しちゃったなぁ」
とは思うけど…
やっぱり逃げない。
で、グッと踏ん張って、自分の心を覗いてみる。
そこから、クライアントと対話を繰り広げる。
すると…
やっぱり最高に良いんですよね。
爽快なんです!
お互いに気づくことがたくさんあったり、もっと深くクライアントのことを知れたり…
何より、「ジュンさんに出会えて良かった」とか言ってもらえたり!!
そういう時、ボクは静かに喜んでいます。
なんか、喜びを噛みしめるような、そんな感じの喜び方をしてるんです。
“最短最速を目指すなら遠回りする意識を持つ”の意味
最後になっちゃったけど…
タイトルは、
ビジネスを複雑にしたのは誰だ?最短最速を目指すなら遠回りする意識を持つ
でしたよね。
ビジネスを複雑にしてるのは、悩んでいる人です。
まず、そのことに本人が気がつくなきゃいけない。
自分だけでは「気がつくのに時間がかかりそう…」そう感じるなら、人に助けを求める強さを発揮しなきゃいけないんですね。
自分でなんでもやれる人より、沢山の人に助けを求められる人のほうが、10,000倍強いですから。
そして、『遠回りする意識』というのは「自分が抑え込んでいるエネルギーを発揮しようね」という意味です。
目標や戦略だけでは、人(スタッフ)は動かないんです。
立案者はみんなの幸せを考えていたり、会社の未来を考えて創っているのはわかります。
でも、悲しいかな。
そこはあんまり伝わってないもんなんですよね。
で、伝わってないから、目標とか戦略で全然人はそれだけで動かないんですよ。
仮に短い期間に、報酬をあげれば多少は動くけど…
やっぱり長期的には厳しいものがありますよね。
かといって、スタッフ仲が良いだけでも、お客様の喜び。
ひいては、売上にはつながらいわけです。
言うまでもないとは思いますが、目標、戦略、スタッフ間の信頼、その全てがスモールビジネスでは大切ですよ。
で、もし、会社やお店の中にうまく機能してない部分があるなら、それは経営者や幹部が、どちらかのエネルギーに傾き過ぎているだけです。
そして、対話が無いだけです。
話してはいても「対話」になっていない。
そういうこともありえます。
自分が使っていないエネルギーを発揮するには。
しかも、安定的に両方のエネルギーを発揮し続けるには、焦らずじっくりと、一定のトレーニング期間を設けるのが最短最速の方法です。
ゆっくり自分に向き合うながら、自分自身と対話を深めていく。
そして、仲間と対話を深めていく。
結局、それが王道だと思うんです。
一番やってはいけないのが、すでに上手くいっていない焦げついた方法を、さらに頑張って、さらに強化しようとすることです。
最後に、ボクがボクにいつも言い聞かせているメッセージをシェアします。
いまのやり方を捨てたら、きっと新しい体験ができる。
だから、捨てちゃえ!
淳之介!(←ここには、自分の名前入れてください(笑))
近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング
各地で”インスピレーションマネジメント”の基本となる、コミニュケーションについて学ぶことができます。
ピン!ときた方はぜひご参加ください。お逢いできるのを楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました♪