怒れない経営者・マネージャー・店長のための「怒り方教室」前編
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田口 淳之介
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読了時間 約 4 分です。
毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
僕、若手スタッフに「怒る」のが、わりと平気なタイプです。
でも、世の中には「怒れないタイプ」の経営者やマネージャーがいると聞きます。
先日、おこなったマネジメントセミナーのアンケートにも
怒れない
ということが(美容院の)サロンオーナーの悩みになっているとありました。
「怒る」と一口に言っても「何をもって怒る」と言うか。
その定義は人それぞれですから「怒る」の判断基準は難しところですね。
ただ、怒りというのも、「喜怒哀楽」の中に入っている大切な感情ですから、無視するわけにはいきません。
怒り方の「自称プロフェッショナル」として、今回は「怒り方教室」を開催してみたいと思います(笑)
怒ることが大切な理由
「怒り」という感情は、エネルギーが沢山溜まって、一気に放出される。
それも、やや攻撃的であったり、暴力的に発散される感情だと思います。
このエネルギー…うまく使えば他人とわかりえあえたり、自分を突き動かす「きっかけ」になるようなエネルギーです。
しかし、使い方を間違えると「他者との関係」を壊します。
また、慢性的な「怒り」は健康的ではありません。
やたら攻撃的になったりします。
もちろん、自称プロフェッショナルなので、自分自身にも、うまく発散した体験・最低の結果を招くような発散の仕方をした経験。そのどちらも数えられないくらいあります。
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ブログでお話しできるわけないよ〜
/
というような怒り方を上司・部下問わず…誰にでもしてきました。
(いま思えば、そのおかげで「怒り方」のプロになったわけなので感謝ですが…)
とにかく「怒り」そのものが良い・悪いではなく、使い方によって他者と自分に与える影響が違う。
ということをココでは理解してください。
「怒る」目的
経営者・マネージャーが”ただ”気分のおもむくままに怒っていたんでは、周囲の人にとってかなりの「害」です。
「怒る」には仕事や仲間に対しての、真摯な姿勢と「自分の美学」みたいなものが必要です。
それがないのに、怒ってはいけませんね。
具体例その1・・・「遅刻」について
遅刻はいけません。でも、特別に怒ったこともありません。
誰だって、わざとじゃなくてもやってしまうからです。
やっちまったよ~!! Sakae Runway 2014 (過去に僕がやっちゃっ記事)
特に若いうちは「前日呑み過ぎて、遅刻しちゃった」くらいのことが無い方が心配です。
なぜ、心配かというと”徹底的にやる”ということや、”遊びゴコロがあるのかな?”という点に関して心配なのです。
過去に、遅刻したスタッフの話でこんなコトがありました。
スタイリストとして伸び盛りのあるスタッフ。
彼は忙しい土曜日の前日。そう、金曜日にテキーラを呑み過ぎて遅刻しました。
店から電話があって「K君と携帯電話が繋がらないので見に行って欲しい」とのこと。
僕はその電話を受け、K君の自宅に迎えにいったところ、タクシーで店に向かっているK君とすれ違って、ただ1人でドライブしてる状態になったことがあります。
それでも、僕は怒りません。(周囲はみんな、すご~く怒るのを期待していたんですが 笑)
では、どんな時に怒るのか?
一つには「スタッフが自分自身に嘘をついている時」です。
そういう時は、怒ることがあります。
僕に嘘をついてもあんまり怒りません。なぜなら、僕にとってはどうでもいいことだからです。
(どうせ、すぐに嘘はバレます。嘘をつかせないようにする方が僕にとっては大切なことなのです)
でも、
スタッフが自分自身に嘘をつく状態
を許してたら、そのスタッフの成長はとまります。
そして、会社やお店にも損害を与えると思います。
スタッフ(仲間)の成長は、スモールビジネスではいつも会社やお客様に、ダイレクトに影響します。
逆もしかり。
スタッフ(仲間)がありのままの自分でなければ、お客様や仲間に損害がうまれるのです。
このポイントはぜひ、抑えておきたいところです。
この記事を読んで、思うところがある経営者・マネージャー・店長は、今度から「怒りたくなった時」に
なぜ?こんなにムカついたのか?
と自分に聞いてみてください。
その繰り返しで、自分なりの怒りとその表現について枠が広がります。
また、自分が持つ”美学”が明確になってくると思います。
後編の見出し
- 怒るための準備はできているか?
- 怒るための準備
- 「怒るリスト」を編集する
- 「怒った後どうするのか?」3パターンは決めておく
- 怒られた人の気持ちの着地点
- 怒った後の「フォロー」をパターンで考えておく
- 怒った後のアフターフォローで大切なコトとは?
- 「怒るリスト」をみんなに伝える
- さあ!これで準備完了!
- まとめ「叱るではなく、怒るを大切にす理由」
実際にマネージャーに怒られた人たちの体験談
解説が無いと、ちょっとよくわかんないと思いますので、後編か番外編で解説をつけたいと思います!
動画は2分程度です♪
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