従業員の評価は会社がしちゃダメ!?お客様に評価してもらおう!!

この記事のURLとタイトルをコピーする

The following two tabs change content below.

田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 インスピレーションマネジメントとは?

 

 

スタッフへの正当な評価ってなんだろう?

唐突ですが…

あなたの会社・お店では従業員(スタッフ)の「評価」ってどうやって行っていますか?

僕は自分自身が美容師として社会人をスタートしたので、「会社から評価される」ということを殆ど知らずに今日まで過ごしてきました。(広い意味ではされているわけですが)

 

では、誰から評価されるのか?と言ったら当然ですが、お客様しかいないのです。

お客様から「指名」されてなんぼの世界で育ってきたということです。

 

なので「会社から評価されたい!」という意欲はかなり少なかったように思います。
(限りなく0に近いですね)

 

お客様に喜んでいただくことが、自分の豊かさにつながる。

そういう風に先輩たちに教えてもらったのは、すごく運が良かったと思います。

 

もう一つ、自分の経験『評価』について、僕がいまの考えを持つようになったデキゴトがあります。

それは、集客がweb全盛の時代になってきたあたりのことです。

web集客の知識を学び吸収していく過程で、会社の中には僕の仕事を評価できる人がいなくなってしまいました。

 

当然です。

社内でwebについては僕が一番詳しくなってしまったので、

先輩・上司は評価のしようがありません

 

 

例えば逆もあります。

「撮影」とか「ヘアデザイン」という商品分野では、僕より毎日そのことを取り組んでいる従業員(スタッフ)の方が確実に優秀なわけです。

すると、その人達の評価を僕がすることじたい、おかしいことです。

 

なので、従業員(スタッフ)が上司と『同じレベルのことができるようになるまで』と、それから先では従業員(スタッフ)へのフォロー方法が変わります。

で、このことを考えると気がつくことがあります。

 

スモールビジネスでは会社が従業員のことを「正当に評価する」ということが非常に難しいということです。

 

ある意味で(もちろん全てではありませんが)

 

評価じたいが

働く人のやる気を削いだり

会社の発展をとめてしまう可能性もある

 

 

と言えます。

 

会社はお客様を喜ばしてくれる従業員を求めます。

「もっとお客様の気持ちを感じて欲しいなぁ」

「もっと、お客様に愛されて欲しいなぁ」

と…

 

なぜなら、従業員がお客様に高評価してもらえれば、結局のところ売上げもあがるので会社は上手くまわるからです。

 

しかし、従業員が『お客様』の方を向くより、会社(上司)の評価を気にしているところは、全部がなんだかズレています。

本当は、お客様の声に耳を傾けなくてはいけないのに、上司の顔色ばかり伺ってしまう。

これでは、お客様に喜んでもらうことは無理ですね。

 

スモールビジネスでは、お客様の評価が従業員(スタッフ)に反映されなくてはいけないんです。

会社はお客様の高評価に成り立っているから。

 

これが、会社の評価が先立つと、従業員教育でかなりシンドくなることが多いのです。

シンドくなるだけならまだしも、全く教育が売上げに直結しないんですね。

 

あなたの会社(お店)ではいかがですか?

あなたの顔色以上に、従業員の方はお客様のことを大切にしていますか?

ぜひ、一度調べてみてくださいね。

 

 

 


 

たまにセミナーでも質問されることに

 

従業員(スタッフ)との面談はどのように考えていますか?

 

というものがあります。

 

 

僕の返答はこうです。

  • 面談の目的にもよりますが、従業員(スタッフ)数が50人程度までは必要性を感じない。
  • また、スモールビジネスではなおさら感じない。
  • 美容業などのクリエイティブと接客が絡みあった仕事では面談で何を話したらいいのか相手はわからない。

 

というのも、スモールビジネスなら、面談まで待たずにコミニュケーションをとったほうが効率がいいのです。

また、「面談」のことを色々リサーチしている時に気づいたのは「面談」を設けると、その日まで不満を貯める人が出てくる。ということです。

なまじ面談があるがゆえに「面談でこのことを言ってやろう〜」と力んでしまう人が、上司にも部下にも生まれやすい。という現象です。

 

それは、問題の「解決までの時間」がおそくなるだけで、何にも良いことはありません。

 

さらに、スモールビジネス(美容業)では会社が従業員(スタッフ)の評価をするっていうのは、殆ど、存在しない。というか、

 

お客様を喜ばしてくれたらいいだけなので、評価のしようがないのです。

 

さらには「正当な評価」というものは一応作れますが、あくまでも一応のレベルであって、ホントに定義づけるのが難しい。

 

例え、会社がすごく評価しても、お客様に全然人気が出ないなら、その従業員(スタッフ)はヤバイわけです。

逆に会社の評価と関係なくお客様に人気があるなら、その人はO.Kです。

ということは、会社はお客様に人気のある人を評価することになります。

 

でも、それならわざわざ評価のために時間を使う必要があるのか?という疑問が生まれます。

 

もちろん、その評価に賞与をつけたりするのが普通ですが、あんまりそれをやり過ぎると、今度はチームワークを円滑に回すのが難しくなります。

逆にそれが全くなくても、従業員(スタッフ)は自分の仕事が認められていないような気がしてくる人もいます。

 

ということで、従業員(スタッフ)数50人くらいまではその時々の声掛けやコミニュケーションが充分あればO.K!という風に僕は定義付けています。

また、1番大切なことは評価とか面談をきちっとすることじゃなくて、会社で働く人は全て「お客様の評価」によって活かされている。ということを従業員(スタッフ)と共有することだと思います。

 

そんな僕が今思うのは、会社が従業員(スタッフ)にする評価なんて「幻想だなぁ」ということです。

 

※業種によって評価の目的や方法は様々で、その必要性も変わってくることと思います。
しかし、全ての職業には「お客様」が存在していて、その人が喜ぶかどうか?は商売の原則だと思います。やや、極端な考え方かもしれませんが、その辺を汲み取って、上記の文章を理解していただけると、嬉しく思います。

 

 

 

 

 

  大阪(関西)の美容院経営者・幹部さんに届きますように♡僕の夢に協力してくれる方募集

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

この記事のURLとタイトルをコピーする
2015-08-23 | Posted in 従業員育成Comments Closed 

関連記事