経営者・幹部のリーダーシップに絶対不可欠な質問力を身につけよう!
目次
- 0.1 スモールビジネスにみる『質問力』が必要な3つのシーン
- 0.2 質問力をアップさせたら未来は変わる❗
- 0.3 『良い質問』ってどういう質問?
- 0.4 知っておくだけで質問名人になれる!抑えておきたい質問の3要素
- 0.5 プロジェクトなどの『流れ』にのりながら質問してためにボクが大切にしているコト
- 0.6 質問力は心技体で考えるべし!
- 0.7 まとめ
- 0.8 近日開催のセミナー・ワークショップ・ミーティング
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田口 淳之介
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読了時間 約 11 分です。
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとってボクのことはどうでもいい]
最近みんなに”J”って呼ばれてるジュンノスケです。
唐突ですが…
リーダーシップには、人を束ねていく力があります。
夢を語り、その夢に参加するメリットを提供する。
そんな”束ね方が正解!”
これがボク達の頭の中を占領している”唯一の正解”になってしまっているのかもしれません。
もちろん、そんなリーダーシップが間違っているわけではありませんが、果たしてこれで充分でしょうか?
ボクはもう一つ、絶対に必要な力・行動が、現代のリーダーシップには求められていると思うんです。
それは、『質問(聴く)』する力です。
なぜなら、『質問』を上手に使いこなす人は
- Win-Winになる交渉ができる
- 個人的・精神的に成長する
- チームマネジメントを駆使して成果を上げる
などなど、スモールビジネスの様々なシーンでモノゴトをスムーズに展開していけるからです。
『質問』には人と人をつなぐ力があります。
ということは、”売上げ”や”利益”をあげる力があると言えます。
ボクは自分の体験から
質問できる人は、質問される人
質問される人は、質問できる人
なんだと思うようになりました。
『質問力』があれば、人とのつながりを生み出し、育んでいくことができるのです。
これって鉄則だと感じています。
スモールビジネスにみる『質問力』が必要な3つのシーン
スモールビジネスの世界(に限らずですが)においては、どんな場面でも『質問』が成功するかしないか?を決めると思います。
ということで、ビジネスで特に重要な”質問シーン”を3つにまとめてみました。
お客様に質問する
サービス(商品)を販売する時に『お客様対して行う質問』がありますね。
お客様について理解するための質問です。
お客様に役立つものを提供するために、お客様のお困りごとやご不満、ご要望などを聴く。
これは、売上げに直結するという意味で、スモールビジネス的に最も大切な『質問力』です。
教えを授かるために質問する
できない仕事をできるようになるいために。(仕事を覚える)
また、会社の経営や店舗運営を順調に進めていくために。
『上司・先輩・メンターへの質問』もすごく大切です。
身につけたい技術やスキルなど、その道を歩んでいる先人に質問して、仕事の方法を吸収したり、生き方を学ぶ質問が教えを授かる質問のことです。
ボクがリーダーシップ・プログラムを受講してくれているクライアントさんと関わっていて感じることがあります。
それは、
スピーディーにうまくいく人は『質問』が多い
そうでもない人は、質問自体とても少ない
ということです。
質問には、成功に至るための『シンプルな法則』が働いているように思います。
チームマネジメント・人材育成に必要な質問をする
仲間・部下・後輩の考えや気持ちを引き出すためにも質問力が必要です。
部下や後輩に対して、上手に質問ができない人は、育成やチームマネジメントを”苦手”だと感じているようです。
もしくは、そんな苦手意識も感じないくらい、ワンマンな方もいます。
人やチームを育む時には、お母さんが子供の話しを聞くような姿勢が必要です。
前向きで力強いエネルギーだけでは、チームは短命に終わるでしょう。
質問力をアップさせたら未来は変わる❗
『上手な質問とは何なのか?』を理解し、実践していくと『質問力』がアップします。
すると、チームマネジメントがうまくいくようになります。
ということは、売上げや利益アップを見込めると共に、一緒に働く人の笑顔と自分の笑顔が増えるということです。
当然、精神的成長・自己成長にも『質問力』は役立ちます。
『良い質問』ってどういう質問?
