売上げをあげる社長(店長)ほど”売上げの話し”をしていないという真実
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
ボク、顧問サポートをしていて気がついたことがあります。
どの会社も売上げをあげたかったり、スタッフに楽しく働いてもらいたくて、ボクにオファーをくれます。
もしくは、未来に備えて新しい考え方を今のうちに導入し、行動できるようになりたい!ということで、オファーをくれるのですが…
それでも、まぁ”売上げ”が大切なのは、どんな商売をしていても、どんな会社やお店の規模でも同じです。
で、結論から言うと…
売上げをあげる社長(店長)ほど、売上げの話しはしません。
逆に、売上げをあげられない会社の社長ほど売上げの話しをします。
これをわかりやすいように、ミーティングを例にお話しします。
図を見てください。
上記の図は、ミーティングで話し合われるテーマの割合を示した図です。
もちろん、売上げをチェックしていくのはすご〜く大切です。
売上げの話しをするのが悪いわけではありません。
しかし、売上げをあげる会社は、誰にどんな風に喜んで頂いて売上げがあがるのか?
そこを外さないのです。
ということは、当然ながら『お客様』についての情報共有が増えるわけです。
- お客様のことをもっとよく知ろう!
- 自分たちの理想のお客様ってどんな方なんだ?
- お客様がいま、喜んでくれていること。逆に不便や不満を感じてることってなんだろう?
などなど、お客様を軸に話しがすすめられます。
その逆に”売上げ”が喉から手が出るほど欲しい…
けど、残念ながら売上げが上がらない会社のミーティングは、こんな感じです。
- 売上げの報告
- 売上げをつくるためにどんなノルマを創るのか?
- ノルマを達成しなかったらどうするのか?
- 売上げがなぜ必要なのか?
- 売上げが落ちてる…
などなど、終始”売上げ”の話しです。
売上げから話しがスタートして、売上げでキレたり嘆いたり…
で、最後は『売上げをあげよう!エイエイオー!』です。
要は、ずっとお金の話しをしているのです。
そのお金が『なぜ?創られるのか?』
そもそも、お金というのが『交換の道具』ということを忘れてしまい、お金がスタートでありゴールの話しになりがちです。
もし、働く人が『お金』のみを動機に働いていて、みんながそのことを明確に意識しているなら、なんの問題もありません。
でも、片方には”理念”とか”やりがい”を掲げながら、ミーティングではお金の話ししかしていないというのは、自らバランスを崩してると言えますよね。
売上げをあげたかったら経営者・幹部・スタッフ・お客様の『ワクワク』と『安心』を混ぜること!
売上げをあげたかったら、みんながワクワクすることをしないといけません。
こうお伝えすると、必ず『みんなの意見を聞いていたらまとまらない』という人が出てきます。
しかし、そもそもそういう人は”みんなの意見”を聞いていません。
ボク、嫌われるかもだけど…
これ、断言できます。
また、100歩譲って聞いていたとしても…
みんなの意見を一つにしていく技術を持ってはいないと思います。
そして、『みんなの意見を聞いていたらまとまらない』という方は、この勘違いをしていることが多いです。
勘違い①自分自身のことを忘れている
だいたいの経営者は
- お客様に喜んでもらいたい!
- スタッフに仕事を!うちの会社を!好きになってもらいたい!
