従業員とつながっている経営者だけが知っている!マネジメント4つの基本
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田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
スタッフと深いつながりを持つために知っておいて欲しい2つのこと
この記事はスモールビジネスの経営者・マネージャー・店長(以下の文章ではまとめて”経営者”とさせてもらいます)が、
スタッフ(部下)と深いつながりを感じることが
できるようにするための記事
です。
”スタッフとつながる”とは、僕の中で「共感・共鳴」が存在する状態のことを言います。
少し感覚的な話しですが「共感・共鳴している状態」というのが、僕の中では一番しっくりくる表現なのです。
共感
他人の考え・主張に、全くそうだと感ずること。その気持ち。
共鳴
振動数の等しい発音体を並べておいて、一方を鳴らすと、他の一方も音を発する現象。
スモールビジネスの経営者が部下と共感・共鳴を創り出す”素(もと)”
つながっている状態を創り出すために、一番最初に取り組むべきことは、経営者自身が自分の価値観について理解することです。
価値観にふれたものを、会社として扱う時には『理念』というものになりますね。
しかし、「いきなり『理念』なんて。言われてもピンとこない…」という方もいると思います。
僕が伝えたいのは『理念』が必要ですよ!ということではなく、あくまでも大切なのは経営者個人の
「価値観」を明確にすることですよ!
です。
価値観には良い悪いはありません。
本当に人それぞれなのです。
だからこそ、経営者が自分自身の奥深くで感じていること。
「これを叶えたくて仕事してるんだ!」とか「こんな仕事は認めない!」などの、自分の中で大切にしている想い。
これを明確にする必要があります。
集まってくるスタッフは、この『想い』に共感して集まってきます。
なので、つながりの最初は価値観を明確にすることなのです。
この明確になった価値観は、そのまま会社・お店の存在理由にもなります。
この価値観に触れたスタッフは、その価値観をお客様にお伝えしだします。
それが広がり、経営者とスタッフのつながり。
そこからスタッフとお客様のつながりが育まれます。
『目標』を上手く使う
『目標』という言葉には、それだけで人にプレッシャーを与えてしまう側面があります。
また、世の中には『目標』に関して、多くの情報が出回っています。
例えば、目標には
- 期日
- 数字
の2つが入っていなければいけない。というのは、よく言われていることですね。
しかし、運営しているスモールビジネスの種類や形態・経営者の資質によって、目標は必ずしもいるのかな?というのが、僕の考えです。
というのも、経営者やマネージャーの気質によって、スモールビジネスの展開は大きく2つに別れるからです。
A.目標達成型でスモールビジネスを営む経営者・マネージャー
B.お客様の喜びを追求していたら、その結果スモールビジネスが展開していく!という経営者・マネージャー
Aの方には『目標』は必須のアイテムです。
Bの方は、目の前のお客様のことだけを考えていて、気がついたら「こんなに儲かっていた〜」という状態を体験するタイプです。
Bの方にはAの方に必要な『目標』が必ずしも必要とは言えません。
また、A・Bのどちらが正しいとかの問題でもないのです。
Aの方は、目標を達成するのが好きで得意です。
デメリットは『目標』中毒になってしまい、目標とはつながっているけど、その目標を一緒に達成したい仲間とは「つながりが感じられない」なんて状態になりがちです。
Bの方はある意味ですごく純粋にお客様と関わっています。
そういう意味では心は満ち足りている状態になりやすい。
ただデメリットもあります。
例えば、スタッフ人数が増えてきて「経営者として」考える必要が生まれた時に、スタッフと共有する未来が描きにくいなんていう場合もあります。
僕の気質はどちらかと言うとAタイプなので、目標を掲げつつも『目標中毒』にならないように気をつける。ということを意識しています。
そうやって意識しないと、目標に熱くなるあまり周囲のヒトが引いて、いなくなってしまうからです。
これではスタッフとつながるどころか…
本末転倒ですから。
目標を分かち合う
部下(スタッフ)は基本的に会社の目標になんて興味がありません。
その目標をクリアした時に、自分にどんな良いことがあるのか?
部下(スタッフ)にとってはそのことが大切なのです。
ということは、経営者はスタッフに「この目標を一緒にクリアすると、会社も君もお客様も、今よりよ状態を味わうよ」と伝えなくてはいけません。
しかし、ここで問題が多発します。
というのも、話しを聞いただけではなかなか受け入れることができないスタッフがいるからです。
しかし、スモールビジネスの経営者は、本当はそんなスタッフと”つながる”必要があるのです。
自分から見て、ネガティブなスタッフとつながるのは、その方法を知らない経営者にとってはすごく大変なことです。
なぜなら、本質的にそういう人間のことが嫌い(または苦手)な人が経営者はになっているからです。
もし、嫌いでもなく、苦手でもなく…そういうスタッフと普通に話しがあうなら、経営者には向いていないかもしれません。
結局、経営者というのは「自分と真逆のような考え方をする人」の立場に立つ必要があるのです。
特にスモールビジネスでは…
そして、相手の立場に立つと、相手が見ている景色が見えだします。
これは『共感』のスタート地点です。
その景色が見えだすと、相手が動きたくなる『理由』が見えてきます。
その理由を自分と相手のために伝え、合意をとる。という作業の繰り返しが、経営者とスタッフの成長を促してくれます。
まとめ
スタッフとつながっている状態を創り出すためには、
- 共感共鳴を意識する
- 自分の価値観に触れる
- 目標を明確にする
- 目標をスタッフの立場になって分かち合う
この4つの項目を循環させるということでした。
文章にするのは簡単です。
しかし、実際に4つの行動を継続していくと、たまに「めんどくさ〜い」と感じたり、ひどい時は逃げ出したくなったりするかもしれません。
僕がこの循環を大切にするのは、なんだかんだあっても、”みんな”で仕事をするのが好きだからです。
最優先事項を「お金」にすると「とてもじゃないけどやってられない!」なんて思うこともあります。
だから、本当に「スタッフとつながる」
つながったスタッフと「お客様を喜ばす!」と決めた人だけが実行する価値のあることなんじゃないかな?と思っています。
この記事を読んでくれているあなたが『スタッフとつながる』にコミットメントしているなら、4つの循環を大切にして行動してみてくださいね。
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