相談された時、僕が仲間と本当に想いをわかちあうためにとった行動と方針
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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あれは30歳になる数年前くらいでした。
いつも僕が手を焼いていた部下から、「相談したいことがあるからご飯に行こう」と言われたのです。
以前の僕なら…
「ハイ!喜んで〜」となっていたでしょう。
だって、可愛い後輩が仕事で前進するために相談したい!って言ってくれてるんですから当然です。
しかし、僕はその頃ある不安を抱えていました。
それは、僕自身が本当に部下や後輩(仲間)に話していることは価値のあることなのか?
僕が先輩だから(相手はイヤイヤ)話しを聞いているだけではないのか?
そんな不安を感じていたのです。
そこで、僕は誘ってくれた部下に思い切って言ってみました。
僕の話しが君に価値があると思えるなら、おごって。それならいいよ!
と。
本当のところ年下の人。さらに部下におごってもらうとか…
そんな概念自体を持ちあわせていなかった僕は、すごくドキドキしたのを覚えています。
(さらにその部下は”女性”でしたから)
僕はこんな不安いっぱいのドキドキを感じてまで、スタッフと
“一人の人間としてフラットな関係を築きたい!”
そう思っていたのです。
結果は「あっ!いいですよ〜〜」と、あっさり言われてすごく安心したのを覚えています。
(いま、思い出してもあの一言で僕の仕事観がグッと変化したのを実感しています。あの部下には感謝の気持ちでいっぱいです)
で、現在はこの経験があってなのかはわかりませんが、部下以外の沢山の人から色んなことを相談されることが増えました。
そして、僕は大切な人から相談された時にこそ、相手も自分もハッピーになるためのマイルールを何点か設けました。
相手が自主的に変化を起こすための僕が相談にのる時のマイルール
相談って大きく分けると2つに別れると思います。
1つは「ただ聞いてもらいたいだけ」の相談。
このタイプの相談は相談者が「聞いてもらいたいだけ」なので、黙って聞くのが一番思いやりのある行為だと思っています。
2つめはあるモノゴトを形にしたり、解決したりするための具体的な手法やステップ・考え方を聞きたい!という相談。
このタイプの相談ポイントは、いくら聞いても、2人でどれだけ考えても、相談後に相談者が必要な行動と、その行動に対して微調整を取っていく必要があることです。
僕のマイルールはこの2つめのタイプの相談に必要なルールです。
相手が自主的に変化を起こすために!相談ゴトに対するマイルール1
【お金を受けとる】
全ての人とは言いません。
ただ、多くの人は”お金”という道具のおかげで、真剣になったり自分との約束がうまれ、それを守ろうとする。という側面があります。
相談にのった後の行動にまで寄り添う必要がある時は、この側面を最大限活用するのは「愛だなぁ〜」って今は思っています。
これまでお金を受け取らずに、いくらでも相談にのっていた時期もありました。
しかし、行動を起こす人は少なかったんですよね。
相談者の方が「良い話しを聞いたなぁ〜」という顔をしてくれるだけで、そこに「変化を起こす!」というエネルギーが足りていないというか…
そうすると、やはり僕としても哀しいというか「せっかく色んな体験をシェアしたのに…」となって、ただ疲れるだけなんです。
そうすると、相談者も相談された僕も哀しいので誰もハッピーになりません。
ということで、両者のWinWinのためにお金を受け取るようになりました。
相手が自主的に変化を起こすために!相談ゴトに対するマイルール2
【支払った以上に儲けたり喜びを感じて欲しい】
僕達が生きてるこの日本は資本主義の国です。
良い悪いではなく、生活するにはお金を稼がなくてはいけないというのが、殆どの人に当てはまることだと思います。
そして現代は多くの人が沢山の情報に触れる時代です。
また、その中で未来を考えたり自分の使命を考えている人は、学ぶために自己投資を行っています。
僕はそのことにリスペクトの気持ちがあります。
情報にふれ様々な学びを行う人々。
学び始めた当初は志を持っているのは当然。
