部下とのコミュニケーションの落とし穴!『強く言う』って必要なの❓

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 6 分です。

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

『いや〜ジュンさん、(部下には)けっこう強めで言ってるんですけどね…なかなか言うこと聞かないんですよ』

 

『ジュンさん、私もこういう性格だから、(部下には)強く言ってるんですよ。でも、直るのはその時だけで…』

 

『最近、店長にした若いスタッフがなかなか強く言えないタチなもので…ジュンさん、私は部下にはもっと”強く言え”といってるのですが…』

 

 

相談者・クライアントさんの多くが、上記にあげたようなコトをボクに伝えてくれます。

ナニを伝えているのか?というと、『強く言う』(または、きつく言う。意味は同じですね)をいかに大切にしているのかってことです。

 

で、これもパターンなのですが…

その後に必ず経営・運営(コミュニケーション)が『うまくいっていない』という話しをしてくれるんです。

そのまま『ジュンさん、どうしたらいいのでしょう?』となるわけですが…

 

 

ボクはとりあえず『強く言う』を、やめませんか?

と、毎度お伝えしています。

 

もう一度言います。

 

 

『強く言う』やめませんか?

 

 

です。

 

部下、スタッフに『強く言う』って、なんの効果も無いです。

 

みんな、きっと頭では理解しています。

何かの指示なりを、強く言って部下が言うことを聞くなら、どの会社も簡単に売上げあがりますよね?

 

 

『強く言う』を大切にしている人は、いま話題の…

とよた議員と同じ状態です。

 

 

『いや、ナニもあそこまではヒドくない!!』と思うかもしれません。

 

でも、気持ちのベクトルは全く同じなのです。

『強く言う』のをやめて『対話』をスタートさせる人は、みんな自分自身が”ニュース時の”とよた議員と同じ状態ということを受け入れた人です。

 

先日、友人の経営者とランチしてました。
(ちなみに名古屋に住んで16年。はじめてきしめんのランチ食べたwwwどうでも良い情報ですね)

 

その友人と『何年も前、ボクらは”あ〜だった”ね。あそこを早めに抜けれて良かったね〜』と話していたところです。

“あ〜だった”というのは、とよた議員の”あの”ニュースの状態です。

 

 

自分の中に『強く言えばなんとかなる』という考えがある。

その考えを速やかに受け入れるコトからはじめる。

それが大切です。

 

 

これを受け入れない人は100%『言い方』を優しい風にします。

でも、心が優しくなっていないので限界がきます。

なんてたって、言い方を”優しい感じ”にしてるだけですから。

 

限界がくると、

 

『私がこんなに優しく話してんのに、まだわかんないのかーーー!!!!』

 

と爆発します。(まさしく、あのニュースの状態です)

 

 

『強く言う』

もし、あなたがこの手法を採用しているなら…

採用している自分に気がつけたなら。

 

①『強く言われて嬉しいのか?』

②『強く言われて、良い仕事をしようと思うのか?』

と、自分に質問してみて欲しいんです。

 

 

そして、さらに自分にこう聴いてみて下さい。

 

③なぜ、私は『強く言わなければいけない』と思っているのだろう?

この質問は、できればレイヤー状に自分に質問していくことをおすすめします。

 

レイヤー状というのは、次のように質問していくことです。

(例)

Q1:なぜ、ボクは部下に『強く言うのだろう』
Ans:強く言わないと、相手が言うことを聞かない

Q2:なぜ、ボクは”言うことを聞かせたい”のだろうか?
Ans:言うことを聞かせないと、売上が伸びない

Q3:なぜ、ボクは”言うことを聞かせないと、売上が伸びない”と思っているのだろう?
Ans:従業員は自分勝手なことばかりするからだ

Q4:なぜ、ボクは”従業員が自分勝手なことばかりする”と思っているのだろう?
Ans:経営の大切なコトを理解していないからだ

Q5:なぜ、ボクがは”従業員は経営の大切なコトを理解していない”と思っているのだろう?
Ans:ボクがみんなに大切なコトを伝えていないからだ…

 

もし、この質問を『100%自分の責任において』できるようになったら、あなたはナニかを学習したりする必要はなくなります。逆に言えば、学習の必要性は『100%自分の責任において』を理解し実践するためだけとも言える気がしています。

 

 

ちなみに、この質問方法をこうやって文章でお伝えしただけでは、殆どの人がうまく活用できないものです。

なので、もしあなたがうまくできなくても安心してくださいね。

 

コツと慣れが必要なものですから。

 

 

最後に④『強く言わなきゃいけない!』と思い込んでいる自分は、どんなプレッシャー(怖れ)を持っているのだろう?と、自分自身に質問します。

 

 

『強く言う』で可能なのは、相手を脅すくらいのものです。

自分の大切な仲間を脅しておいて、その脅した相手から『やる気を感じたい!』なんて、絶対に無理な話しです。

 

あなたも脅されたりしたら、嫌ですよね?

『自分がされたら嫌なことは人にしない』ただ、それだけのシンプルな話しです。

幼稚園とかで習うような!

 

 

自分自身が、無意識のうちに『対話』ではない、非生産的なコトをしていたら、すぐに気がつけるようになりたいものですね。

 

そして、やっぱり自分に優しくいたいですね。

 

部下・仲間に強く言いがちの人へ。

リラックスしてくださいね。

 

 

まとめ:自分に質問するコト

①『強く言われて嬉しいのか?』

②『強く言われて、良い仕事をしようと思うのか?』

③なぜ、私は『強く言わなければいけない』と思っているのだろう?

④『強く言わなきゃいけない!』と思い込んでいる自分は、どんなプレッシャー(怖れ)を持っているのだろう?

 

『強く言う』は効果もなければ、人間関係を壊すことさえあります。

この手法は現代では通用しないのです。

『強く言う』から脱却できない会社・お店はどんどん姿を消していくでしょう。

 

『強く言わなきゃいけない』そう思い込んでいる”一人”がその会社に存在してるだけなのですから。

 

そして、その”一人”が自分だったら、自分を変えるだけでいいので解決はすごく簡単なことです。

とはいっても、多少お時間が必要にはなりますが…

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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