僕はあの頃、なぜ社長の言うことを聞かないように努力したのか!

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

社長の言うことを聞かない理由_Inspiration Management

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 インスピレーションマネジメントとは?

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僕の仕事はサロンではマネジメント。なので、通称マネージャーです。

 

美容院でアシスタント時代、スタイリスト時代を経て、店長を体験し現在はマネージャーとして仕事しています。

そんな僕には現在唯一の上司「社長」がいます。

 

もう、社長とは殆ど仕事の話しをすることもなく(極々、たま〜にするけど、しても5~10分くらい)自分の仕事をしています。

 

上司と言っても、普通の会社とちょっと違うので、その関係性も大きく違うわけですが、それでも社長がいることには間違いありません。

 

そして、僕はこの社長のいうことを殆ど聞かずに今日まできてしまいました。

 

と、その前に誤解が無いように言っておくと「社長の話し」は聞いてきました。
もう、それは気が狂うかと思うくらい、同じ話を何回も何回も聞いてきたのです。

 

ただ、言うことを聞かないで今日までやってきただけで、話しを聞かないのと言うことを聞かないのは全く違うということです。

 

そして今回のテーマは、僕が社長の言うことを聞かないように努力した話しです。
(殆ど努力しない人生を生きていますが、こればっかりは努力したように思います)

 

社長の言うことを聞かなかった理由・・・①

 

自社の社長は御年59歳。

僕、35歳。

その差は24歳。

考えるとちょうど二回り年齢が違います。

ということは、生きている時代が違うということです。

「失礼なコト言うな!!今日、同じ一日を生きてるだろ 怒」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、生意気を覚悟で言うと、その今日一日も全然違います。

 

何が1番違うかというと「体感速度」です。

僕の人生の先輩達には、すごい体験をしてきた人達ばかりで、そこから学ぶべき体験は山ほどあります。それは百も承知です!

 

しかし、「雇用」の概念とか「お金に対する欲」とか「頑張る」の一言の意味などは、現代の若いスタッフ(20代の)とはその素晴らしい人生の先輩達でさえ、あまりにもかけ離れたものです。(感覚がです)

 

そして、今日一日を生きるのに、様々なことを体感をして、そのことを感情的にも思考的にも、処理していく速度はやはり違うのです。(良い悪いではなく)

 

例えば、webを使ったコミニュケーションなどはその差が如実に出てしまうのです。

 

そういう意味で僕は社長の話しを聞いて、商売の真理となるものを吸い取ろうとしたことはありますが、そのままやってみよう!=言うことを聞く。ということは、一度もやったことも思ったことすらありません。

 

それは、社長がどうのこうのでも、僕の「素直さが〜」とかも関係ありません。

 

冷静にただ冷静に、それくらい「時代の変化が異常に速い」という理由のみでそうしてきました。

 

社長の言うことを聞かなかった理由・・・②

 

社長の言うことを聞いて、もし芳しくない結果だと社長のせいにしたくなるから。

社長にしてもマネージャーにしても、部下の仕事に関しては責任を負うことができます。

また、その成果にもミスにも責任を負うのは当然だと思います。

 

しかし、社長に僕の人生の責任は負えません。
そして、ある意味で自分の仕事=自分の人生だと思っています。(個人的には)

 

なので、社長の言うことを聞いてうまくいかなかった時に、社長のせいにするのはどうも気分が悪いので、最初から言うことを聞いていないのだと思います。

このへんは、あくまでも自分の人生の指針みたいなものですから、参考になるかどうかはわかりませんが、それくらい自分に真剣でいたいなぁ〜とは、常日頃思っていました。

社長の言うことを聞かなかった理由・・・③

 

会社の発展が無いから。

 

社長の言うことを聞いて、社長の言うとおりにする。

ということは、会社の状況や時代の流れにもよりますが、ある意味でとても危険を伴う側面もあります。

というのは、その社長の想像以上のことは成されない。という意味になるからです。

個人的には、どんなことも「想像」からスタートすると思っています。

イメージが無いところに、目標も目的も存在しないと思うんです。

なので、社長が想像もしていないことを想像して、実際に創造するのは僕にとっては当然の責任であり、1番のワクワクです。

それを遂行すると、自然と「言うことを聞かない」と言われる状態になる。というかなってしまったのです。

 

このへんが社長と呼ばれる人の心理的パラドックスだと思います。

自分を超えて欲しい。でも、自分の言うことも聞いて欲しい。

頭でわかっていても心がついてこないこともあるのが「社長」であり「創業者」なのかもしれません。

 

まとめ

僕は本当に言うことを聞かないタイプですが、それでも上司・先輩に感謝を忘れることはありません。

むしろ、感謝してるから言うことを聞かないように努力した!という感触があるくらいです。

 

これを読んでくれているナンバー2の方や、2代目、3代目の人で世代交代を感じ、悩んでいる人にもし、僕が一つだけアドバイスできるとしたらこのことです。

 

「今日あなたがいるのは、あなたの前に会社(スタッフ・お客様)を想った人がいたからだ」

 

ということです。

 

時代の流れで、いわゆる戦略・戦術なんかは変化して当然だと思います。

 

しかし、「人を思う気持ち」は普遍だと思うんですね。

もし、あなたが、あなたの社長となかなかわかりあえない。または、甘えすぎている。そんな風に苦しんでいるなら、どうか未来を感じ取って、あなたがあなたの会社で初めての行動を慎ましく行って欲しいと思います。

 

やっぱり、人も世代も紡いでいくものだと現在の僕は感じるからです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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ありのままの自分で働く経営者・マネージャー・店長が一人でも増えれば嬉しく思います☆

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2015-09-07 | Posted in セルフマネジメントComments Closed 

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