ミーティングで決める(やる)ことは少なければ少ないほどいい理由
目次
田口 淳之介
最新記事 by 田口 淳之介 (全て見る)
- 名古屋は熱い街!『働き方改革に必須!!?『対話』する力を身につける』セミナーやりましたよ〜 - 2019年1月18日
- お客様、スタッフ、関係者『みんなに応援される』経営者になる! - 2018年12月31日
- 美容院経営者のお悩み『先輩が若手の指導をしない』問題解決法! - 2018年12月29日
読了時間 約 4 分です。
毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
05/21/2015 追記・編集あり
月に1回のアシスタントミーティング。
全店のアシスタントのみでおこなわれるミーティングです。
時間は60~90分で、30分間の幅は”取り扱うテーマの深さ”によってできる幅で変わってきます。
(05/21/2015現在は長くても60分くらいに短縮してます)
ミーティングと言っても、何かを決めたり問題解決をテーマとして取り扱うこともあれば、トレーニングの場となることもあります。
昨日おこなったアシスタントミーティングはこのような感じ…
まず 始まる前に 連絡がF.Bで入ります。
掃除(環境整備)[取り扱うテーマは厳選して]
今回は、
「スタッフ数も少しずつ増えてきて、出勤時間もバラバラになりだし(完全シフト制)色んな問題が予測されるだろうな〜」
と思ったので、その時に起こりそうなこと&その対応をアシスタントのみんなに考えてもらいました。
(えっ 幹部が考えないの? スタイリストが考えないの?とお思いのあなた!!! 問題は、当事者に考えてもらった方が、リアルな意見&無駄のない対処法が生まれたりすると僕は考えています。)
みんなで、予想されることを何でも(ポジティブ&ネガティブ)いいので、思いつく限りだしてもらいます。
だいたい15分間くらいかけて、考えてもらいました。
出勤時間が完全2部制になって起こりそうなコト
みんなが出した意見はこんな感じ…
- 情報共有に支障がでる
- 時間に仕事を上がれない可能性がある
- 練習時間が増える店舗がある
- サロン内の技術力に波がうまれやすい
- 指名(アシスタント)が入ると、練習中に2Fから1F降りてこないといけない
- 入客できる技術が増える
- 本店勤務の場合、朝にゆとりができる (時間に)メリハリが生まれる
こんな意見をアシスタントのみんなに、ゆっくり出していってもらいます。
このゆっくり!というのが、美容院っぽいですね(笑)
で、ちゃんとみんなの意見の中に入っていました!
僕が危惧していたことも☆
それは、
店舗間の情報共有に支障がでる
ということです。
これが進むと会社は無くなる。というくらい怖いことだと思っています。
なので、この件についてどうしたらいいのか!
あれこれ考えてきた僕のアイディアも発表しました。
すると、スタッフが僕のアイデアに対してしつこく「目的」を確認してきてくれます。
僕が考えてきたアイディアしかダメなのか?
なぜ、それをしなくてはいけないのか?
というところを、徹底的に突いてくるのです。
そのやりとりの中で、しっかり説明する機会が僕には与えられる。
そして、双方に意見や想いをシェアする機会が創造できるわけです。
(問題意識の高い人ほど意見をぶつけてくれるので、その辺は本当にありがたいです)
若い時に上司に噛み付いた人は、オトナになって仲間(部下)が沢山できると、いい上司になりますよね。
で、僕の考えてきたアイデアはこれです。
掃除?
いいえ磨きです!
新聞紙一枚の範囲をピカピカに磨く。というシンプルなことです。
毎朝、みんなで掃除はしています。当然ですが。
しかし、今後は出勤してくる時間にバラつきが生まれる。
ということは、それぞれが自分の自由になる時間枠が増えるわけです。
しかし、それとは逆に、みんなが揃う時間が少なくなるということでもあるのです。
(なので、この朝の掃除にも変化が生まれるのは当然の流れ。)
自由はいいんです。でも、わがままにもなりやすいもんです。
だから、型(行動)を揃えて置く部分も、ほんの少しは創っておいて、個と集団のバランスをとる必要があるかな?と思いました。
ミーティングで決める(やる)ことは少なければ少ないほどいい理由のまとめ
今回は、この情報共有の差が生まれること。
そして、それが時間のバラつきが元となること。
なので、最低限の揃える行動をしよう!ということを、ミーティングではテーマとして取り扱いました。
取り扱ったテーマは、もう1つありました。
合計2個のテーマです。
2個のテーマしかとり扱わないのは、
チームの『浸透度』を最も重要視している
からです。
たった2個なのに、ミーティング最中に何度も何度も復習&復唱してもらっています。
これは僕の体験から感じたことですが…
ミーティングでたくさんのテーマを扱っても、
毎日の仕事が変わらなければ意味が無い
と思うんですね。
ミーティングの翌日から確実に変化を起こし、一ヶ月くらいで“当然のこと”にするためには、取り扱いテーマの数は極限まで少なくするのがベターだと思っています。
もちろん自社のレベルに合わせてですが、僕たちは2個くらいがちょうどいいんです(笑)
あなたの会社・お店ではどうですか?
ミーティングで決まったことを実行していくのに、一番大切なのは、当然のことなのですが
スタッフに覚えていてもらうこと
だと思います。
ひょっとしたら、たくさんのテーマを取り扱い過ぎて「忘れられているー」という状況にある経営者・マネージャーもいるかも。
ぜひ、シンプルなミーティングを!
最後までお読みいただきありがとうございました♬