競って比べれば一時的に急成長する1人がつくれるけど最後は…
田口 淳之介
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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
スモールビジネスの世界においても、スタッフ同士を競わせて比べて…という競争原理で成長させていくことが当然となっていたという歴史があります。
お店のバックルームには売上げが貼りだされたり、販売数の順位が貼りだされたりします。
多くの人は疑問を持つこと無く「当然だよね!」という感覚でそういうことが行われてきたのです。
僕は、競争を否定するつもりもないし、悪いことばかりだ!!とも思いません。
でも、そこに疑問を持たないのは「ちょっと危険だな〜」とは思います。
なぜなら、競って比べれば一時的に急成長する1人がつくれるけど、最後は
争い
しか残っていないと思うからです。
争いは、最終的に崩壊を招きます。
ということは、スモールビジネスは永続性を失うわけです。
また、現実問題として現代の若者たちは、あまり「競争」に参加しません。
競争する気がない人を競争させようとするのは、殆ど不可能です。
と、こんな深いようで浅いお話し(笑)をしている僕も、若い頃は競争に勝つことばかり考えていました。
しかし、ある時からその考えが変化していきました。
なぜなら、勝利の時でさえ一瞬ハッピーになるだけで、不安やストレスを感じている時間の方が長いことに気がついたからです。
まぁ、僕が根本的に競争には向いてないだけかもしれませんが…
で、そんな僕はだんだん競争ではなく、調和を大前提としたスモールビジネスのマネジメントに意識が向いていきます。
競争から調和…
この感覚で会社・お店を運営していくのが、うまくいくか失敗するか?というのは、時代とのマッチングのような気がします。
(今日までの僕の体験を振り返ると)
また、そこで働く人達の年齢にもよります。
20代のスタッフばかりで構成されている会社なら、競争から調和なんて考えずに、最初から調和がベースとしてあると思うんです。
しかし、40代・50代の方が多い会社(お店)は、これまでの考え方を”変える”という、本人たちにはとてつもなく大変な作業が待っています。
(全ての40代以降が頭カチカチとは思いません。あくまで一般論ですよ)
なぜ、大変な作業かというと…
僕が、数年前に言われた言葉で、今でも印象に残っている言葉があります。
40代のある営業マンにこう言われました。
「インスピレーションマネジメントは素敵な内容だけど…
1つボタンをかけ違えれば、サロン運営は大変なことになるものだ」
僕は「はっ?ナニ言ってるの??」となりました。
というのは、僕はこう思ったからです。
もう、すでに多くのスモールビジネスは、競って比べてばっかりしてるから、本質的なところからだいぶズレている。
ボタンで言えば、10個くらい掛け違っているから、経営が大変だ…と言っている経営者・マネージャーなんてゴマンといるのに!!
僕は、今でもこう思っています。
そして、大人と呼ばれる人が変化を怖れていて、色んな理由をつけて自分を変えたくない!ということも同時にわかってきました。
これまでのやり方は競って比べての繰り返しで構成されています。
それは、一人の勝者を創るために、何人もの敗者を生み出すシステムです。
人口が減ってきている日本で、そのシステムを採用するにも限界があると思うんです。
また、その方法では人は「才能」を開花させにくいと思うんです。
なぜなら、勝つためには才能を開花させなくても、相手をやっつけちゃえばいいだけですから。
競争にみる感覚。
調和にみる感覚。
あなたの中で、どちらが現在ピン!ときますか?
どちらが良い悪いはないと思います。
ただ、自分の感覚にセンシティブでいてもらいたい。
そして、感覚を研ぎ澄ましている人達と、いろんなコミュニケーションがとれたら楽しいな〜。
そんな風に思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました♬