ボクは仕事柄、スモールビジネス(心・人間関係・ビジネスの仕組み)について、経営者や幹部の方から多くの質問や相談をされます。(というか、質問や相談をよくされたので仕事を創ったのですが(笑))
質問された時に『この質問は凄いなぁ』と感じることがあります。
で、『なんでボクはこの質問を凄いと感じたのか?』と、自分に質問し続けていった結果、良い質問(凄い質問)には必ず3つの要素があることに気がつきました。
紹介しますね。
知っておくだけで質問名人になれる!抑えておきたい質問の3要素
圧倒的な量からうまれる良質な質問
ボク自身、セミナーに参加したり、自分が学びたい分野の方にあう時は、最低でも数十個〜100個の質問を用意していきます。
若い頃にメンターから教わり、今では習慣化したものです。
どんなスキルを身につけるにも、やっぱり量から質です。
たくさん質問を考えた時点で”本当に自分が聞きたいこと”や”手に入れたいこと”が明確になります。
100個の質問を考えるのも、コツを掴めば簡単です。
コツを書くと長くなるので、またの機会に紹介しますが、まずは『質問』は準備できるということを覚えておいてください。
頭の中にイメージが湧く質問の方法!
質問によって、答えが決まります。
『昨日のお昼、ナニ食べたの?』と聞かれた人は(かなりの変わりもの以外は)食べたモノを答えてくれます。
『答え』は、『質問』によってすでに決まっているのです。
この原則をもとに、聞き出したことが頭の中でイメージになるまで質問していくことが大切です。
そのためにボクは6w2hを使います。
- いつ?
- どこで?
- 誰が(誰に)?
- ナニを?
- なぜ?
- どのように?
- いくらで?
これを、先ほどの例に当てはめてみます。
(友人と昨日のランチの話しをしている)
ボク:『昨日の昼、ナニ食べたの?』
(”いつ”・”ナニを”クリア)
友人:『え〜っと、カレーだよ』
ボク:『えっ!どこで?』
(”どこで”クリア)
友人:『CoCo壱番屋だよ』
ボク『あっ、めっちゃ食べたくなる時あるよね。ココイチは(笑)ところで、一人でカレー行ったの?』
友人『ううん…仕事中で時間無くてさ。部下と”すぐ食べれるとこないかぁ”って言いながらココイチに入ったんだ〜』
(”誰が(誰に)”・”なぜ”・”どのように”クリア)
この時点で、6w2hのうち”いくらで”以外のことがわかりました。
友達にココイチで『いくら¥使ったのか?』を聴くのは意味不明ですが(笑)
聞きたかったら質問してもいいですよね。
また、質問している最中に相手の話しが飛び散ってしまっても、この6w2hを頭にいれておけば、話しを戻すことができます。
《色んな方向に話しが展開していく人に質問していくパターン》
a『社長さんは、最初からチームマネジメントがうまくできてたんですか?』
b『イヤイヤ…最初はワンマンだったからね~。ホント、当時は今みたいに従業員もやる気があるわけではないし、何より私が会社をついで右も左もわからずでさ。ただ命令してるばっかりだったから。
ジュンくんもそういう時期あったでしょ?みんな通る道だよね~(ガハハ)』
この会話のパターンって、あるあるなんですよ。
雰囲気は盛り上がるけど、質問した方も、された方も『質問』の答えがどっか行っちゃっう…の前触れ状態。
しかし、6w2hを頭に叩き込んでおくと、
abの流れを壊さずに、
c『ありますよね~。そういう時期って(笑)それで、今みたいに従業員さん達の気持ちが一つになっていったのは、会社を継承して三年目とかくらいですか?』
d『うん。だいたいそれくらいだね。まぁ、なんでもそのくらいの時間はかかるよね〜(ガハハ)』
