チャレンジする前に諦めがちの若者に諦めかけている大人へ
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
もし、あなたに後輩とか部下がいたら、こんなことを思ったりしていませんか?
- 『最近の若者はモノゴトを始める前から(もしくは、始めてすぐに)そのモノゴトのふんわりとした印象で「好き・嫌い」を言い出して、行動しないなぁ』なんて…
- 『”好き・嫌い”って感覚を大切にするのはわかるけど…なんだか「価値判断」を自分の枠の中だけでやっちゃって、行動しないのはもったいないよなぁ』と。
こんな風に思う大人は結構たくさんいると思うんです。
最近、そういう記事をネットでよく見かけます。
(その記事は新人が会社に入ってきて、すぐにこの仕事は僕に合っていない。とか言い出す記事でしたが)
僕の考えでは、昔からそういう人は沢山いたと思うんですが…
情報網が発達した、このネット社会のせいで「目立つ」んですかね?
もしくは、やっぱり以前よりそういう人が増えているんでしょうか?
正直なところ、ボクにはよくわかりません。
ただ、僕自身が毎日、10歳以上年の離れた部下と接していて、実際に感じていることがあります。
それは、若い人が何か行動を起こす時に『動機』として『負けたくない』という感覚は殆ど持っていないってことです。
だから、「悔しくないの?」というベタな刺激の仕方(昭和時代のね)が通用しないので、ちょっぴりジェネレーションを感じちゃいます。
で、僕はこう考えています。
いまの時代は、モノゴトがシステマチックになりすぎている。
そのせいで、仕事を好きになる時間も与えられず、いきなり成果を求められる。
その上、ボクラが子供の頃とは比べ物にならないくらい簡単に情報にアクセスできる。
そんな時代を多感な年頃から経験している。
おまけに『ゆとり教育』を経験している彼らが、動機として『負けたくない!』とか『悔しい!』なんて感覚を持ち合わせないのは、考えてみると自然なことです。
そして、ボク個人としては、この時代の流れに、良いとか悪いの感想も持っていません。
『あっ、そういう流れなんだな』って感覚です。
もちろん、この時代の流れに『チューニングを合わせるのが難しい…』と悩んだこともあります。
本音で言えば「めっちゃキレたろかなぁ〜」と思ったことも以前はありました。
もう、叱るとかのレベルじゃなくて…
「うるさい!うるさい!うるさ〜い!黙ってやれ」と言いたくなる時もあったんですね(笑)
でも、この苛立ちつ気持ち以上に、気になることがあったんです。
彼らがモノゴトを始める前に、そのモノゴトに「どんなイメージ」を抱いているのか?
彼らは、どこで自分自身を止めているのか?
一緒に、その止めてしまってる壁みたいなものを溶かせないのか?
ボク自身はそんなサポートを提供できないのだろうか?
彼らより、彼らに関わる自分自身のことがすごい気になっちゃたんです。
なぜなら、若いスタッフもみんな「頭」では、どうしたらいいかはわかっています。
けど、自分で、自分の心を良い感じに持っていくコトができないだけ。
ボクにはそう見えていたからです。
多分、これからの時代は『バカ♪』でいいと思んですね。
記憶する賢さはあんまりいらないというか…
「調べる」方法さえ覚えちゃえば、たいていwebで検索したら情報があるからです。
カーナビも同じです。目的地の住所を入れれば連れて行ってくれます。
(このおかげで方向音痴の僕は快適に過ごせています 笑)
だからこそ、大切なのは「心」の取り扱いだと思うんです。
『心の取り扱い方』を、大人が子どもや若いスタッフと分かち合っていかないと、意味がないと思うんです。
”知識へのアクセス”だけで言ったら、若い人のほうが断然早いんじゃないかなぁ?
どう思いますか??
僕は、若い人に教えることをあんまりしないし、教えること。それじたい”そんなに無いなぁ”と感じています。
ただ、心のつながりを感じあうのは大切だと思うので、やっぱり地道に対話を繰り返しています。
で、そんなコトを思っているボクはどんどんバカになってきてるような気がします(笑)
ただその分、心がしなやかになってきています。
そうすると、何よりも「粘り強さ」が日に日に増しているように感じます。
チャレンジする前に、諦めてる若い人に対して
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