会社・お店の基礎力とは経営者・幹部が持つ”やりきる力”に比例する!
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田口 淳之介
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結局、仕事って【完了させる力】なんですよ。
ナニをどう言ってもね…
人数の多い組織だろうが、数名で営むスモールビジネスだろうが、それは同じ。
ホント、モノゴトって始めるのは簡単だけど”完了させる”のは、難しいことが多々ありますね。
ということで、今回のテーマは会社・お店の【完了させる力】についてです。
完了させる力とは?
ボクの言ってる【完了させる力】とは、企画や仕事上必要だと判断して決めたことを、最後までやりとげる力のことです。
最後までやりぬくためには『最後(ゴール)』を決める必要性があります。
ゴールを決める。
そのゴールまで着実に歩んでいく力がないと、会社(お店)は結局ダメになるんですよね。
で、それこそが、経営者(店舗なら店長などの責任者)の仕事であり基礎力なんだと思うんです。
どれだけすごいアイデアを持っていても、どれだけ素晴らしい営業力をもっていても…
最後まで”完了させる力”がないと、個人の素晴らしい才能も、会社が持つ魅力も発揮しきれない。
ボクは、そう思います。
仕事というのは、全て『信用』に値するかどうか?の話し
『完了させる力』を手に入れるということは、イコール『信用』を手に入れることだと思うんです。
仕事って『信頼』の糸で、関わるみんなが紡がれていくようなものですよね?
だから、信用されなきゃチームマネジメントも、お客様との取り引きも成立しない。
『信用』って本当に大切です。
完了させる力が無い人の3つの特徴
完了させる力が無い人はゴールを決めていない
完了させる力の無い人は、ゴールを決めていないことが多いようです。
ゴールを決めていなので、そもそもやり抜くことができません。
サボっているとか…
仕事をナメているとか…
そういう次元の問題じゃないんです。
ゴール設定するところから、逃げてしまっているパターンです。
永遠に『完了させる力』を手に入れない代わり、これといった失敗もしません。
と、同時にチャレンジの姿勢も無くしている状況。
このパターンにハマっている人が一番多いように感じます。
(この状況自体が失敗と言えば失敗ですが…)
完了させる力が無い人は、ゴールまでの道のりをリサーチしていない
完了させる力が無い人は、やりきるための手段や方法を理解していないことが多いです。
単純に、リサーチ不足なんですね。
意気揚々とモノゴトをスタートさせたのは良いのですが、山あり谷ありの道のりを予想していなかったばかりに、すぐにトライを断念してしまうパターンです。
ボクがクライアント先の会議で、ファシリテーションしている最中に、みんなに聴く質問があります。
それは
『この計画(企画)がうまくいかないとしたら、どんな理由がありますか?3つ教えてください』
という質問です。
みんなでうまくいかない理由を出し合うと、ハズレ無しの対策をたてることができます。
やりきるためには、ガッツも必要だけど…
殆どの場合は『理解』の方が大切です。
理解は、必要な情報のリサーチにかかっているので、リサーチ不足の人はやりきることができません。
完了させる力が無い人は、実は”やり抜きたくない理由”をもっている
最も根深い問題は、”やり抜きたくない理由”を隠し持っている経営者や幹部の心です。
自分たちで成功を止めてしまっている。
楽しいことや成果を”受け取れない状態”になっていることです。
この状態にいる人は、『自分がわざわざしんどいことをしている』ということに、自分自身で気がつくことができません。
自分が”やり抜くこと(目標)”から、自分の心と行動に不一致が起こってしまっている状態です。
みんなの力を引き出し、みんなの能力を高めるようにナビゲートしていかなくてはいけない。
そういう立場にありながら、それができていない状況なんですね。
なぜこんな状況にハマってしまうのか?
それは、多くの場合、やり抜くことより無意識にスタッフにブーブー言われないことを選択しているからです。
もっと言えば、(部下を)傷つけたくないし、自分が傷つきたくない。と、これまた無意識に思い込んでいるからです。
※ただ、その場で自分の気持ちをここまで正直に、すぐにオープンできるオーナーはとても珍しく、ボクは正直ビックリましたが!
この”選択”は全て、過度な”コントロール”が原因となっています。
『コントロールできなくなることは怖い』
これが”やり抜きたくない理由”の根本的な原因なのです。
そして、ナニよりもやっかいなのが、ボク達はコントロールを”無意識”で行なっていることが、とても多いということです。
”無意識”なので、自分では気がつくことができません。
経営者や幹部の”資質”と”やりきる力”
完了させる力は、会社(お店)の基礎力ですね。
その大元となるのが、経営者や幹部の資質だと思うんです。
ゴール設定をして、やり抜く。
筋トレなんかと同じで、その繰り返しによって、完了させる力がジワジワと身についていくと思います。
完了させる力が文化になっている会社ほど、強いものはない。
ボクは本気でそう思います。
逆に、完了させる力が無い会社(お店)は、いつも色んな情報に振り回されて、エネルギーを無駄使いしています。
スモールビジネスって、ダメになる時は殆ど”自滅”です。
外的要因より内的要因とよばれるものが、一番やっかいなんです。
だから会社・お店は”やりぬく力”をジワジワつけていくのは、大切なんです。
逆に、やりぬく意志が無い人。
”やり抜く”資質の無い人は、スモールビジネスの経営者や幹部には向いていないんです。
善悪ではなく、ただ向いていない。
人は向いていないことを、やっちゃダメです。
誰も幸せにならないから。
(本人も苦しいし、周囲の人も苦しいもんですよ)
《まとめ》完了させる力を取り戻すために!
完了させる力を取り戻すには、次の3点を意識してみてください。
- モノゴトを始める時に、ゴールをイメージする
- ゴールまでの道のりを”リサーチ”する
- 完了させたくない理由は?と自分に質問する時間を創る
この3つを意識するだけで『完了させる力』をもつ、大きなきっかけになると思います。
ちなみに、『どうでもいいようなことを始めない』というのも大切ですね。
『完了させる力』を着実に身に着け、仲間やお客様に『信頼される』仕事をしていきたいですね。
※もっと具体的に『完了させる力』について知りたい。
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最後までお読みいただきありがとうございました♪