目的はいらない!? 一流のヘアデザイナー田代 周から感じるコト
田口 淳之介
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ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
美容業界では知らない人がいない田代周さん
ヘアデザインの写真撮影を9,000枚以上してるモンスター美容師さんでありSecret(表参道)の代表。
一緒に呑みながら彼が言っていたコトを聞いていて、感じたことを書いていきます。
彼は若いスタイリストにアドバイスするとき、的確なアドバイスを行います。
弱点は「〇〇だね」
というような感じで。
しかも、すごく感じ良く!!
一流は「さらっとしている」それでいて、言葉に「重み」もある。
人はそういう人の話は、自然と聞きいってしまうものですね。
そして、田代周さんはコトあるごとに「数ですね~」と繰り返し言います!
仕事の精度を上げていきたいなら「数」なんですね。
だけど、間違ったやり方で「数」をこなしても、それでは質があがらない。
だから、「基本」ということも同時にすごく大切にしているわけです。
では、なんのために彼は9,000枚もヘアデザインを撮影しているのでしょうか?
僕は田代周と呑んでいていつも思います。
「あ~ 死ぬほど、ヘアデザインを愛してるんだなぁ」と。
表面的な「目的」じゃないんですね。
それ自体(素敵なヘアデザインで人を喜ばすコト)が彼の中で「生きる意味」みたいなもんじゃないかなぁ~と。
そういうコトが伝わってくるんです。
ぶっちゃけ、目的は後から付け加えるコトができます。
誰かに「納得」してもらいたかったら「目的」をしっかり伝えるコトも必要でしょう。
しかし頭で考えたような「目的」だけでは”9,000″枚もヘアデザインを撮影することは無理だと思います。
きっと撮影していく中での、楽しいコトも苦しいコトも全部飲み込んじゃうエネルギーは、仕事自体を愛しているからこそ、出てくるエネルギーだと思うんですね。
「撮影したら売れますか?」というような目的では、なんか心が貧しいですね。
もちろん、ビジネスだから、かけた時間とお金に適切な「リターン」がないといけないわけです。
でも、それだけの「目的」では人の心が動くような仕事にはならない。
「目的は?」をいつ頃から日本人が使いまくっているのかわかりませんが、「目的」だけにとらわれると人は狂っていって、いつしか目的=メリットになって、メリットが無いことはしません。
というような、少し残念なコトになってしまう。
僕は、チームに対して「目的」を伝える立場にあるから、目的を伝えてきたけどその経験の中で、本当は人それぞれ(チームの人数だけ)目的はあって、誰1人完全に同じ目的の人はいないということに気づいています。
自分がおこなっている「仕事」。
それ自体が自分の愛する活動(ライフワーク)になると、きっとむやみに「目的」を連呼することもなくなると思います。
読者の方も一度「目的」をどんな時に口にしているか?自分自身を観察してみるのもいいかもしれませんね♬
僕も自分が「目的」にとらわれていないか自分をcheckしてみます☆
最後までお読みいただきありがとうございました♬