嫌いなタイプの人を愛する機会を与えてもらえるのがマネジメント!
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口淳之介 プロフィール [副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
最近、有能なビジネスパーソン(営業職・30代後半)に、呑みながら色々と仕事の面白い話しを聞きました。
(パパ友?っていうのかな?僕には殆どいない、パパ友という貴重な存在 笑)
彼が務めている会社は年商50億くらい。
営業マンは30人くらいで、彼自身とても会社を愛しているそうです。
しかし、先代から代替わりし、次の社長に変わると効率化&監視がきつくなって、ちょっと働きづらくなってきていると感じている社員もいるとのこと。
そして、一番哀しいのは営業車にGPSがつけられていること。
この状態を多くの営業マンは「俺達って信用されていない?」という風に感じているらしいのです。
こんな話しは、日本中のどこにでも転がっている話ですよね。
会社っていうのは、代替わりも含めトップが変われば、場合によっては社風から会社・お店の雰囲気まで変わってしまいます。(良くも悪くも)
普通、二代目になる人が賢いと、多くの場合このようなケースが見られます。
先代の時に、「あ〜…これ無駄だなぁ〜」とか「ここをもっと効率的にやったらいいよなぁ〜」と思っていたことを実行していくと、どうしても自然とこのような現象は起こるようです。
起こるようです。とか言ってるけど、僕自身もこんな改革を実行していたことがあります。
僕のあだ名が「ヒットラー」だった時(笑)
こういう改革を推し進めると、その改革に「理解できる人」「理解できない人」を生み出します。
そして、その人達は「賛成する人」「反対の人」に分かれていきます。
そして、反対の人は、「我慢できる人・我慢できない人」に今度は分かれていくのです。
この我慢できない人が、会社からはじき出される形でさよならします。
それは表面的な退職手続きとはなんら関係ありません。
その会社の…その代表の奥底で流れる感情が、その場所にいられなくなった人を生み出した。という現象があるだけです。
で、この状態は
- 「ビジネスは弱肉強食!」
- 「ビジネスは戦いだぁ〜」
の原則に従うと、「まぁ〜あるよなぁ〜。しゃ~ないね」となる話です。
がっ!!
ビジネスを
- 「相互に助け合う場所」
- 「喜び・思いやりの交換の場所」
という原則で見てみると、哀しい出来事のようにも思います。
テーマは、どちらの原則で経営者やマネージャーが会社を運営していたいか?ということに尽きるのだと思います。
また、最初はお客様にただ喜んでもらいたかった!売り上げを上げたかった!
という想いでスタートしたことが、気がついたらその方針に反対で我慢できない人を生み出して、その人を憎んでしまう。
そして、最終的にはさよならの決断を迫ることができるのが役員です。
だからこそ、僕は今回のお話しのテーマを嫌いなタイプの人を愛する機会を与えてもらえるのがマネジメント!としました。
全く違う考え方、感じ方をする人とコミュニケーションをふんだんに取らないと、会社って深みがでないと思うんですよね。
その深みは、一時的な上昇には見えないかもしれないけど、永続性を育んでいくようなものだと思うんです。
もちろん「会社」じたいが、ある意味で生き物のようなところがあるから、自ら新陳代謝を行う感じで、その時々で必要な人を残し、そうでない人を放出するような感じではあるとは思いますが…
だからこそ、あんまり人間の考えだけで対立するような手法(簡単にいうとコミュニケーションがまったくとれていない。もしくは、一方的なコミュニケーションしか行わない手法のこと)を選択していると、せっかく売り上げがあがったり、お客様が喜んでくれていても内部崩壊を始めてしまうと思うんです。
経営者やマネージャーは、嫌いなタイプの人を愛する機会を与えてもらっているのが仕事。
ということもあるよなぁ〜。と、頭の片隅にでも入れておけば、自分の考えに合わない人の考えや、自分が感じたくない気持ちを感じ取って、どんどん自分自身が成長できると思うんです。
すると、その成長をまた、会社に還元できることができるわけで、超絶リサイクルな無駄の無い経営ができると思います。
無駄を嫌って、効率化をすすめると、意外に無駄を生み出しているかも!な話しでした。
一人でも、多くの人を好きになれたら、仕事はさわやかな気分でできるかも!と何となくでもいいから、思っていたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました♬