経営者は方向性を示すもの?それができない時はどうすんの?
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田口 淳之介
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田口 淳之介 プロフィール
[副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]
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経営者は方向性を示さなければいけないような、そうでもないような…という話し
いまの世の中、スモールビジネスの経営者にかかるプレッシャーは、無限大に広がる感じがしますね。
経営方針から、組織マネジメントから、キャッシュ・フローまで、とかく経営陣にはプレッシャーが与えられてしまう。
そういうシステムになりつつあるな。と感じます。
その割にアメリカのようにスモール・ビジネスのオーナーをリスペクトする風潮は薄いような日本社会で、楽しくやってるスモールビジネスの経営者はホントに幸せな人です。
きっと(笑)
で、過去に文章で頂いたお悩みに以下のようなものがあります。
「オーナーがやりたい方向が分からず、説明もないので毎日のやる方向性(お店の目指すところ)が見えない」
う〜ん。
なかなか切実ですよね。
- オーナーのやりたい方向がわからない。
- 説明も無い。
- 毎日、何を目指して行えばいいのか見えない。
わかりやすく考えるために区切ってみましたが、ホントに一見切実です。
スタッフは苦しんでると思います。
まぁ、その10倍くらい経営者が苦しんでることは、簡単に想像できますが
このテーマは現在、スモールビジネスを運営してる経営者・マネージャーにとっても考えるところがあるテーマだと感じたので、切実なままシェアしてみたいと思います。
また、今から話すことはあくまでも僕の考えなので、軽く聞いてください。
(というのも、偏った意見なのは自覚済みだからですw)
そして、「心」が良くも悪くも反応したら、自分が何に怖れや不安、喜びを感じたか、自分と少しでもいいので対話してみてください。
ではいきます!
1.オーナーがやりたい方向がわからない。
この文章だけではその全ては理解できませんが、オーナーに聞いてもわからないのか、オーナーに聞いていないのかがハッキリしないのです。
なので二通りのパターンを考えてみます。
a.オーナーに聞いても、方向性がわからない
オーナーに聞いても、オーナーから方向性が出てこないというのは、きっとオーナーが独りで苦しんでるんでしょうね。
時代の流れが異常に早い今だから、以前のように簡単に方向性を示せない気持ちもわからなくもありません。
迷おうと思ったら、簡単に迷える時代です。
いや、むしろ”普通”にしてたら、迷うのが当然なほどの情報量がある社会です。
もし、オーナーにやりたい方向性を聞いても、何も返ってこない人は「一緒に方向性を考えましょ!」と誘ってあげて欲しいですね。
そのくらい優しくしても、バチは当たりません。
また、方向性をガッツリ示されて、その方向性があなたの考えるものと違ったら、それはそれで面倒くさいと思うんです。
最初から一緒に方向性を創っていったほうが楽しいかもしれませんよ。
b.オーナーに方向性を聞いていない
どうしましょうか…
遠回しに言ってもしょうがないから、すごく簡単に言いますね。
「甘えるな」です。
この問題は、スモールビジネス(とかく美容院なんかには)にはつきまとうコミニュケーションの問題です。
なんでも、言ってもらえる(与えてもらえる)と思っているんです。
正直に言っちゃいます。
僕が知ってる限りですが、鏡の前でのコミニュケーションスキルが120点で売れまくりの美容師さんでも、上司と部下になったりすると、コミニュケーションスキルは30点以下の方が非常に多いのです。
(ホントに驚くほどですが!察する能力が高いあまり、言葉を明確に使う力が退化していくんじゃないか説を僕は唱えています。)
言ってもらえないなら、自分から聞きましょうね♪
聞けば!話しあえば!大抵のことは理解できます。
そして、心が通えば大抵のことは納得できるはず!!
(追記:それでもできない時は目指してるところが違うだけなので、また新しいことを考えましょう)
2.説明もない
これもさっきと同様、「説明してください!」と伝えて欲しいです。
しかし、聞いても何を言ってるのかわかりにくい経営者は意外と多いですから、質問を投げかけた方が賢くなるチャンスです。
経営者は頭の中にイメージが湧き上がると同時に、みんなにも「わかる(伝わっている)」と勘違いしやすい人が多いのです。
あなたの周りにもいませんか?
急にあなたの知らない人や物事の話しをしだして、こちらを困惑させる経営者。
あたかも、こちらもそのことを知っているように話す人。
こ〜ゆう人の説明は、聞いてもわからないことが多いので、話しの流れから「予想」する力と「質問力」を身につけないといけません。
というか、そういう力をつけるチャンスだと思うと急成長できたりしますから、ぜひトライしてみてください。
3.毎日、何を目指して行えばいいのかわからない。
誰が、あなたを豊かにしてくれているのか?
もちろん、オーナーです。
また、周囲の仲間です。
でも、1番はお客様なので、お客様に行うことはわかると思うんです。
だから、ちょっとオーバーというか、この言葉がでることじたい「パニック」になってる感じがありますね。
もし、オーナーが日ごとに180度違うことを言っているなら、このような状態になるのもわかります。
しかし、そもそもオーナーは何も説明していないので、迷いは生まれないと思うんです。
この悩みを持っている人は「自分自身」が目指す仕事を明確にして、進んでいってもらいたいと思います。
まとめ
オーナーをすごく信頼していて、凄く頼ってきた人。
そして、いつも(昔)のように頼ったら、オーナーが迷っていた。
すると、オーナーが変わってしまったように感じて、自分が変わる代わりに、相手(オーナー)に求めだす。
もう、これまでに飽きるほど見てきた依存のパターンです。
「僕自身も質問者と同様、甘えて、求めて、それをやめて」という体験してきました。
(質問してくれた方、違ったらすみません)
自分が他者に何を求めているのか?
それはどんな理由で求めているのか?
自分のことを知る大いなるきっかけになるようなテーマのシェアに感謝します。
そして、最初に問題提起(ブログの題名)した
「経営者は方向性を示さなければいけないような、そうでもないような…」ということですが、一般常識では経営者は方向性を示すものです。
というか、リーダーなら示して欲しいです。
でも、示せない期間があってもいいと思うんです。
その時、正直にそのことを仲間(部下)に伝えることができれば。
僕自身、方向性を15年前くらいに自社の代表に示してもらったような気がします。
しかし、この数年間(最低でも7〜8年くらいかな?)
方向性を示してもらった記憶はありません(笑)
そのおかげで、何をして、何をやめればいいのか?
自分で考える機会をもらったように思います。
もっと言えば、働く人が笑顔で働けて、お客様に喜んで頂くことだけを考えれば、普通のスモールビジネスに、方向性も何もいらないんじゃないか?とさえ思っていたりします。
考えてもどうしよもないことを、深く考えると身体に良くないので、楽しくやってもらいたい!と日頃から、自分にも伝えています。
ぜひ、リラックスしてオーナーが方向性を示してこない分「自由」があることを感じて見て下さいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました♬