会社・お店の基礎力とは経営者・幹部が持つ”やりきる力”に比例する!

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 5 分です。

結局、仕事って【完了させる力】なんですよ。

ナニをどう言ってもね…

 

人数の多い組織だろうが、数名で営むスモールビジネスだろうが、それは同じ。

ホント、モノゴトって始めるのは簡単だけど”完了させる”のは、難しいことが多々ありますね。

 

ということで、今回のテーマは会社・お店の【完了させる力】についてです。

 

 

完了させる力とは?

ボクの言ってる【完了させる力】とは、企画や仕事上必要だと判断して決めたことを、最後までやりとげる力のことです。

 

最後までやりぬくためには『最後(ゴール)』を決める必要性があります。

ゴールを決める。

そのゴールまで着実に歩んでいく力がないと、会社(お店)は結局ダメになるんですよね。

 

で、それこそが、経営者(店舗なら店長などの責任者)の仕事であり基礎力なんだと思うんです。

どれだけすごいアイデアを持っていても、どれだけ素晴らしい営業力をもっていても…

 

最後まで”完了させる力”がないと、個人の素晴らしい才能も、会社が持つ魅力も発揮しきれない。

ボクは、そう思います。

 

 

仕事というのは、全て『信用』に値するかどうか?の話し

『完了させる力』を手に入れるということは、イコール『信用』を手に入れることだと思うんです。

 

仕事って『信頼』の糸で、関わるみんながつむがれていくようなものですよね?

 

だから、信用されなきゃチームマネジメントも、お客様との取り引きも成立しない。

『信用』って本当に大切です。

 

 

完了させる力が無い人の3つの特徴

完了させる力が無い人はゴールを決めていない

完了させる力の無い人は、ゴールを決めていないことが多いようです。

 

ゴールを決めていなので、そもそもやり抜くことができません。

サボっているとか…

仕事をナメているとか…

そういう次元の問題じゃないんです。

 

ゴール設定するところから、逃げてしまっているパターンです。

永遠に『完了させる力』を手に入れない代わり、これといった失敗もしません。

と、同時にチャレンジの姿勢も無くしている状況。

このパターンにハマっている人が一番多いように感じます。
(この状況自体が失敗と言えば失敗ですが…)

 

 

完了させる力が無い人は、ゴールまでの道のりをリサーチしていない

完了させる力が無い人は、やりきるための手段や方法を理解していないことが多いです。

単純に、リサーチ不足なんですね。

 

意気揚々とモノゴトをスタートさせたのは良いのですが、山あり谷ありの道のりを予想していなかったばかりに、すぐにトライを断念してしまうパターンです。

 

ボクがクライアント先の会議で、ファシリテーションしている最中に、みんなに聴く質問があります。

それは

 

 

『この計画(企画)がうまくいかないとしたら、どんな理由がありますか?3つ教えてください』

 

 

という質問です。

みんなでうまくいかない理由を出し合うと、ハズレ無しの対策をたてることができます。

やりきるためには、ガッツも必要だけど…

殆どの場合は『理解』の方が大切です。

 

理解は、必要な情報のリサーチにかかっているので、リサーチ不足の人はやりきることができません。

 

 

完了させる力が無い人は、実は”やり抜きたくない理由”をもっている

最も根深い問題は、”やり抜きたくない理由”を隠し持っている経営者や幹部の心です。

 

自分たちで成功を止めてしまっている。

 

楽しいことや成果を”受け取れない状態”になっていることです。

この状態にいる人は、『自分がわざわざしんどいことをしている』ということに、自分自身で気がつくことができません。

 

自分が”やり抜くこと(目標)”から、自分の心と行動に不一致が起こってしまっている状態です。

みんなの力を引き出し、みんなの能力を高めるようにナビゲートしていかなくてはいけない。

そういう立場にありながら、それができていない状況なんですね。

 

 

なぜこんな状況にハマってしまうのか?

 

 

それは、多くの場合、やり抜くことより無意識にスタッフにブーブー言われないことを選択しているからです。

もっと言えば、(部下を)傷つけたくないし、自分が傷つきたくない。と、これまた無意識に思い込んでいるからです。
※ただ、その場で自分の気持ちをここまで正直に、すぐにオープンできるオーナーはとても珍しく、ボクは正直ビックリましたが!

 

この”選択”は全て、過度な”コントロール”が原因となっています。

『コントロールできなくなることは怖い』

 

これが”やり抜きたくない理由”の根本的な原因なのです。

そして、ナニよりもやっかいなのが、ボク達はコントロールを”無意識”で行なっていることが、とても多いということです。

”無意識”なので、自分では気がつくことができません。

 

 

経営者や幹部の”資質”と”やりきる力”

完了させる力は、会社(お店)の基礎力ですね。

その大元となるのが、経営者や幹部の資質だと思うんです。

 

ゴール設定をして、やり抜く。

筋トレなんかと同じで、その繰り返しによって、完了させる力がジワジワと身についていくと思います。

 

完了させる力が文化になっている会社ほど、強いものはない。

ボクは本気でそう思います。

 

逆に、完了させる力が無い会社(お店)は、いつも色んな情報に振り回されて、エネルギーを無駄使いしています。

 

スモールビジネスって、ダメになる時は殆ど”自滅”です。

外的要因より内的要因とよばれるものが、一番やっかいなんです。

 

だから会社・お店は”やりぬく力”をジワジワつけていくのは、大切なんです。

 

逆に、やりぬく意志が無い人。

”やり抜く”資質の無い人は、スモールビジネスの経営者や幹部には向いていないんです。

善悪ではなく、ただ向いていない

 

人は向いていないことを、やっちゃダメです。

誰も幸せにならないから。
(本人も苦しいし、周囲の人も苦しいもんですよ)

 

 

《まとめ》完了させる力を取り戻すために!

 

完了させる力を取り戻すには、次の3点を意識してみてください。

  1. モノゴトを始める時に、ゴールをイメージする
  2. ゴールまでの道のりを”リサーチ”する
  3. 完了させたくない理由は?と自分に質問する時間を創る

 

この3つを意識するだけで『完了させる力』をもつ、大きなきっかけになると思います。

ちなみに、『どうでもいいようなことを始めない』というのも大切ですね。

 

『完了させる力』を着実に身に着け、仲間やお客様に『信頼される』仕事をしていきたいですね。

※もっと具体的に『完了させる力』について知りたい。

その時々で必要なコミュニケーションを身につけたい!という方は、各地でご紹介しているセミナーに参加してみてください。

『セミナー会場が、遠方すぎるよ〜』という方は、ぜひLINEやfacebook・e-maiなどでご相談くださいね。

時間の都合がつけば、なるべく相談にのれるようにしています。

 

 

近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング

各地で”インスピレーションマネジメント”の基本となる、コミニュケーションについて学ぶことができます。

ピン!ときた方はぜひご参加ください。お逢いできるのを楽しみにしています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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2018-03-10 | Posted in マネジメントNo Comments » 

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