本当にあったアシスタントとの会話。アシスタントの君へ「君は正しい」

この記事のURLとタイトルをコピーする

The following two tabs change content below.

田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

 breakheart_jun_manager

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 インスピレーションマネジメントとは?

 junnosuke profile

 

昨日も、僕の心はあいも変わらずぶっ壊れるような想いを体験していました。

というのも、もうそろそろスタイリストデビューして欲しいアシスタントに、流石にデビューまでに時間がかかってる感じがするから、「何月にスタイリストデビュー」とか、決めたほうがいいんじゃない?

「頼んじゃうよ~」と、声をかけたところ。。。

 

なんだか乗ってこない。

こういう時は、絶対なんかある。もう、野生の感ならぬ「マネージャーの感」がキレッキレに働きます。

 

絶対なんかある時は、マネージャーは一歩も引いちゃいけないわけです。

 

パンドラの箱を喜んで開けるくらいの、図太い神経が必要な仕事です。

 

で、開けてみると!

「私は、そんな目標は持ちたくない。目の前のコトだけを考えている。だから、今はショートレイヤー(ヘアデザインの基礎で練習項目にたいていどこのサロンさんでもある)をやってる。以上!」

というお声を頂きました。ホント「頂いた」気分だったんです。

 

次、受けるべきテスト項目も知らないんですって(笑)

でも、紙に貼りだされてるし、アカデミー機関(特別にトレーニングする機関で、トレーナーもいる)を持ち合わせているのに!!

 

僕。正直、度肝を抜かれました☆

ここまで、目の前のことだけを考えることって「やれ」と言われても中々この世知辛い現代社会でできないですよ。

 

 

で、思い出しました。

自分が24歳の頃を(10年前)

僕も、そうだったコトを。

 

僕はヘアデザイナーになる!とか、早くスタイリストデビューしたいなぁ~ とか、そんなコト考えたコトもなかった。

目の前の仕事(技術)にのみ集中していたわけです。

 

シャンプーをはじめた頃は、シャンプー台で死ねたら本望だね!くらいに。

で、ヘアカラーに夢中になれば「カラーリストになりたいなぁ~」と。

そんな感じで目の前のコトに集中して、飽きての繰り返しです。

 

そんな僕がなぜヘアスタイリストになったのか?

 

理由は、当時お世話になっていた部長が「腰が痛い」だから、万が一があるからスタイリストデビューしてくれ。と言われた&スタイリストの退職が続いて、スタイリストがいなくなるから、カットして欲しい。と会社に頼まれたからです。

会社に頼まれたと言っても、好きでお世話になってる人に頼まれたので

「はい」と言って完了です。

そこから6ヶ月間くらいは、ず~っと ず~っとカット練習してるか、カットのコトを考えていました。

だから、殆ど記憶が無いんです。

日常の。

 

で、僕が仲間に言葉をもらって思ったのは「これが自然だよなぁ~」ということです。

 

最近は、美容院でもスタッフが入社してすぐ「売上に直結」するように、色々教え込みます。

で、早くスタイリストデビューさせようとします。

でも、育成を急ぐと消耗も早いはずなんです。

人間って。

 

仕事を好きになる期間や、遊びに夢中になる空白の期間。

そういう「間」は絶対必要なんです。

 

僕が、ビジネス的に「逆算」できないわけじゃありません。

 

しかし、色んな「例外」があって、それを飲み込むのが「クリエイティブ」な業界では必要だと思います。

それは、自分だけのことだったら簡単です。

しかし、他者にも同じ思いを持つというのは、そのまま僕の「器」を広げてくれることだと思うんですよね。

だって、「信じて 待つ」という、最もテクニックはいらない。けど、最も尊いコトをするわけなので。

 

僕が24歳くらいの頃、計画表が会社から配られるとそ~っとゴミ箱に捨ててました。

 

当時の僕の頭のなかは、「計画を立てる時間があったら練習したほうがお客様に喜んでもらえる」でした。

だから、「僕にはいらない。」

そう考えていたのです。

 

そして、月日が数年流れて、計画表を配る(自分は捨ててたクセに!)仕事をしていました。

自由な人生を生きようとしてる人たちを縛ろうとしました。

 

もちろん、ロクな目にあいませんでした。

 

そして、最近は「脱 目標」を大切にしていました。

 

しかし、昨日「目の前のコト」の大切さを仲間から教わりました。

脱目標とは、「目の前のこと」に集中していく。ということなんですね。

 

 

 

 経営者・マネージャーへ 僕の本音

 

本音で言うと、個別対応に限界があってほしい。と願っちゃう自分がいたりします。

それは、しんどい(心が)時もあるからです。

しかし、この数年美容業界では「パーソナル なんちゃら」という言葉が、ずっとひとり歩きしています。

全部まとめて焼きたくなるくらい、使われています。

 

「お客様のパーソナルに合ったご提案を!」

 

でも、ですよ!

 

僕。会社が仲間(スタッフ)にパーソナルな対応をしていなかったら、お客様にスタッフがパーソナルな提案なんかするわけない! と、本気で思っています。

 

やってもらったコトのないことが、なんで他人にできるのか?

という(自分なりの)結論に至って、マネージャーとしてのパーソナル対応に挑戦してる状態です。

(挑戦しようとは思ってないんですよ!結果、挑戦してることになっちゃってるだけです。)

 

 

「個性」と「全体の調和」どこまでバランスとれるのか? もう、誰にとってもテーマになってますよね!?

取り組むなら「早め」の方がいいような気がするんですが。。。読者の方はいかがですか?

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

 

 

この記事のURLとタイトルをコピーする
2015-04-17 | Posted in 従業員育成Comments Closed 

関連記事