デザイナーを殺すな!
田口 淳之介
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ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
当社の仕事は美容院。
会社なわけですから「売上げ」があってナンボ。
どれだけ理想を言っても、家賃を払わなくてはいけないし、税金も納めなくてはいけないし、給与も支払う。という実務があるわけです。
ただ、そんなお金は、地域の素敵なお客様と当社のヘアデザイナーのコラボで創りだされたお金です。
なので、当社にとってはお客様と同じくらい 美容師=ヘアデザイナーが大切です。(当然ですが)
で、いま世の中には、ヘアデザイナーの息の根を止めるような情報がいっぱいです。
- 急ピッチな育成を良しとする声
- 売り上げから逆算を考えられるようになるための教育
- 集客がなんちゃらかんちゃら。。。
もし、あなたが
「ただ可愛くなりたい」
「ただ、明日のデートで好きなあの娘に告白しよう」
「ただ、仕事で大切な人に会うからきちっとしたい」
と思っているお客様なら、何を美容師さん(ヘアデザイナー)に望みますか?
ただ 「〇〇」して欲しい。じゃないですか?
〇〇の中には色んな言葉が入りますよね。
でも、ただ「集客」して欲しいとか、ただ「売上げ」あげて欲しい。なんてことはお客様なら入らないですよ。
それは、経営者が勝手に思っているだけで、お客様はそんなこと知ったこっちゃない。と思うんですよ。
ついでに言うと、デザインに関わる人は
だいたいみんな 繊細 ですよ。
それでいて図太いとこもありますよ。
数字が好きな人は少ないですよ。
最初からみんな、そんなに論理的には考えられないですよ。
何より、ワガママですよ。
そして何より「自由な心」をもっていますよ。
そんな創り手としての自分の全部で、お客様のオーダーという制限のある依頼に答えているわけです。
そして、そのオーダーにトレーニングで培ってきた技術と経験を重ねることで湧き上がるアイディアを織り交ぜてお答えしていくわけです。
なんでもかんでも、経営者が寂しいからか、バカにさたのが悔しいのか、よくわかんない理由で「経営者感覚」を身につけさせるためにアレコレ教えてたらデザイナーは死んじゃうんですよ。
デザイナーはデザインにワクワクしたり、デザインに涙したりトキメイたりしてデザイナーです。
デザイナーを殺すようなやり方が溢れているから、もう 完全に真逆のことばっかりやってやろうかぁ〜と想ってますよ。
僕はマネージャーという仕事はその会社の仕事・スタッフ・お客様・自分のコトを大切にしてる人しかやっちゃいけない仕事だと思っています。
もちろん、いつも大切にできてきたわけじゃないけど、それでもそういう気持ちを持っていないと修正が効かないから、ダメだと思うんです。
僕はヘアデザイナーが「自由でありのまま」から成長・拡大していくような仕事のサポートをする仕事をしています。
文章で書くとわかります。
「ヘアデザイナーが」があって、初めて僕の仕事があるんですね。
だから、ヘアデザイナーのマインドが死んでしまうようなアプローチに悲しみを覚えますね。
デザインとデザインを創る人達が、勝ち取るんじゃなくて「受け入れられる」ような変化を起こせたら嬉しいなぁ〜と感じています。
で、僕はデザイナーじゃないんです。マネージャーです(笑) 勝手にホンのちょっぴり熱くなってみました☆
最後までお読みいただきありがとうございました♬