愛でまわすPDCAか?それとも怖れでまわすPDCAなのか??
目次
田口 淳之介
最新記事 by 田口 淳之介 (全て見る)
- 名古屋は熱い街!『働き方改革に必須!!?『対話』する力を身につける』セミナーやりましたよ〜 - 2019年1月18日
- お客様、スタッフ、関係者『みんなに応援される』経営者になる! - 2018年12月31日
- 美容院経営者のお悩み『先輩が若手の指導をしない』問題解決法! - 2018年12月29日
読了時間 約 7 分です。
毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
この記事を書いてるのってどんな人?と思った方はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
あなたはどんな動機でPDCAをまわしていますか?
ビジネスをしている方なら、誰でも一度は聞いたことがある。
もしくは、意識していること。
それがPDCAですよね
PDCAについては、検索すれば”すご〜くわかりやすい説明”が書いてあるサイトがたくさんありますから、ここではPDCAの説明を省かせてもらいますね。
で、今回はちょっとボク独自の切り口でPDCAについてお話ししてみたいと思います。
PDCAをまわす、本当の目的について
なぜ、PDCAをまわすのか?という動機についてのお話しです。
仕事をする時に、ボク達は色んなことを考えます。例えば…
- お客様に喜んでもらいたい!
- 儲けたい!
- 売上げ目標を達成しなくちゃ…
- 結果を出して認められたい!
- 夢を叶えたい!
ホント、人それぞれに色んな想いがあると思うんですね。
個人的には『どんな想いも、その人に必要な思いなんだな』と感じています。
ただ、その想いをさらに深くみていくと!!ボク達の行動にはたった2種類しか動機がないことに気がつきます。
それは、愛か怖れです。
『愛』からの行動は、色んな人をつなげていったり、サポートし合えたり、みんなが喜んだり成長できると思うんです。
『怖れ』からの行動は、人が離れていったり傷つけあったり…そこに関わる人が嫌な気分になって、バラバラになる。
そんなイメージだと思って下さい。これ以上『愛』・『怖れ』という言葉を単体で説明するのは、ボクには難しいので、PDCAにあわせて説明します。
『愛』でまわすPDCA
PLAN(計画)愛でまわすPDCAのP(計画)のパート
計画を立てる時に『ワクワク感』があります。また、その計画に関わる人の笑顔が見えてきます。
最初に『笑顔』が見えているので、どんな『目的』で計画をたてるのかが明確になりやすいものです。
もし、すぐに『目的』が明確にならなくても、心配することはありません。なぜなら、その計画を立てる人とその計画によってハッピーになる人の『笑顔が無くなること』はしない。ということが決定されるからです。
スモールビジネスにおいて、最も大切なことは『することよりしないこと』を決定することですから、これは理にかなっていることですね。
もう一つは、愛のあるところには『責任』があります。
”責任をとる”ということに消極的というのは、あり得ない状態です。
スモールビジネスにみるチームマネジメントの破綻には必ず『無責任』が存在します。
例え、役職についていても心の中に『無責任』が存在しているひとは日本中にいます。
愛のあるPDCAにはコミュニケーションがあって、コミュニケーションには必ず『合意をとる』ということが含まれますから『責任をとる』ことが普通の状態になります。
※多くの人の中で『責任を取る』というのに、ネガティブなイメージ・自分だけ辛い思いをするイメージがあると思います。ここで言う『責任』とは、そういうものとは全く違います。
DO(実行)愛でまわすPDCAのD(行動)のパート
愛がある実行というのは、自分と関わる人に思いやりがある状態と言っていいと思います。
もちろん、スモールビジネスの実行段階には『厳しさ』が必要なこともあります。また”甘いだけ”と愛がある実行は全く違います。
例えば、愛がある実行には『最終的には関わった人々が成長するか?』というような、一つのガイドラインがあるものです。
お客様も従業員も会社も、計画を実行していく。その体験の中で『成長していく』というのが『愛のある実行』の特徴です。
CHECK(評価)愛でまわすPDCAのC(評価)のパート。
愛で計画をたて、実行しているので、評価もスムーズです。
というのは『誰か一人が責められる』という状況が存在しないので、本当の意味で課題や問題点を見ることができるからです。
よくPDCAがまわらないのは、PDCAを回す目的が決まっていないからと言われます。次に『評価』の測定方法を決めていないからと言われます。
この2つはボクも真実だと思います。
