美容院オーナーへ。どっかの凄いお店の話しを聞くより、大切なこと

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

InspirationManagement_あなたがお客様にするように!

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

田口 淳之介 プロフィール 
 [副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]

 インスピレーションマネジメントとは?


 

いつもはスモールビジネスを営む方、全ての人に向けて記事を書いていますが、

今回は

 

美容院のオーナーにのみ読んでもらえれば…

 

そんな気持ちで記事を書きます。

 

僕は6月のセミナーで新規集客についてお話しさせてもらう予定です。
(もちろん、5月の大阪で行うセミナーでもお伝えします)

  セミナー

本当に集客のことなんかを語るのは、おこがましいような気分になるので、僕の心に様々な葛藤が生まれます。

同様に店販についても同じようなことを思ったりしていて、以前に記事でお話しました。

  店販売上げ20万から200万円にした時の手法とか、誰か聞いてくれるのかな?

 

こんなことを話させてもらう僕ですが、過去には美容業界の中で開催されるセミナーにも、かなり参加してきました。

で、その時は、ずっと違和感を感じまくっていました。

 

それは、次のような理由です。

だいたい、業界で経営やマネジメントについてのセミナーを開くような人は…

 

  • 東京の有名な美容院の人
  • ダメなお店を立て直した、凄いストーリーを持つ人
  • 大きな規模になるまで会社を育てた人

 

です。

 

先にカミングアウトします。

僕は、こういう人達が講演やセミナーで話すことを、メモしまくって…聞いた翌日には、その殆どを実行に移してきました。

だから、リスペクトがあります。

 

でも、こう思ったことも凄く多いのです…

 

その話し聞いて、誰ができるんだ?

 

とも。

また、一番しっくりこないのは、参加者の目線が「自分のお店」に向くのではなく、そこで講演なりセミナーをおこなっている(壇上にいる)人に向くことです。

当然といえば当然ですが…

普段の”美容師”としての仕事から考えると、なんか違和感感じませんか?

 

普段は、お客様をキレイにするために、お客様の

 

髪質

骨格

気分

 

などなど、様々な相手の持つパーソナリティに合わせてヘアデザインを提供しているはずなのに!

 

“なんで、経営やマネジメントに限っては聞き手のパーソナリティに合わさないの?”

“なんで、この方法じゃなきゃダメだよー!!感だすの?”

 

こんなことが”普通”になっちゃったので、美容業界ではセミナーが少し下火になってきたらしいです。
(これ、世間の動きとは逆光してるんです。実は…)

 

だいたい”東京の有名な美容院の人”の話しは、その人自身がカリスマで、プラス”東京”というブランド力をたっぷり使っている話しが多いわけで…

それは僕らのような地方にいる人の大半には、実践しにくいことばかりです。

 

また、ダメなお店を立て直した、凄いストーリーを持つ人の話しは、感動があったり、惹きこまれることはあるけど、自分で何をどうしたらいいの?というのがわかりにくい。

例えわかったとしても「それはアナタだからできたんですよね?」と言いたくなっちゃう!

だって、ダメにした会社を立て直す程の人なんだから、そもそも凄い人なんですよ。

普通の人じゃないわけです。

 

大きな規模になるまで会社を育てた人の話しは、多分ですが…

聞いている人にとっては異次元の話しじゃないですか?

 

これは、話している人にも聞いている人にも何の問題もありません。

ただ、マッチングが悪いだけ。
参加者を集めた(90%以上が)メーカーやディーラーの責任だと思うんですよね。

 

だって、3〜4人でやっているお店の経営者がスタッフ100人でやっている会社の社長の話しを聞いても、無意味なことの方が多いから。(美容業界では席を埋めるために、マッチング無視でセミナーに美容院のオーナーを招致するのは、何も珍しいことではありません)

3〜4人でやっているお店の経営者が、真剣にスタッフ100人の会社を目指してるなら話しは別だけど。

 

ということで、僕はある時から上記のようなセミナーを「映画」だと思うようになりました。

 

映画なら楽しい方がいいし、スクリーンに引き込まれなきゃ意味が無い。

だから「映画」って割り切るようになったんです。

 

でも、僕がセミナーをする時は絶対に、

 

参加者の方が自分のお店のことや

自分自身についてばかりを

考えられるようにする

 

そう決めました。

 

そして、話すことも凄いストーリーなんかじゃなくて、本質的なことを伝えるように心がけています。

それは美容で言えば、さながらワンレングスカットのような基礎技術にあたるものです。

 

基礎的な技術は、自分が困ったときやずれた時、立ち戻る場所になりますよね?

そして、1回身体に刻んだ基礎は、その後サロンワークの中で。

お客様とのやりとりの中で!!

様々なバリエーションとなって展開を見せてくれるもののはずです。

 

さらに言えば!その基礎は、施術者のパーソナリティと合わさって、とっても輝き出すと思うんです。

 

僕がセミナーでお話しする集客方法や店販方法、チームマネジメントの方法は、これまで僕が失敗してきたこと10回と成功したこと1回からわかったエッセンスだけをお伝えします。

そして、何よりもこれまでに美容院の経営者・マネージャーに膨大なカウンセリングを実施してきたものが源(ソース)となっています。

皆さんが、自分のお店に来てくれたお客様に、

自宅でもちゃんとヘアセットができますように!

と、願って仕事をするのと全く同じで、

僕も、皆さんがセミナーから帰った翌日、

自社・自店でスタッフと人間関係をスムーズに展開させて、集客や店販がうまくいきますように!

と願っています。

 

僕が開くセミナー・ワークショップは、どっかの凄いお店の話しを聞くような映画ではなく、もっと大切なあなたのお店のための対話です。

次回の記事では、セミナーで話す集客について、少しオープンにしてみるので、この記事にシンパシー感じちゃったよ!という方は、ぜひご覧くださいね♬

 

最後に…

自慢させてください。(嫌わないでね)

 

僕が開催しているセミナーは、わりと休憩時間をとります。

その日が初対面の参加者同士が、とても盛り上がって話している。

そして、あんなに参加者同士が自分の会社やお店に思いを張り巡らせていて、そのことについて自然と話してしまう様な光景。

あんまり他では見たこと無いんです。

 

で、その証拠に参加者みんなが僕を無視しています(笑)

僕。その光景を見るのが大好きなんです。

 

eye catch:photo credit: Stylist_Client-3 via photopin (license)

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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2016-05-13 | Posted in マネジメントNo Comments » 

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