頑張らない奴はいらない!?僕の原体験とスタッフと悲しみと。
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
頑張っていない人があなたの仲間にいると…
あなたはどう感じますか?
過去の僕は「頑張らない奴はいらない。」と思っていました。
(あくまでも遠い過去ですが…)
いや。
その前に、何を持ってあなたは、他人のことを「頑張っている・いない」と判断しているのでしょう。
経営者・マネージャーは、自分が持っている”ジャッジ”とその基準を知っておくことは、チームマネジメントを行う上でとても大切なものだと思います。
僕の”頑張る”の体験は33年前に遡ります。
それは、3歳の頃の自転車の練習。
(最近の子供の自転車レッスンにつきあっていたので、自然と想い出していたんです。)
僕は、3歳で輪っかなしの自転車を漕いでいました。
今でも、3歳で補助輪なしは、割りと早いほうじゃないかな?
自転車の練習を親とするわけですが、それがスパルタ過ぎて…
かなり嫌だった!と記憶しています。
しかし、時代は”昭和”
僕の気持ちがどうのこうの…なんて関係ありません。
根性
です。大切なのは!
始めたことは、最後までやり遂げる。以上!
みたいな感じで、半べそかきながら練習して、3歳で輪っかなしの自転車をのるようになったわけです。
僕はこの経験で「頑張れば達成できる」という感覚を味わいます。
それは、同時に”頑張る”ということは、「汗と涙とド根性」が必要で、ある程度嫌な想いをしても、達成したらO.K!!という体験をしたとも言えます。
この体験が僕の”頑張る”の定義になったわけです。
この定義を持ってしまった僕は大人になり、働き出して、2つの弊害に苦しみます。
1. 人に聞けない
今ではクリアしたテーマですが、20代のはじめの頃は人にアドバイスを求められませんでした。
自転車をのるには、人に聞いてもうまく乗れ無いですよね?自分で漕いでいかないと。
要は、聞く意味がわかっていなかったのです。
なので、全部自分で体当たりしていかないとダメだと思い込んでいました。
この弊害は、単純に”時間のロス”です。
2.後輩・部下に対してシビア過ぎる
後輩・部下がどうしても、頑張っていないように見えてしまうんです。
3歳の頃の僕でも…もっと我慢したし、もっと歯を食いしばったように記憶してるんです。
知らない間に、その時の自分と後輩を比較して「頑張っていない」のレッテルを貼ってしまうんですよ。
(厳密に言えば、後輩だけじゃないけど)
この弊害は、チーム不和を創る張本人になる。ということです。
そして、僕の普通が世間では”スパルタ”の部類に入ってしまう。
もちろん、僕はそれに気がついていない。これは、弊害以外のナニモノでもありません。
で、最近思うことがあります。
確かに3歳で自転車に乗ってたわけですが、そもそも
そんなに速く輪っかなしの自転車にのる意味ってあったのか?
ってことです(笑)
あんなに苦しい想いをするほど、練習しなきゃいけないことか?
とも思うんですね。
そして何よりも、僕基準の”頑張る”を僕は知らない間に多くの仲間に押し付けてきたわけです。
ひょっとしたら、今だって気づかずにそうしているかもしれません。
そう思うと、なんだかとても哀しい気分になります。
自分の子供の自転車レッスンに付き合っていると「本当に乗りたい!」と思った時、子供はレッスンに積極的だし、乗れるようになる!ということを発見しました。
きっと、仕事も同じなんですよね。
ベストなタイミングをねじ曲げる”努力”は考えものですね。
頑張らない奴はいらない!が、あまりにも不透明に。
そして、極度に出てしまうと…
人がいなくなるのは目に見えていますから。
ちなみに、36歳。
最近、久しぶりに自転車を漕いでいて感じました。
我が家の周辺は坂が多いのですが…坂を上がるのがめちゃくちゃシンドイ!!
基本的な筋肉が無くなっている!と痛感したのです。
本当は今こそ、頑張らなくてはいけない。と笑
あなたの中にある”頑張る”とか”ちゃんとやる”などの基準となったできごとに、ぜひ想いを張り巡らしてください。
そこに、チームマネジメント能力を引き上げる体験や想いが眠っているかもしれませんから。
最後までお読みいただきありがとうございました♬