怖れと支配とチームマネジメントの因果関係をひも解く記事
田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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人間は怖れを感じると…
卑屈になる人と、その怖れの感情を支配に転換できてしまう人の2タイプに別れると思います。
(すごくザックリ言うとね)
怖れを支配に転換する?
身近な例では、やたらパートナーを束縛してしまう男性や女性。
子供のすることに口出ししまくる親。
どちらも、様々なことを怖れて他者を支配しようとしてるのが共通点です。
- 自分に自信がない…
- パートナーが他の女性(男性)と浮気してるかもしれない
- 子供がちゃんとできていない…
- 私がいないとダメになる(子供への信頼の欠如)
だから、
- やたら電話する
- やたらLINEを入れる
- やたら、することなすこと口出しする!
と、一般的には「え〜〜〜!鬱陶しい!!」というような行為でも、それらの行為を行う当人にとっては、完全に正当化された考えがあります。
この状態はともすれば、当人にとっては”愛”であり”正義”だと思っていることもしばしば見受けられるのです。
上記のような例が、会社(お店)の中で、上司から部下に行われたら…
それも「〇〇管理」という名目の上で行われたら…
簡単によろしくないことは想像つきますよね!?
特に鬱陶しいことをされる側は堪ったものではありません。
(普通、それが続けばスタッフは辞めるか、非常に依存的な行為を繰り返すかのどちらかです。そして、真の問題に気がつかない経営者・マネージャーは、さらに支配を強めるか極端な放任主義になるというのが、僕のこれまでに見てきたパターンです。)
だから、もしあなたが「支配」できてしまう側なら、それをしても何の意味もないし、むしろマイナスしかないことを知らなくてはいけません。
もし、あなたが支配を受けている(と感じる)側なら「そんなことしないで下さいね」ということを明確に意思表示しなくてはいけません。
当然のことですが…
案外、この当然のコトができなくて苦しんでいる人も多いものです。
ではどうしたらいいのか?
支配的な行為。特にチームマネジメントという名前を隠れ蓑(ミノ)にしてしまっている場合もそうですが、やはり怖れを感じている人がちゃんと「怖れ」の気持ちに向き合う必要があります。
チームマネジメントに責任を持つ人は、普段は様々な怖れを感じやすいのです。
もし…
- 人が辞めたらどうしよう
- 売上げが下がったらどうしよう
- もし、自分の意見に反対されたらどうしよう
- 嫌われたらどうしよう
etc…
と、怖れを感じるであろうテーマは無数にあります。
そして、人によって「怖れ」を感じる内容も多種多様です。
しかし、どんな「怖れ」もその人を縮こまらしてしまい、その人の本来の良さを引き出さないのは共通です。
普段、僕が提供しているパーソナルセッションでは、スモールビジネスの経営者・マネージャーに、この怖れにやんわり向きあいながら、徐々に怖れを感じ尽くして「あっ!怖れることじゃなかったなぁ〜」と本人が気がつくところまで、まずはサポートしています。(具体的な行動については、次のステップのサポートです)
もちろん、人によって「怖れ」を感じ尽くす時間には個人差があります。
(その間でセッションを受ける回数、また日頃の取り組みによっても成果を安定的なものにするまでの時間はその人しだいという側面もあります)
しかし、怖れを感じ尽くした人は、必ずそれまでの支配的なやり方をしなくなります。
なぜなら、もう”する必要”をその人自身が感じないからです。
さらには”怖れ”を感じた時にどうしたらいいのか?ということを身につけますから、支配を手放してしまいます。
支配しない。というのは、本当に心が軽やかなことです。
心が軽やかな体験をしてしまうと、心が重くてしんどい体験を自らしようと思う人はあまりいません。
すると、チームマネジメントに対する考え方も180度変わってきます。
実は僕も支配側にいたので、よくわかるんです。
怖れを感じ尽くしていない頃は「スタッフの才能が輝く!」とか「全員参加の経営」とか、キレイな言葉(キャッチコピー)に振り向くけど、結局は実行しきれなかったのです。
それは頭では「良いなぁ〜」と思っているけど、感情は「怖れ」を感じている状態だったから、実行しきれなかったのです。
なので、そういうキレイな言葉で埋め尽くされた本を読んでも2〜3日経てば、すぐに支配欲求が勝つのです。
それも、読む前より酷い状態になって。
そんな自身の経験をもとに、どうすれば”怖れ”と向き合い”怖れ”を手放し、それをスモールビジネスの運営に経営者やマネージャーが活かすのか。ということをお伝えさせてもらっています。
自分が役職や仕事内容にかこつけて「支配」したがっていないか?
もし、あなたにそんな時があるなら「何をそんなに怖がっているのか?」自分で自分に聴いてみるのは大切なことかもしれませんね。
自分に向き合う習慣が少ないかも。とか、変化することに無駄に時間をかけるのが好きじゃない。と感じる方はパーソナルセッションを受けてみるのもありかもしれません。
今の僕は、怖れをもとにした支配が、チームマネジメントという名前で使われているのを見ると、とても悲しくなるので一人でも多くの人に「そんなコトしないですむ方法がありますよ」ということをお伝えするのが、僕のできることの中で大切なことだと感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました♬