共感を示しながら聞き方を少し変えて、質問の答えを引き出すパターンを見てもらいました。
6w2hを覚えていくとホント便利ですよ。
『質問』に大切こと1番は”タイミング”
『ジュンさんに聞こうと思ってたんだけど…』
この言葉、クライアントさんと付き合いの短い時によく言われる言葉です。
『〜たんだけど』の”だけど”はいらないんですよね。
質問は、聞きたい時に聞くべきです。
『聞く』のはいつでもいいんです。
どうしてもすぐに聴けない状態なら、質問をノートに書いておくのが良いと思います。
質問を遅らせるということは、答えを遅らせること。
答えを遅らせるというのは、あなたがうまくいく方法や問題を回避すること…
ひいては”幸せ”や”豊かさ”を遠ざけることでもあるんです。
質問のベストなタイミングは、質問が頭に浮かんだその時です。
プロジェクトなどの『流れ』にのりながら質問してためにボクが大切にしているコト
ボクは、どんなことにも”流れ”があると思うんです。
例えばお店をオープンするとか、新メニューを販売していくとか、キャンペーンを打っていくとか。
全てのことには”始まり”・”中間”・”終わり”があります。
質問の上手な人は、そんな流れの中でベストなタイミングを見つけて質問しています。
ボク自身は次の流れを下記の写真のようにイメージして、その時々でベストなタイミング・ベストな質問ができるように心がけています。
モノゴトをスタートする前に”準備”のために質問する
モノゴトを始める(決める)前の情報収集って大切ですよね。
事前に情報収集をしておかないと、自分のやろうとしてることの全体像が把握できません。
モノゴトの流れをつかんでおかないと、それだけでプロジェクトやイベントの失敗確率はグ~ンと上がってしまいます。
逆に言えば、流れを掴んでおくと、それだけ成功確率が上がります。
また、モノゴトによりますが…
うまくいってる人に質問する&うまくいっていない人に質問するは、ワンセットで大切だと個人的には思っています。
そこに二通りの結果(答え)があって、質問することによって様々なことを”比較”できるからです。
比較できると『自分はこういう時はあ〜しよう!』と、より具体的な準備ができます。
うまく行ってる時にこそ”用心”することを質問する
個人的には『うまくいかない時期(苦しい時・中だるみの時期)』の過ごし方や注意点を知るのって、ホントに大切だと感じています。
うまくいかない時期こそ、慌てない心も必要だし、コツコツと行動することが大切だからです。
で、うまくいく方法は検索したらいくらでも出てくると思うんですよ。
でも『うまくいかない時期(苦しい時・中だるみの時期)の過ごし方』って、直接人にあって聞いていかないとなかなか具体的に教えてもらえません。
また『聞かれなきゃ、わざわざ言うことでもない』と思うので、あんまり人は口にしないんですよ。
『うまくいかない時期(苦しい時・中だるみの時期)』を知るためにも『自分から質問していくのが大切だなぁ』って、つくづく思っています。
完了の仕方を質問する
『このままでも、うまくはいくんだけど…』って時に、最後の”詰め”について、ボクは『質問』しています。
とにかく、うまくいっている時ほど『客観的』なフィードバックは役立ちます。
(ボクが調子に乗りやすいだけだからかな?(笑))
また、どんなことでも『幕の閉じ方』で、次につながるのか?それとも、コレで終了なのか?が決まってくると思うんですね。
ボクはモノゴトの『完了』の方法についてこそ、先輩やメンターに質問してきました。
質問力は心技体で考えるべし!