しかし、もう一つ付け加えるなら『評価』が『仕事』そのものにではなく『人』にダイレクトにいくからという理由もあると思います。そして、その『評価』が評価ではなく、ただのダメ出しになってしまったら…誰も正直に問題点を話さなくなります。
話さなくなるだけでなく真実を『隠そう』とする人も出てきます。
『評価』をするには『正直』が必要です。
愛でまわすPDCAのCには誠実さや正直さがあります。
ACTION(改善)愛でまわすPDCAのA(改善)のパート
『もっと良くなるよね』という希望があるから、改善が存在します。
改善にはそこに関わる人の体験から生まれたフィードバックが必須になります。
そのフィードバックを元にするから、創造的なコミュニケーションやインスピレーションに満ちたアイデアがわいてきます。
改善というのは、それイコール愛とも言えます。
『怖れ』でまわすPDCA
PLAN(計画)怖れでまわすPDCAのP(計画)のパート
怖れで創られた計画には、切羽詰まった感じがあります。
また、一部の人にだけで創られていることも多いものです。なので、計画を作った人と見せられた人に感情的な隔たりができます。
この隔たりが、のちに問題点をたくさんつくりだしますから、計画がうまくいく確率はグンと下がります。
DO(実行)怖れでまわすPDCAのD(行動)のパート
怖れからの実行には『やらす側』と『やらされている側』という2つの立場が明確に生まれます。
また、実行にも焦りが出たり、その逆に怠慢が出たりするので、かなり効率が悪いです。
もちろん、どちらの側にも仕事を楽しむ『笑顔』が無いのは言うまでもありません。
CHECK(評価)怖れでまわすPDCAのC(評価)のパート
問題点があると、みんなでよってたかって悪者をつくりだし、責めます。
いわゆる”吊し上げ”です。
また『評価』するさいに、怒りの感情が立ち込めたり、諦めの気持ちが蔓延したりします。
ACTION(改善)怖れでまわすPDCAのA(改善)のパート
怖れではPDCAはまわらないので、このパートまでくることさえ難しい。それが現実だと思います。
もし、仮にこのパートまで行き着いたとしたら…
誰か一人が『義務』から、心をすり減らしながら、なんとかしようともがき苦しんでいる状態です。
もはや、プロジェクトの改善どころではなく、チームが分裂していることを体感している最中なはずです。
結果、改善はなされず。と言ったところでしょう…
まとめ
知識ってすごい大切ですよね。
PDCAを知って、使いこなす。
このコト自体に意味のあることだとは思うんです。
でも、現在ボクがクライアントさんによく相談されるのは、次のようなものです。
『知識をみんなで共有し、活用したい…でもできない』
です。
共有する方法は、クラウドでも専用アプリでもLINEでもなんでもいいんです。
事業の種類や規模によって様々です。
で、みんな共有する方法には詳しいです。
でも、本当の意味で共有ができない。
どれだけシステムを整えても『コミュニケーションに参加する』という心の姿勢を忘れてしまっているからです。
本当は高額なシステムより『どう感じる?』と聞いたり『一緒に考えてくれない?』と頼んでみたりすることの方が1,000倍大切で、効率が良いのに。
どんな道具もシステムも、目的だと目標だって、方針だって…
全部、一番最初の『想い』があるわけで。
スモールビジネスの経営者・幹部の方がキャリアの中で体験したことを部下・後輩・お客様にシェアする。それはとても尊いことで、シェアの方法だけでなく『シェアしたい』という想いも同じくらい大切に扱わなければいけない時代。
というか、扱っていい時代になってると思います。
あなたはどう感じますか?
あなたはナニを考えていますか?
“ありのままの自分”から考えていることかそうでないか?
そっと自分に聞いてみたいものですね。
スモールビジネス必須!集客からチームマネジメントに関係する”人間関係の仕組み”と”コミュニケーション”を学ぶ
あなたは次のようなコトを感じたことはありませんか?
上記のようなことを感じたコトがある人にこそ知ってもらいたい!
それが『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』という、人と人が関わる上での”原理原則”についてのお話しです。
日本各地でセミナー・ワークショップを開催しています。
サロンの問題がハッキリ、スッキリ解決できる “人間関係の仕組み”×”コミュニケーション”セミナーin札幌
この記事に『共感したよ!』とか『面白かったよ!』と思った方はお気軽にfacebookをフォローしてね!
プライベートなことが多いので『興味ないよ〜』という方はフォロー解除してくださいm(_ _)m
最後までお読みいただきありがとうございました♪