と言います。
でも…
自分自身のことにはめっぽう弱いです。
自分のことを喜ばすこと。
自分自身のことを、みんなの輪の中に入れることができていないんです。
経営者や幹部の方に、自分自身を輪の中に入れてもらうために、顧問サポートでは平均6ヶ月(早い人は3ヶ月。遅い人は10ヶ月くらい)くらい時間をかけています。
これまで顧問サポートをやっていて感じているのは、キャリアのある人ほど、自分とみんなを一つにするのが苦手という傾向があるように感じています。
勘違い②みんな同時に自分に賛同すると思っている(そうでないと気分が悪い)
二つ目の勘違いは『みんながワクワクすること』という話をした時に、頭の中で勝手に条件をつけている場合です。
どんな条件かというと
『みんなが”同時に”ワクワクすること』
です。
人数が3人でも5人でも10人でも…
意見をまとめることは、まとめ方を理解していて、まとめる意欲があれば誰でもできます。
しかし『同時に』というのは、難しいです。
ほぼ100%無理です。
なぜなら、ミーティングに参加している人間の”前提”がそれぞれ違うからです。
しかし、なぜかそこを無視して、みんなに同時に話す経営者や幹部が後をたちません。
(きっと、そうしないと文句を言われるとか嫌われると思っているのでしょう。)
当然、みんなに同時に話したら、リアクションはまちまちです。
賛成する人もいるし、反対する人もいるし、無関心な人もいます。
この方法の最後のシーンは、経営者や幹部の方が、反対する人や無関心な人によって心が折られてお終いとなります。
これは、運の悪い”バッドエンド”ではなく、バッドエンドになる方法を選択しているからこうなるのです。
『ワクワク』だけじゃダメで『安心』だけでもダメ
『ワクワク感のあることをやろう!』だけだと、ついて来れない人が出てきます。
『うちは、そういうついてこれない人はやめてもらってるよ!』と、サラッとした指針をもっていれば、問題はありません。
ただ、このやり方は会社やお店のスタート時とか、(社長が)代替わりした直後はいいかもしれませんが、あくまでも期間限定だと思うんですよね。
かといって『安心感を重視』だけだと、ゆる〜い空気になって、会社やお店から活力が無くなります。
新しいことをやるパワーがわいてこなくなるんですよね。
これを別の言い方で、男性的なエネルギーと女性的なエネルギーのバランスをとる。と言います。
まとめ
この記事を読んでどう感じましたか?
確かに、売上げの話しだけをしていても、売上げが上がった時代がありました。
業界によって、その時期は違うと思いますが…
で、この記事では『じゃあ、どうすればいいのか?』をちゃんとお伝えできていません。
それには理由があります。
まず第一に『じゃあ、どうすればいいのか?』を書いたら、記事がとんでもなく長くなる。
とんでもなく長い記事は、残念ながらあまり読まれません。
読んでくれる人が、かなり限られてしまいます…
もう一つは、ボクがどう頑張って書いても、読んだ方の解釈が入るので、ボクの真意が伝わらないことがあります。
(読んだ方にとって、未経験のことを書いていたりするので”想像”ができないんです。ボクの書いていることは、そんな方からしたらファンタジーと同じです。でも、”真実のコミュニケーション”を経験したことのある方からしたら”そうだよね〜”という、ごく普通のことなんです)
真意が伝わらないと『いま、あなたにとってやるべきこと』の正しいやり方が伝わらないんです。
すると、記事を読んでくれたあなたに、結果的に迷惑をかけてしまうことになるんですね。
『知らないと損!iPhoneの裏技』とか『誰でも簡単!美味しいオムライスの創り方』というような、手順通りやれば再現できることなら…
ボクは何時間かけてでも記事を書くのに…
iPhoneの裏技を知りたい方とか、オムライスを創ろうとしている方はみんなある程度同じ条件の元にいます。
iPhoneを持っているとか、コンロとフライパンがあるとかね。
ある程度同じ条件にいる人には、準備するものとやり方をお伝えしたら、ある程度は再現できるんですよね。
でも、きっとこの記事を読んでくれているスモールビジネスの経営者さんとかマネージャー・店長さんは、みんな様々な状態にいて、一人ひとり違います。
だから、あまりにも画一的に記事を書くのも気が引けるのが正直なところです。
普段は、会社やお店、経営者や幹部を取り巻く状況に合わせて、具体的な方法を伝えています。
- 『もう、いい加減この会社のやり方では通用しなくなる…』と気がついた方
- 『なんか楽しくない。他にきっと良い方法があるはずだ…』と感じている方
そんな風に感じている、意欲のある経営者・幹部の方に”対話”を通して『人間関係の仕組み』と『真実のコミュニケーション』を知ってもらっています。
知ってもらって、すぐに自分の会社やお店で活用してもらっています。
『自分のことも仲間のこともお客様のことも、今より大切にしていきたいな』と感じる方はご連絡ください。
簡単な相談には無料で、可能な限りお答えさせてもらっています。
ぜひ、あなたの会社の既にある才能やスキルが活用されだしますように。
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