賢い人とバカな人のたった1つの違い【置き換え思考力】
田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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色んな方とお話しさせて頂く機会があります。
で、お話しさせて頂いた時に、僕が「この人はとても賢い方だなぁ〜」と感じ、気がついたら敬意を払っている人には、ある共通点があります。
ちなみに…
賢いというのは、自分で考えることができ、なおかつその考えに基づいて自分の仕事〜人生をつくっていく力のこと。
僕はその力を持つ人を”賢い人”と思っています。
で、その賢い人の共通点は
「置き換えることができる」という思考力を持っている。ということです。
例えば、Aという話しを聞いた時に、自分が直接Aということに関わっていなくても、自分のやっているBということに当てはめて考えられる。
そんな力が置き換えることができる思考力です。
例えば普段おつきあいさせて頂いている美容ディーラーの”鈴木さん”という方。
僕は個人的にこの人が大好きなんです。
もちろん、性格や行動力。
そして、謎の”鈴木ルール”を発動するユニークなキャラクターなど、どの点を持ってしても好きなのです。
がっ、やはり話していて楽しいのは”賢い方だなぁ〜”と感じるからです。
(上から目線に聞こえたらすみません。ただ、素直な感想なので気にあった人がいたらスルーしてね)
鈴木さんは、僕がこれからの美容院のマネジメントに必要なことは「〇〇だと思うんですよね〜」という具合に話していると、必ず
「それって僕も(僕らディーラーも)必要ですね」
と自分自身の仕事に置き換えて話しを聞いてくれているのです。
この置き換える力(以下、置き換え思考力)って本当に仕事を展開していく上で欠かせないものです。
この置き換える力はそのまま、「思いやり」という気持ちに直結してると思います。
そして、その思いやりを表現する力にもつながっていると思うんです。
置き換え思考力を持つ人は、1の情報を手に入れただけで、様々なシーンを想像して、どのシーンならその情報を有効に使えうことができるのかを考えます。
もし、有効なシーンが5つあれば1の情報で5の価値を創造することができます。
美容院の中で起こるデキゴトを例に話してみましょう。
(美容院以外のスモールビジネスの方は、置き換えて考えてみて下さいね)
1の情報が例えば、お客様がおっしゃった
「40歳を過ぎてから、ホントに毛が細くなってきたように感じるわ〜」
だとします。
そのお客様には、ハリ・コシを与えるようなトリートメントメニューを提案し、自宅でのケア方法をお伝えしたとします。
もちろん、お客様には喜んでもらえたとしましょう。
この1の情報を受け取ったことによって…
そして、自分の提供したサービスが喜んでもらえたことを、その時その瞬間以外にも活かすとしたら…
- Youtubeで「40歳になった方のための自宅ケア」という動画をUp
- ブログでお客様に直接行った施術を伝える
- サロン内でも、アラフォーのお客様には同様の悩みがないか確認し、もし悩んでいるようなら同様のメニューを提案していく
- インスタグラムでお客様のアフター写真をUp
- お店でニュースを発行。そのニュースの中に、実際に”喜んでもらえたこと”として、ご紹介
いかがですか?
考えればもっとありますね。
ただ、1の情報が5つの媒体によって様々な角度で色んな方に伝わっていきます。
そのどれもが、お客様のアフターケアに繋がると共に“同様の悩みを持っていて、まだお悩みを解決されていない方”のお役に立つものです。
これは、1の情報を聞いた時に「だったら、あれで知らせれば!」とか「まだやっていない方に知ってもらえれば!!」と置き換え思考力を活用した結果です。
置き換え思考力で生きてる人は、単純に得しています。
逆に置き換え思考力がない人は損してるのです。
それも大損してる!そう思ってもお釣りがくるくらい…
そう思っても間違いは無いと思うんです。
ちなみに、僕自身が経営者やマネージャーの相談にのる時は、クライアントと一緒に”置き換え思考力”を身につけられるように、様々な例題を伝えながらセッションしていきます。
置き換え思考力は、ある程度は”慣れ”で身につくものだからです。
置き換えて考えるクセをつけることが大切なのです。
しかし、ここで厳しい現実もお伝えしなければいけません。
それは、どう頑張ってもこの”置き換え思考力”を身につけることができない人がいます。
僕も長年、「なぜかなぁ〜」と観察してきたのですが、それにはいくつかの理由がありそうです。もちろん、これは僕の仮説なのでお気楽に聞いてくださいね。
- 「もっと良くする!」と本気で思っていない
- 他者の話しを理解できない(自分にとって都合の良い解釈をする傾向にある)
- 普段から、他者を喜ばす習慣が少ない
- 気持ち(感情)を感じにくい体質になっている
etc…
上記のような性質や習慣に浸っていると、ひょっとしたら置き換え思考力は身につかない。
もしくは、以前は置き換え思考力があったのに退化していくものかもしれません。
もちろん、僕も人の心配をしている場合ではありません。
筋肉と一緒で、置き換え思考力は使わなくなると退化していく(と思っている)ので日々、一を聞いて十を知る。というように、人から聞いた話を自分のことに置き換えたり、他者のことを自分のことに置き換えて考えてみたり、常に置き換え思考力を磨いていきたいと思います。
あなたもスモールビジネスの運営に責任を持つ人なら、ぜひ”置き換え思考力”を磨き、その素晴らしい力を仲間とシェアしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました♬