雰囲気悪くなるから…言わない。を解消して会社の人間関係を前進させる方法
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
『雰囲気悪くなるから…もう、あんまり(部下に)言わないようにしてるんです。』
このセリフ、スモールビジネスの経営者や幹部の方からボクはどれだけ聞いたことでしょう。
あっ、同時に『昨日も部下にガツンと言ってやりましたけどね…』も同じくらい聞いていますが。
どちらのセリフも、ボクの胸がシメツケられる気分になります。
なぜなら、末期症状だから。
このセリフが出てくると…だいたい会社(お店)の売上げは低迷していきます。
なぜなら、会社・お店の雰囲気が良くないことの証明になっている言葉ですから。
『雰囲気が悪くなるから言わない』は本末転倒
『雰囲気が悪くなるから言わない』って、ホントに本末転倒です。
確かに、現実を直視しなくてはいけないこと。
そんな中には「厳しい」と感じるコトが含まれます。
また、厳しくするつもりがなくても、相手のとり方によっては『厳しいコト言われたー』とショックを受けることでしょう。
でもね。
大切なのは、雰囲気を調節することじゃないんですよね。
人間関係って。
特に『仕事』を通してツナガルというのは、真剣なコミュニケーションが大前提にある話しです。
その真剣なコミュニケーションが、ほどよい緊張感と、完全な一体感を生み出すわけで、『伝えるべきことを伝えない』というのは、最も会社(お店)の雰囲気を悪くするんですよ。
それに、 雰囲気が悪くなるどころか、売上げも悪くなるし、人も離れるし…
良いことなんか一つも無いですよ。
『言わないでおこう…』なんてことは。
『雰囲気が悪くなるから言わない』と感じている人の気持ち
『雰囲気が悪くなるから言わない』と感じている人は、なんだか『自分のせいで…』という感覚(罪悪感)がとても強くなっている状態です。
「誰かを傷つけてしまうかもしれない」という感覚があるんですね。
ボクもこの感覚を長いこと体感していました。
で、その時はすごく辛かった…
- 『ボクのせいで、従業員の誰かが傷つくかもしれない…』
- 『ボクのせいで仕事を嫌いになるかもしれない…』
- 『また、辞める時に”ボクのコトが嫌だった”って言うかもしれない』
- 『でも、このままじゃ駄目だ。嫌なことを言うのも嫌われるのもオレの役目だ…』
こんな気持ちを味わっている毎日って、とっても辛くて…
もう、こんな気持ちを感じたくなくて…
いつの間にか
大切なことを伝えられないだけじゃなく
優しいわけでもなく
ただただ『甘い』だけ
そんな風になってしまうんですね。
これって、経験した人しかわからない気持ちですよね。
真剣に仕事に打ち込んで、一生懸命やったことがある人しかわからない気持ち。
でもね。
この感覚を通り抜けて、初めてまともな経営者やマネージャーになれる。というのも事実です。
(通り抜けないと、それはそれで最低の社長・幹部になるわけですが…)
※まともな経営者やマネージャーの”まとも”というのは、リーダーシップを発揮しているという意味です。
この痛みのある感覚を通り抜けるには、具体的にどうしたらいいの?
具体的なことを、ブログのみで伝えきるのは難しいのですが…
過去にこんな記事をリリースしています。
経営者に知ってもらいたい『従業員との関わりがメンドクサイ』をクリアにする方法
経営者や幹部の方は読んでみてください。
自分の『心』がどんな風にモノゴトを感じているのか?
知る助けになると思います。
まとめ
『雰囲気』を壊したくなくて、言うべきことを言わない。
すると、チームのみんながなんか仲良しに見える。
それを見た経営者や幹部は、『やっぱり、言わないほうがいいや〜』と思います。
でも、ある日『ハッ!」と気がつきます。
『みんな、やるべきことをやっていない…』と。
ここでボクの肌感覚では、経営者や幹部が取る行動は2つのパターンに別れます。
一つは、言うべきことを『ほんわ〜か』伝える程度にとどめて、心の中で我慢し続ける。というものです。
この行動の末路は『社長がナニ言ってるか、よくわからない…ハッキリ言って欲しいわ』となって、嫌われていくパターンです。
もう一つは『やっぱり甘くしてるとダメだ!』となって、急にキレだすパターンです。
このタイプは、キレた後に絶望を感じます。
『またやってしまった…』と。
どちらも、エンディングはアンハッピーです。
ホントは大切なコトを伝えるのに、遠回しに言う必要も無いし、怒る必要もありません。
ボクが提案しているのは3つめの方法です。
3つめの方法を習得するには、『言い方』を学ぶだけでは不十分です。
自分の『心』を見る方法、自分の『心』と対話する方法を身につけることが大切になってきます。
『言わない』・『言えない』は、ただの出し惜しみです。
あなたの心や経験を、ちゃんと伝える。
そう決めれば、当然だけど従業員にもお客様にも笑顔が広がりますよ。
真剣な話しを、仲間と軽やかにできるようになりたい。
もっと仲間の才能を引き出して、お客様を喜ばしたい。
自分の経営・お店の運営に深みをもたらしたい。
『自分の中にこんな想いがあるよ』と気がついた、スモールビジネスの経営者・幹部の方にだけ、ボクは『人間関係の仕組み』と『真実のコミュニケーション』をお伝えしています。
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日本中のスモールビジネスの現場で、もっと『対話』が増えたら、すっごく嬉しいですから。
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