コミュニケーションが失敗する原因はあなたの思考のこれが問題!?
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとってボクのことはどうでもいい]
コミュニケーションが失敗する原因は『〇〇過ぎる』と思うことになる!?
ボクは自分と他者が本当に深いつながりを感じ、スムーズにモノゴトを展開していくためのコミュニケーション手法(スクエア・コミュニケーション)をクライアントにお伝えしています。
このトレーニングをおこなっていると、必ずクライアントの方からこんなキーワードが飛び出します。
- 「考えすぎてるからだと思うのですが、言葉が出てきません…」
- 「相手のことを思い過ぎているので、なんて言ったらいいのか…」
などの『〜〜過ぎる』というキーワード。
『〇〇過ぎるからコミュニケーションが展開しません』というお話しです。
トレーニングの進行状態を計るうえではこのキーワードが出てきたら、トレーニングが順調に進んでいると言えるのですが…
しかし、なぜ多くの人は「〜〜過ぎる」という言葉を使うのでしょう?
本当に「〜〜過ぎる」からできないことなどあるのでしょうか?
もしよかったら、あなたもあなた自身のコトを振り返って、検証してみて下さい。
「〜〜過ぎるから難しいなぁ」と考えて、『いまいちコミュニケーションがうまくとれない…』と感じたことはありますか?
例えば経営者なら従業員(部下・仲間)に対してのコミュニケーションで。
- 従業員が自主的じゃなさ過ぎて、強制的にことを進めるしか無い…
- 従業員が自分の意見をいわなさ過ぎて、何を考えているのか、わかんない…
マネージャーなら、
- 社長がワンマン過ぎて、何を言っても通じない…
- スタッフに考えがなさ過ぎて、なんだかバカらしくなっている…
親なら
- 子供が自由過ぎて、ルールを守らすのが大変だ…
- 子供がおとなしすぎて、逆に心配する時がある…
などなど「〇〇過ぎる」と、つい人が口にしてしまう場面は意外に多くあるものです。
で、これらの言葉をよく見て欲しいのです。
「〇〇過ぎる」とボク達が無意識に言ってしまう時、主語が全部『相手』になっているのです。
相手が『〇〇で手に負えない』
という使い方です。
だから、ボク達は
- 強制的にしてもいい
- 放っておいてもいい
- こうするのは仕方の無いことだ
と、自分を納得させていきます。
個人的には、この行為そのものが『最大の自己防衛』だと感じるんです。
私は傷つきたくない
そんな心理が働いた時に使う言葉。
ボクはそんな風に思うんですね。
もう少し”自己防衛”を詳しく見てみると、
- 自分は悪く無い。
- やっていないわけじゃない。
- 考えていないわけじゃない。
こんな感じで、自分自身を守ろうとすることです。
で、ここで今一度考えてみたいのです。
実際は「〇〇過ぎる」ということ自体『幻想なんじゃないか?』ってことを。
というのは、
誰も『〇〇過ぎる』と言っている人を責めてはいない。
本当は、自分で自分を責めていて、ただ”自分にいいわけ”を与えないと、とても苦しい状態なだけ。
とも言えると思うんです。
『〇〇過ぎる』という人は、自分の考えを伝えていないかもしれない
『〇〇過ぎる』を使う人は、自分の中で「標準」(自分の中で当然だと思っていること)を持っていて、その言葉を使う人の「標準」から考えた時にはじめて「〇〇過ぎる」という言い回しを使うことになります。
スモールビジネスの現場では、2つの問題がハッキリと表れます。
それは、
①「標準」が一人の人に(勝手に)定められること。
②「標準」を人に伝えていない。
このポイントを図を使って補足しておきます。
どちらも、自分を責めたり卑下したるするような罪悪感という気持ちが根底にあるのが特徴
本来、コミュニケーションとは自分自身が標準と考えていること(自分の中で当然だと思っていること)をシェアするところからスタートします。
そして、その標準が同じなら共感したり、差異を感じるなら、お互いにその差異を楽しんだり、自分の成長に役立てるわけです。
ということは、「〇〇過ぎるから…」という言葉を使う人は、コミュニケーションをとる以前から、コミュニケーションを放棄してしまっている状態なわけです。
自分の脳内で勝手に話しを展開しているかもしれないけど…
一方的に伝達はしているかもしれないけど…
他者とコミュニケーションをとっていないのです。
他者とコミュニケーションをとる前から!!
もう、コミュニケーションを取れなくなるような考え方をしてしまっているのです。
「〇〇過ぎる」ということは、先ほども伝えたように幻想です。
例えば「考えすぎて〜」というのは、本当はまったく考えていない証拠です。
本来「考える」というのは、必要な情報を集めて、自分が生み出したい(それが、何かの解決に向かうものでも、何かを創造するものでも)ことに対して、建設的にその情報を組立てていくことです。
情報が足らないのに考えようとしても、考えることはできません。
また、情報があっても、その情報を建設的に組み立てなければ、意味がありません。
多くの人は、情報がないのに考えようとしたり、建設的に組み立てられない時に「考えすぎて〜」といいます。
ボクは断言します。
「考えすぎて〜」なんて、絶対に無い。
考えすぎて〜という言葉を使う真意は、
「考えなくてはいけない…と思いながら焦っています」
という状態が本当のところだと。
この状態は、決して考えているわけでは無いのです。
考えてもいないのに「〜過ぎる」ということはありえないのです。
あなたがあなたに問う時間
あなたはどう感じますか?
あなたも「考えすぎてる」とか「相手のことを思いすぎている」という感覚で、コミュニケーションをとめていませんでしたか?
ボクも、時折りそんな風に感じる時があります。
その度に「これは幻想だなぁ〜。本当は自分が認めたくないような、自分を卑下している自分がいるかもしれない」と自分のことを客観的に見るように務めています。
もし、あなたが人間関係がうまく流れていないように感じる箇所があったら、その部分のコミュニケーションについて「〇〇過ぎる」と考えていることがあるかも?とチェックしてみるのはオススメです。
特にスモールビジネスの経営者やマネージャーは、自分の表現をとめてしまったら、何のためにお客様や仲間と仕事をしているのかがわからなくなってしまいますから…
リラックスして、自分に優しくしてあげてくださいね♪
※「〜過ぎる」は無い。と断言しましたが、お酒を呑み過ぎる…とかは普通にあります(笑)
自分の標準(あっ!これくらいなら快適に呑めるな〜)を飛び越えた瞬間です。
目に見えないパート。
考えることや気持ちには「〜過ぎる」は当てはまらないと思うけど、目に見えるパート(行動)に関しては、〜過ぎるはまったくもって当てはまります。
ここは、とても興味深いことです。
スモールビジネス必須!集客からチームマネジメントに関係する”人間関係の仕組み”と”コミュニケーション”を学ぶ
あなたは次のようなコトを感じたことはありませんか?
上記のようなことを感じたコトがある人にこそ知ってもらいたい!
それが『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』という、人と人が関わる上での”原理原則”についてのお話しです。
日本各地でセミナー・ワークショップを開催しています。
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