一人で学ぶから孤立する!スモールビジネスの経営者・幹部の過ち
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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僕は若い頃は美容師をしていました。
わりと感受性の強い美容師だったと思います。
四季の移り変わりの中で、葉っぱの色が変わってくるのを見るだけで、
「いま、お客様が喜んでくれるヘアカラーは何かな?」
なんて、想像していたタイプの美容師でした。
そんな僕には自分の世界観というものがあります。
でも、店長になり、マネージャーを経験し…
いつの間にか、スモールビジネスプロデューサーになっています。
若い頃は、自分の創るデザインとお客様と自分の売上げにしか興味がなかったのに、今では自分以外のスモールビジネスの経営者・幹部の方の世界観を引き出し、形にし、その人達のためにお客様を創造する。
という、当時は思いもつかなかったことをしているのです。
美容師をしていた僕が、スモールビジネスプロデューサーになっていく過程の中で、一番苦しんだことがあります。
それは、会社の中で孤立していったことです。
孤立は、あんまり楽しいものではありません。
というか、普通の人にとっては辛いものです。
で、僕が孤立した理由を知ってもらうと、あなたが会社やお店を良くしていく時のヒントになると思います。
また、そのまま、答えにもなるかもしれません。
ということで、シェアさせてもらいますね。
経営者・幹部が孤立する2つの理由
経営者・幹部とスタッフでは見ている景色が違う
若い頃(たしか店長をしている時だったかな)に、お店の数字を全部把握しようと思いました。
その時、朝方まで上司が数字を見ながら色々教えてくれました。
すると…
僕が毎日働いていたお店。
そのお店の中で見える景色が翌日から一変しました。
たった一晩、話しを聞いただけで…
そこから、毎日働くスタッフと、同じ場所にいるのに、同じものを見ていない状況になったのです。
電気の無駄遣いも気になりますし、材料の節約も大切です。
全てが、お金に見えるから、どうやって売上げを創ろう?とか、無駄をなくそう?ということを考え始めたのです。
で、ここが孤立化したポイントです!
見ている景色が変わると、人は孤立します。
(だからって、従業員になんでもかんでも説明した方がいい!と言っているわけではありませんよ)
孤立すると、スタッフとの話しが合わなくなるのは当然のことなのです。
猛烈に勉強しすぎた
僕は、お店や会社が抱えているテーマをクリアにしたくて、どんどん勉強していきました。
色んなセミナーにもいったし、本も1,000冊以上は読みました。
また、本に書いてあることを実行して、ノートをとりまくりました。
当時は夜も寝ないで、勉強していました。
自分が色んなことを”知らない”というのが怖かったような気がします。
そんな風に一生懸命勉強している僕を、上司は最初は応援してくれていました。
でも…
ある時から、不思議な動物を見るように僕のことを見ていたのです。
今考えれば当然のことと理解できますが…
ついこの間まで頑張ってシャンプーをしていた少年が、自分(上司)の知らないことを話したり、やってのけたりするのです。
周囲の人は、僕の変化に対して、気持ちが追いつかない。
当然のことながら、孤立化しました。
僕の失敗をもとに、あなたに守ってもらいたいこと
経営者や幹部方は、一人で学んだりしないで!
一人で学ぶこと。
そのこと自体を最小限に抑えて欲しいと思います。
一人で学んで、一人で賢くなっても、社内(店内)にいるスタッフとのチューニングがあわなくなるだけです。
だから、なるべく共通言語を創れるように。
そして、経営者と幹部と従業員が見ている景色が近い状態を意識して、学び方を取り入れてください。
(同じ映画を見て話したほうが、色々と盛り上がるじゃないですか!説明も少なくてすむし。そういう状態が理想なんです)
僕が顧問を務める会社では、幹部全員と僕が会議を一緒にする日が月に一回あります。
それは、会社全体に”共通言語”を創れるようにする!という、顧問先のリーダーの想いからそうしています。
(これは、かなり賢い選択です)
経営者一人が、役員一人が…
誰か一人が賢くなっても、最高の未来を見ても…
周囲の仲間とのチューニングがかけ離れてしまっては、チームで何かを創造していくことは難しくなるだけですから。
ちなみに、「すでにかけ離れてしまっているかも」ということに気がついた方のご相談にものっています。
そうなってしまった場合の対処法もちゃんと用意してありますから、安心してください。
最後までお読みいただきありがとうございました♬