これからのマネージャーの仕事「価値判断を捨ててみる」
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
マネージャーって、普通アドバイスとかしますよね?
僕は、アドバイス嫌いなのですが、それでもハタから見たらアドバイスに見えるようなコトをしてたりもしますが。。。
なぜ、僕がアドバイス嫌いかというと、相手(相手の行うこと)に僕の価値判断が入るからです。
例えば、昨日は仕事中にこんなコトがありました。
スタイリスト(女性)が、ご予約のお時間より少し早めに来店されたお客様をお待たせしていたのです。
お待たせしていた理由は、最後のお仕上げを行うお客様がいらっしゃって、その方を担当していたからです。
美容院では全く普通の出来事です。
で、ふと思ったのです。
僕なら「待たせないなぁ〜」と。
「きっとすぐにカウンセリングを行って、少しでも早く施術に入ろうとしてるようなぁ〜」
で、一瞬「なんで待たせてるんだ?」と思ったのですが、次の瞬間に「なんで僕なら待たせていない」と思ったんだ?と自分に聞いていました。
その答えは…
早くお客様を担当させてもらえれば、予約表に空白があく。
↓
その空白に、次のお客様が入れる。
↓
そしたら、僕が1番入客できる!
↓
売上げがあがる!
こんな思考回路の残骸が残っていたので、「僕なら待たせない」が出てきました。
(お恥ずかしながら浅ましい思考ですよ!)
でも、担当者には担当者の想いがあって、考え方があって、それに共感するお客様がいてくれて、僕が過去に思い込んだ「価値判断」を押し付けるのも違うし、そこだけを切り取って、「おまたせしないで!」とアドバイスするのも、なんだかというか、全然違うなぁ〜という気分になってしまったのです。
この出来事、あなたはどう感じますか?
上司や先輩というのは、色んな経験をしてるから、相手に失敗もしてほしくないし、なるべく成功して欲しいし、自分と同じようにやって欲しいし…
なんて、色んな期待があったりするものです。
でも、その期待って、すごく儚くて脆いって、もう殆どの経営者・マネージャーは気づいてると思います。
集客や販売だけお客様と「共感しよ〜!」とか、もうホント意味ないです。
別に、共感できなくてもいいんです。
万人と共感できなくても、自分が何を感じて、どういう価値判断をもっているのかさえ明確にすれば、それでイイんじゃないかな〜って思っています。
自分の価値判断は「フィルター」とも言えて、「そうしなくてはいけない」に無意識だとすぐに変換されやすいから、それがあまりにも前面に押し出されると、周囲にいる人(スタッフ)は自分のフィーリングを大切にしなくなっちゃう。
で、なんでも聞いてくるようになる。(←これがまた、メンドクサイ!)
すると上司は「自主性」とか「自分で考えられる」とかを今度は期待しだす。
僕の中では「仲間(スタッフ)が最初からできてたこと」を奪って、後からそれを求めるはあまり意味のあるコトに思えないんです。
(これ、子育ても一緒です。きっと)
これが僕の「アドバイス嫌い」な理由です。
そして、これからも自分の価値判断を、毎日まいにち明確にして、捨てていくのが仕事だよなぁ〜と思っています。
きっと、それがスタッフ一人ひとりが「あるがまま」で存在できて、楽しく働ける場所が創れると思うから。
まぁ昨日も楽しかったケド(笑)
※ フィルターを取り除いて、数分後お店の中にすごく可愛らしい60代くらいのお客様がいらっしゃいました。
で、髪型が可愛すぎるんです!誰が担当してるのかなぁ〜ってみたら、さっきのスタイリストじゃないですか!!
いい仕事するなぁ〜と思って、「あの髪型めちゃくちゃ可愛いじゃん!今日パーマかけたの??」って聞きに行くと、彼女は半笑いで「マネージャー、前もあのお客様の髪型、素敵って言ってましたよ。。」って言われちゃいました。
僕の「可愛い」っていう価値判断にも気づかされて、なんだか恥ずかしかったです^^;
自分のフィルターに気づくのって、難しいですね(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました♬