【提案】部下を動かす!とかダサいことやめて、仕事の素敵なところを語らってはどうでしょう?
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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ブラック企業予備軍の発想を知って、未然に回避する!
「部下を動かす」というキーワードは、長いこと”上司”にとって、魅力的なキーワードであると思うんです。
これは、大企業からスモールビジネスまで、その事業規模に関わらずやっぱり”上司”と呼ばれる人なら、みんな興味関心があるんですよ。
でも、正直なところ僕は、
こんなダサい話し無い
そう思っています。
特に21世紀のスモールビジネスでは…
たしかに日本という国の人口が増えていって、経済的成長が明らかだった時代は、色々と「部下を動かす」ための方法って、有効だったかもしれません。
でも…
少子高齢化で、経済的にはグングン伸びるどころか…
のような時代(今ね)に「部下を動かす」なんて発想してたら、行き着く先は「ブラック企業」の発想しか出なくなるなると思うんです。(あくまでも、僕の個人的な意見ですから、「そうは思わないわ〜」と思う人もいると思うけど)
なので、ある意味で「部下を動かす」なんて言葉に魅了されてる人は、まんま「ブラック企業予備軍」だとも言えます。
で、僕は「部下を動かす❗」ということを考えるくらいなら、まずはこういうことをした方が良いと思うんです。
それは、
自分たちがお客様に提供している仕事の素敵なところを伝える
ということからスタートしたほうが良いと思うんです。
僕は、多くの従業員の人は、自分自身の価値も、サービスの価値も知ること無く働いていると思うんです。
提供している価値を知らないの「動作」だけ伝えられて、やれたかやれてないか?ジャッジされるというのは、かなり危険なことなわけです。
なぜ、仕事の素敵なところを伝えたほうが良いと思ったのか?を思い立った理由があるのでシェアしますね。
セッション中にクライアントに話していて気がついた「売れる理由」
先日もスモールビジネスの幹部の方に、パーソナルセッション(美容院経営者・幹部のためのミーティングルーム)を提供していました。
そこで、売上げが上がってしまう方法を伝えていたんですね。
すごくシンプルな話しで
”お客様の最高の状態”をお客様にお伝えし、
そこからお客様の時間と予算で、
どれくらいのサービスを受けるかを選んでもらってください。
という話しです。
で、これをするためには何が必要ということも、クライアントと話していたので紹介しますね。
価値を見出す質問を自分にしてみる
それは、次のような質問に応えられるかどうかだよ?というものです。
- 自分の仕事は誰のためにあるのか?
- お客様にどんな気持ちを味わってもらいたいのか?
- お客様がどんな風に喜んでくれたら嬉しいのか?
- なぜ、自分はいまの仕事が好きなのか?
- どんなゴールを持って仕事しているのか?
(セッションでは、もっと具体的な話しだったのですが、概ねこんな感じの質問をクライアントにしていました)
上記の質問が何を導きだしているかというと、お客様に提供したい
価値
なんですね。
やれることや、サービスの特性も大切なんだけど、それ以上に大切なのがお届けしたい価値。
で、幹部とか店長と呼ばれる人でも、自分の提供したい価値が定まっていないことがあるわけです。
(もちろん、経営者さんでもそういう人はいます)
すると従業員のことを「こういう価値を届けよう!」という仲間ではなく、自分の言うことを聞かせたい人と考えるようになるわけです。
こう考えると、「部下を動かす」みたいな、かなりダサい発想に思っちゃいますよね。
(歴史が好きで、部下=兵隊と思ってるのかもしれない。こういう人は…)
ちなみに、クライアントがこんなことを言っていました。
朝礼で、売上げUpのために〇〇というメニューをお客様に提案しよう!と、やっています。
でも、本当は誰もその価値や、お客様に最終的にどうなってもらいたいか?わかっていない。
ということに気がつきました
って。
そうなんですよね。
こういうことをしてると、売上げはあがらないし、声掛けをしたかどうか?という、行動量にのみ上司のジャッジの目がいくしで、お客様もスタッフも全く幸せにならないんですよね。
単純に、売れる人はお客様と価値を分かち合います。
売れない人は、価値を分かち合いません。
ただただ、それだけです。
価値を知らない人に、望んだことをさせようとしてもうまくいきません。
それをしたいなら、やはり金銭や罰則など、アメとムチを使いながら行動を促すしかありません。
でも、それって猛獣使いのすることなわけで。
お客様は決してバカではないから、そんなことしてる会社やお店にお金を払わないですよ。
いま、そういう時代じゃないから。
部下を動かしたい!その欲求とはどこからくるのか?
部下を動かしたい!と思うのは、上司が苦痛や不安という感情から逃れたい。
そういう心理が働いてるんですよね。
(だから、部下を動かく。というキーワードは売れ続けると思うんです)
また、部下を動かしたい!と思うということは「部下が動かない」とか「自分の思い通りにできない」という、前提を持っていると思うんです。
こうやって文字にしてみると、(そんなコト考えている人間は)気持ち悪いとしか言いようが無いんだけど、それでもそう思っちゃんですよね。
この気持ち悪い状態から抜ける方法は、いくつかあるのですが、長くなってきたからまとめに入りますね。
自分たちの仕事の素敵なところを語らう
自分たちの仕事の素敵なところを語らうところからスタートして欲しいんですね。
お金とかも全然かからないし。
「僕ね、この仕事にすごい誇り持ってるんだよね〜。だって、お客様があんなに笑顔になってくれてさ…」
みたいなところからでいいんですよ。
僕も、自分の提供しているサービスの素敵なところなら何時間でも話せちゃいます。
- どういう風にクライアントがハッピーになるのか?
- そのハッピーが、どういう風にクライアントの周囲に広がっていくのか?
- なぜ、僕はこのサービスをしてるのか?
などなど、100個くらい質問されても、きっと全部笑顔で答えれます。
そうやって、自分の仕事の価値を把握してるから、いつもワクワクしていられるんです。
ワクワクしてたら、誰かを無理に動かそうとかも思わないのです。
とっても自然な気持ちから、意味のあるを行動していけるものなのです。
部下を動かす。その前に、自分の気持ちの動きを感じとる。
そして、同じ仕事をしている仲間に、自分たちの仕事の素晴らしいところを伝えていく。
そんな対話ができる人がこれからの時代に求められていますよね。
最後までお読みいただきありがとうございました♬