マンデー・モーニング・リーダーシップを僕が何回も読んだ理由 [書評]
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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マンデー・モーニング・リーダーシップ
デビッド・コットレル(David Cottrell) (著)
齋藤 慎子(さいとう・のりこ) (翻訳)
この本は29歳くらいのときに、いつも持ち歩いて読んでいた本です。
当時、僕はマネージャーとは何か?
自分は部下や後輩に何がしてあげられるのか?
きっと、そんなことにすごく悩んでいた時期だったと思います。
特に、お客様に僕の理想のサービスを提供したい!という個人的な想いをチームと分かち合うことができず、苦しかったと記憶しています。
そんな時、この本と出会って なんだかすごく救われた気がしたのを覚えているんですね。
ということで、本棚をぼ〜っと眺めていたら 久しぶりに目に飛び込んできたので、書評を書いてみました。
マンデー・モーニング・リーダーシップってどんな内容?
アマゾンからの引用
「もうダメだ」。オフィスでも、家庭でも、スランプに陥っていたジェフはそうつぶやいていた。「誰かに話を聞いてもらいたい。批判ではなく、アドバイスがほしい」。
そんなときに、父の友人、トニーからもらった手紙を思い出す。そこには「もしいつか相談したいことが出てきたら、気軽に声を掛けてくれ」とあった。トニーは「企業再建のプロ」と称えられ、「年間優秀企業家賞」を2度も受賞している人物だ。今の自分とは縁が遠くなってしまっている。しかし、わらにもすがるつもりで、トニーに電話を掛ける。そこで、「8週間にわたって」「毎週月曜日の8:30からミーティング」をする約束を取りつけ、アドバイスを受けることになる。
トニーのアドバイスは、ジェフを人生の、ビジネスの、そしてリーダーの原理原則に立ち返らせるものだった。ジェフは、そのアドバイスにそって、行動を始め、やがてスランプを脱していく……。
と、こんな感じでジェフという主人公がいて、物語をベースにマネージャーにとって大切なことを教えてくれる本です。
心にくる!! ポイント①
人はまず人に見切りをつけ、やがて会社に見切りをつける
この一文がすごく印象に残っています。
「確かにそうだよなぁ〜」って…
会社は人がいて、会社。
だから当然のことながら、まずは人がいる。
一緒にいる人のことを好きだったり信頼していれば、色んな困難も喜びも共にできる。
でも、そうじゃないと離れていく。辞めていく。
もちろん、この一文を読んで、その後すぐに僕の事態が好転したわけではありません。
ただ、気づくきっかけになったのは確かで、人と人の関係について。そして、その時の内面にいる自分とのつながりについて。
色々考えをまとめるようになりました。
良い人間関係を持つことが、会社をみんなで運営していく上で大前提ということがわかったおかげで、僕は自分のことを真剣に考えるようになったんだと思います。
もし、色んな(マーケティング手法など)手法などで、他の誰かと意見がぶつかったり、まとまらなかったりしても、それは手法には人それぞれ、好みの違いがあるだけ。
そのことで、人間関係を壊す必要はないのですね。
最も大切にするのは、いつだって人間関係。
今は当然と思っているけど、あの頃はそれができなかった…
だから、心にグッときたんですよね〜。
心にくる!! ポイント②
管理側世界から抜けだして、部下とコミニュケーションをとる必要がある。
これも今の僕には当然…
でも、あの頃の僕は自分が何をどう考えているのか。スタッフがどんな行動をとるべきか?
そんなことくらいしか、部下と話しせていなかったのです。
そう、最もコミニュケーションで大切な
何を「どう感じているのか」
ということを、伝えたことも、伝えようと思ったことも、聞いてみたいとも思っていなかった。
結論から言えば、自分がコミニュケーションと思っていたものは、コミニュケーションでは無かったので、対話が全く行われていなかったということです。
この本では、具体的なコミニュケーションの取り方が説明されているわけではありません。
しかし、主人公のジェフとメンターのトニーとの会話自体が、良質なコミニュケーションだから、考えないでも読んでいるだけで身体にコミニュケーション手法が勝手に入ってくる感じがします。
これがストーリーで読める本の1番のメリットですね。
心にくる!! ポイント③
部下とその家族に関する情報を頭に入れておく。
話を聞いて、相手のことを知る。この行為ってシンプルな行為だけど、尊い行為だとも思います。
さっきもお話ししましたが、スモールビジネスは人と人のつながりの上に存在しているから、相手のことを知ろう!という欲求が無くては、うまくいくわけないんです。
経営者・マネージャー・店長のように役職のある人でも、現場を知っているなら!!
1番最初はお客様の方を向いて、仕事が始まったと思うんです。
そこで、お客様の話をしっかり聞いて、相手のお役にたっていく。その積み重ねで管理職になったと思うんですね。
その後必要になるのは、お客様の声だけでなく、仲間の声も必要になります。
お客様と同じように接すればうまくいくんだけど、それをなかなか気がつけない人が多い。
仮に気がついても、心がそれをO.Kにするのを拒んだりしてる人もいます。
(技術系の仕事には多いですね。こういう上司)
だからこそ、仲間と話す”家族のこと”や”プライベートな話”は大切な側面もあります。
- 部下にコーヒーを入れる。お茶を淹れるのはなんということはないことだが、ありがたく思ってもらえる手軽な満タン方法。
余談ですが…
Evernote社は幹部が交代で部下にコーヒーを入れる。もちろんCEOも!というのをセミナーで聞いて「好きだな〜そういう会社」と感じたことを思いだしました。
やっぱり人として普通のことをして「ありがとう」を交換できるような状態にしなさい。ということなんでしょうね。
••••
書評とは言えない記事ですが(僕の話しが多すぎますから 笑)
この本は、本当にオススメです。
中古ならアマゾンで激安で手に入ります。
なんと、1円から!!!
ホント、僕は店長時代この本をどこにでも持ち歩いて、何回も読んでいたのです。
理由は、冒頭にもお話しした、
- マネージャーとは何か?
- 自分は部下や後輩に何がしてあげられるのか?
という疑問。
そして、「いい会社」にしたいなぁ〜という想い。
そんな疑問と欲求を何とか解消したくて読んでいました。
(この記事を書いていて、あの頃の気持を思い出してしまいました。)
そして、いま改めて読んでみて感じたのは、
あの頃は難しかったことでも、今は自然にやれるようになったこと
が沢山あるということ。
もちろん、読んだだけでは良くなることはありません。
でも、毎日持ち歩いて、1日一つでも書いていることを試していけば!
きっと、あなたの仕事に変化が起こると思います。
部下が1人でもいる人にはオススメです。
「マンデー・モーニング・リーダーシップ」は!!
最後までお読みいただきありがとうございました♬