しかし、その学んだことを真摯に活用して社会に還元してる人となると、とたんに人数が少なくなるようです。
なんらかの学びを完了した人>実際に活用して、他者とシェアしてる人
これはひとえに、お金をかけて学んだことを多くの人と分かち合う時に、ビジネス的なことを考える必要が出てきて、そこで思考がストップしてしまったり気持ちが折れてしまう人が多いからだと思います。
この現状もまた、残念な気持ちがします。
僕自身の学びの目的は(とても個人的なものですが)最終的には誰かとわかちあったり、誰かの役に立つからです。
そのことが(ある意味で)立証されるのは、学んだ人が学びにかけた時間やお金より、多くのモノを受け取った時だと思うんです。
ということは、相談したことが相談者の中でクリアになっていき、1の学びが10くらい(もしくはそれ以上に!!)のハッピーや豊かさを運んでくる状態を受け取ってもらえるような行動を僕はとりたいのです。
コスト意識と言ってしまえばそうなのですが、物心ともに豊かになるような循環を生み出せるように相談にのる。と決めているのです。
相手が自主的に変化を起こすために!相談ゴトに対するマイルール3
【スモールビジネスプロデューサーとして】
友達が夫婦関係のことで悩んでいたら…
一緒にお酒でも呑みながら、色んな話しを聞いたりしますよね。
きっとあなたもそうでしょう。
例えば部下が僕に相談してくることもあります。
現在の僕は部下の相談に多くの場合…
「知らな〜い。僕は君じゃないから…自分で考えて自分で決めてねん」とか、「今呑んでるから明日にして〜…多分忘れてると思うけどな笑」という感じでかなり適当に返事をしています。
もちろん、そんなことを続けていれば誰も最初から相談なんかしてきません!
自分で考えて、自分で決めるようになります。
僕はその決定事項を尊重するだけですから、部下にはこのスタイルが僕には一番しっくりきます。
ただ、このスタイルが可能なのは、友達の相談や部下の相談くらいのものです。
身内のことや社内のことなので、やるべきことや考える必要のあることが、とてもシンプルなものしか無いことがわかりきっているから、可能なスタイルです。
しかし…
今から何かを創造していきたい!
本当は〇〇な状態でありたい…けど、現状は△△だ…
というような場合。特にそれがスモールビジネスに関することなら!!
僕が体験したこと、学習したこと、もってる知識を総動員してお役に立ちたいと思っています。
それは、僕がプロフェッショナルとして責任を感じるからです。
その責任はスモールビジネスプロデューサーとして、スモールビジネスに関わる全ての人が「ありのままの自分で働ける環境を創造する!」という、僕自身が自分と交わした約束があるからです。
そのため、スモールビジネスに関する相談は基本プロフェッショナルとして請け負っています。
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「相談にのる」って、話しを聞くだけなら簡単なことだけど、深遠なものでもありますよね。
結局、僕ができることは、相談者の人がありのままの自分になるガイドです。
そして、僕がどれだけ真剣に相談にのったところで、相談者が自分自身に向き合うことを拒否すれば、結果は相談を受ける前と変わらないわけで…
また自分の大好きな活動やスモールビジネスを「形にしていく」こと。
また、現在抱えている問題などで「解決したいこと」に対して、どれだけ相談者が行動を起こせるのか?
結局全ては相談者のテーマであり、相談者の選択に委ねられています。
当然ですが、自分の人生や自分の仕事は誰か他の人が決められることでもないのです。
だから僕は真剣な人の相談しかのれません。
あなたも、人の相談にのることもあれば、相談されることもあると思います。
ぜひ、自分の中の「相談」の定義やルールをチェックしてみてください。
以前は真剣な人と真剣そうな人の見分けもつかなかった僕がいたのです。
それが、だんだん沢山の人の相談にのる機会を経て、僕にもその違いがハッキリとわかるようになってきました。
同時に自分の中のルールも明確になってきたので、相談にのるべき人の相談。
出会うべき人に貢献していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました♬