言わなくてもわかってよ…察するプロたちが陥る最大トラップ!
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
人の気持ちを察(さっ)する文化の国
日本
他者の気持ちを察するのは本当に素晴らしいことですが…
“察する”がうまく機能していないと、逆に大きな悲劇を生み出しますね。
特にスモールビジネスの現場では。
そして、これが美容院・美容師さんのようなデザインに関わる人達ならばなおさらです。
どういうことか説明しましょう。
美容師さんというのは、お客様の気持ちを察するプロフェッショナルです。
また、そこを目指さなくてはいけないし、察する能力がアベレージ以下の方は、美容師さんには不向きなパーソナリティとも言えます。
- お客様のほんの少しの仕草。
- 顔色。
- 手で、髪を触った瞬間のリアクション。
あらゆる動作や言葉のトーン・雰囲気からお客様の気分を察していくのです。
その気分をヘアデザインを通して、形に変えていくのが(時には大きく気分を変えるような!)美容師さんです。
これらの察するというコミュニケーションは、多くの場合(ベテランになればなるほど)非言語コミュニケーションによって完了していきます。
非言語コミュニケーションとは、言葉以外の手段によるコミュニケーションのことである。
人間は日常的に複数の非言語的手がかりを使いメッセージを伝達しあっている。これを「非言語的コミュニケーション」(nonverbal communication ノンバーバル・コミュニケーション、という[1]。この非言語的なコミュニケーションは、意識して用いていることもあれば、無意識的に用いていることもある[2]。
人間はコミュニケーションを行う時、言葉を使い互いの感情や意思を伝えあってもいるが、「目は口ほどにものをいう」といった諺にも示されているように、言葉よりも顔の表情・視線・身振りなどのほうが、より重要な役割を荷っていることがあるby Wikipedia
お客様にとっては、喜びを与えられる非言語コミュニケーションが、美容院というスモールビジネスの現場でどのような悲劇を起こすのかというと!
スタッフがお互いに、
敏感に察する
↓
察した状況について言葉で確認しない…
↓
個人の勝手な憶測で、二者間の空気が悪くなる…
↓
全体(会社・お店)の空気が悪くなる…
ということが起こります。
もちろん、美容院だけではありません。
普通の会社でも、このようなことが起こります。
一番最初。何かを感じた(おかしいぞ?とか、違和感とか、素晴らしいね!とか)時に、ちゃんと言葉にだして伝えていれば、こじれなかったことが!
言葉にしなかったがゆえに、何重にもなって複雑なものになり、人間関係を壊していきます。
結果、会社(店)の停滞を招くのです。
”察する”に特化するあまり…
(また、そういうのが上手な人達が集まってくる業界だから…)
言葉によるコミュニケーションが、うまく使いこなせていないのです。
しかし、トレーニングで変わるのも事実です。
察する⇔言葉でお互いに確認というアクションを確実にとる。
そんなコミュニケーション回路が経営者やマネージャー・店長に創られていくと、会社(お店)が抱えていた問題がチャンスに変わっていきます。
まずは、相手のことを察しすぎて、その状況に勝手な意味付けをしてしまっていないか?
そんな確認からスタートすることをオススメします。
※身近な人になればなるほど「言わなくてもわかってよ」なんて、甘えの言葉が出るのが人間。
でも、本当は身近な人にほど「言わなくてはいけないこと」があるんですよね☆
最後までお読みいただきありがとうございました♬