ボク自身が体験したことから言えるのは『質問力』を向上させるというのは、武道で言われるところの心技体で考えられるということです。
質問のスキルもさることながら、質問する”心”に本当のテーマがあると思うんです。
質問が下手な人は『質問しなきゃ〜』とわかっていても、なかなか質問できません。
それは『質問』することに苦手意識が染み付いているからです。
例えば、質問が苦手な人は、こんなことを思っていたりします。
- 『こんなこと聞いて、バカだと思われないかな?』
- 『もっと、自分で考えてから質問しなきゃダメだよな』
- 『質問したい気持ちはあるけど、ナニを質問したらいいのかわからない…』
- 『質問しても、(相手が)忙しいだろうから、答えてくれないかもしれない。質問なんかしたら、迷惑だよなぁ…』
- 『質問したら、聞いた通りしなくちゃいけない気がする』
もし、あなたがこんなコトを感じているなら、ぜひ自分の気持ちにこう問いかけてください。
『こんなことを聞いて、バカだと思われないかな?』
質問とは”わからないこと”を聞くことです。
わかりきっていることを聞いてる人こそ、どうかしてる人です。
わからないことは、誰にでもあるのです。
アインシュタインもこう言っています。
学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。
自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。
『もっと、自分で考えてから質問しなきゃダメだよな…』
あなたの中で『答え』があることを質問する。
そうすると、相手はあなたの中に”答え”があることを感じ取って、ナニも言えません。
これ、有能なマネージャーが会議などで部下にやってしまう悪いパターンです。
『なんで、聞いてるのに答えてくれないんだろう…』と感じている人は、ちょっと自分のことを振り返ってみてください。
このパターンを持っている人は、何でも『自分でもっと頑張らなきゃ!』と感じています。
その結果、他の人の力を借りるのが苦手になっていきます。
辛口で言えば『賢い人の愚かな選択』と言えるかもしれません。
みんなの力を借りなきゃ成し得ないようなチャレンジが必要です。
『聴きたい気持ちはあるけど、ナニを質問したらいいのかわからない…』
ナニを質問していいのかわからなくなる。という人は、自分のゴールを決めていないかもしれません。
あなたが行きたいゴールを決めないと、質問は生まれてこないんです。
ゴールを他人に決めさせてしまう人は、騙されたり洗脳されやすい人です。
あなたには『選択の自由』が約束されていることだけは忘れないでくださいね。
ちなみに、もしこのケースに当てはまらない『ナニを質問していいのかわからなくなる』の場合は、単純に基本的な情報が足りていないだけですから、まずは、質問したい事柄に見たり聞いたり、体験してみてくださいね。
『質問しても、(相手が)忙しいだろうから、答えてくれないかもしれない。質問なんかしたら、迷惑だよなぁ…』
「迷惑をかけちゃいけない」というのは、人として当然ですが…
質問されることを「迷惑」と感じる人はきっと少ないハズですよ。
もし、不安なら『質問してもいいですか?』と確認してみると良いかもしれません。
これも立派な質問です。
相手が時間がなくて答えれない時は『今は忙しいです』と伝えてくれると思うんですね。
『質問したら、聞いた通りしなくちゃいけない気がする』
質問の答えが『絶対』に聞こえちゃう人って少なからずいます。
経営者にもかなり多くて、外部交渉において値切りなんかはめちゃくちゃ得意なのに…
『部下が〇〇と言ったから』と、親しい人の声にはやたら従順なケースって割りとあるんです。
相手の意見を聞くことと、相手の意見を鵜呑みにすることは全く違います。
相手の意見を聞いてるだけで、自分の意見を言えない人がこのパターンにハマります。
「自分の意見も伝えよう!」と、自分に声をかけてあげてください。
まとめ
質問のスキルや心持ちなんかを記事にしてみました。
長い記事になりましたが、
質問力って大切だ〜!
質問するって素敵だ〜!
と感じて頂けましたか?
ボク自身、質問によって仕事の方法や、生きていくための知恵を、先輩や友人・メンターから沢山頂きました。
そして、ボクが『質問』したことによって受け持った責任は、
- 質問すること
- 質問から得た答えを実践すること
この2つだけだったように思います。
質問のおかげで沢山の人に応援されました。
そして、クライアントさんたちのお役に立てています。
もし、あなたの部下に『質問が苦手』そうな方がいたら、この記事をシェアしてあげてください。
意見交換のベースには、いつも『質問』があります。
意見交換の場作りができるのも『リーダーシップ』の力です。
質問できる人は、質問される人
質問される人は、質問できる人
ぜひ、あなたが安心する相手に、簡単な質問をどんどん発信していってみてくださいね!
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