自称”感覚派”の経営者にこそ知ってほしい”つながる言葉”の力

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

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毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

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田口 淳之介 プロフィール 
 [副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]

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あなたは論理的に考えてから行動するタイプですか?

それとも、”感覚”で行動できるタイプですか?

 

僕がこれまで出会ってきた多くの経営者は、基本的にみんな”勘”がいい人たちです。

特に美容院のオーナーやアパレル関係の方は、トレンドや人の気持ちに敏感で、形や言葉になっていないものをキャッチする能力に長けていたと思います。

 

ちなみに、僕が美容師時代に仕事を教えてくれた3人の先輩。
(もちろん、先輩達は売れっ子でした)

 

みんな、すごく”勘”が良かったです。
(しかし、言葉というか文章力は殆どありませんでした…それだけ”視覚”が大切な仕事だからかもしれませんが)

 

売れる人や経営者は、たいてい”勘”が良いものです。

考えるより先に直感的に色んなことが”わかる”ものです。

 

僕は、このことを否定する気は毛頭ありません。

僕だって、多くのことを直感で捉えてきて、そのお陰で何回もピンチをまぬがれたことがあるからです。

 

 

ただ…感覚派の人が経営者やリーダーだと、一つだけ困ることがあるんです。

それはチーム(組織)内で「合意をとる」という文化が育ちにくいのです。
(言い換えればコミニュケーション力が弱くなるということです。)

 

「合意をとる」とは、経営者とスタッフ・スタッフとスタッフなど、働く人たちが「それでいこう!」とか「あれはやめておこう!」という風に、お互いが納得し、その言葉通りの動きをしていくための元となる行動です。

当然ながら、働くということに関して、すごい大切なことですよね。

では、ナゼ感覚派の人のもとでは、この凄く大切な「合意をとる」という文化が育ちにくくなるのでしょう?

 

 

感覚派の経営者の下では”合意をとる”という文化が育まれにくい3つの理由と対策

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感覚派の人は、自分以外の人も同じ感覚だと勘違いしやすい

感覚派のなかには、その場の空気でなぜだか”わかる”という状態になったり、なんとなく”イメージ”で見える(わかる)という人がいます。

この他にも様々な勘が働いているからこその”感覚派”なわけですが…

この感覚は、完全に”才能”なんです。

しかも、みんながみんな持ってるいる”才能”では無いのです。

 

ただ、当の本人(感覚派の)からしたら、それがスタンダードです。

それが自分にとっての普通です。

だから、周囲の人も自分と同じように、だいたい”わかるもんだ”と誤解してしまうのです。

 

わかりきったことを言うのは、無駄な気がしますから「合意をとる」という行為に至らない。となってしまうのです。

こういうタイプの人は、何かを決定する時に、事前の状態を周囲にいるみんなが“どのように認識しているのか?”ということを”事前に確認”していく。という、かなりベタではありますが、基本的な対策が必要になってきます。

 

POINT

  • 当然、僕の見てるイメージと同じものが見えてるだろ?
  • そこまで言わなくてもわかってるだろ?

この2点に注意が必要ですね。

 

 

責任を取らなくていい状況になりやすい

感覚でスタートしたことが、実際にやってみて、

「なんか違う…感覚が少しずれていたなぁ」

ということもあります。

 

別にこれは”あるある”であって、問題ではありません。

本当の問題は、感覚でスタートしたことをきちんと”言葉”にしていない。そこが問題なのです。
(この場合の言葉には、計画という意味も含まれます)

 

言葉にしていないから、感覚が少しずれていて、あまりよくない結果になったとしても責任を取らなくてもいいような、そんな空気ができあがりやすいのです。

 

「俺、そんなこと言ってね〜し」みたいな。

 

これ、誇張してるわけでもなんでもありません。

こういう無責任なタイプの経営者なんていくらでもいます。

 

責任をとらなくていい空気をつくらないようにしたい方は「名言すること」を意識しましょう。

そして、途中で「なんか違う!」と感じた時には、すぐに計画を変更するね。ということも含めてスタッフに伝えておけば、自分に余計なプレッシャーがかかりません。

POINT

  • 自分の感覚を信じつつ、プランを作成する
  • 感覚がずれていた時に正直に言える環境を創っておく

 

 

感覚派の人のしたで働けるのは結局は”感覚派”の人だけ

感覚派の人の下には、けっきょく最後は同じようなタイプ(感覚派)の部下が残ります。

悪いことではありません。

 

ただ、お互いが感覚でわかるようになってくると、あらゆることが「あうんの呼吸」で進行していきます。

その人達だけで、ず〜っとやっていくのであれば、これほど効率的なことはないと思います。

 

ただ、本当はチームが大きくなる可能性があって、経営者自身もそうしたい!と考えているなら、自分とは真逆のタイプ(ここでは論理的な人ですね)とうまくコミニュケーションをとる方法を身につけなければいけません。

 

あなたが本当にしたいこと。

本当に欲しいチーム。

そこから考えて、自分に一番あった選択をしてくださいね。

 

 

まとめ

「わたしは感覚派だから…」という言葉を、僕はこれまで本当にたくさんのスモールビジネス経営者から聞いてきました。

でも、その言葉を使う人達の中には、ただスタッフとの「コミニュケーションから逃げている」だけの人も少なくはありませんでした。

「どうせ話してもわかってもらえない」という気持ちになって、コミニュケーションから遠ざかっているのです。

 

経営者なら本当は「感覚とロジックのどちらも大切にしてるの」と言わなければいけません。

また、自分が直感的にわかったことを、他者に知ってもらう時や協力してもらう時には、ロジックも大切だと思うんです。

 

あなたがもし、”感覚派”の経営者なら、その強みをさらに活かすために、周囲とのコミニュケーションに目を向けてみてください。

決して「感覚派」なんて言葉に逃げないで。

 

スモールビジネスの経営者・幹部が、この言葉を自分で言ったら「カッコ悪い」と思わなきゃ。

「感覚派」という言葉。この言葉は、周囲の人にポジティブな意味で言ってもらえたら嬉しい言葉にしておきたいですね。

 

感覚派の僕より

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

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2016-11-18 | Posted in マネジメントNo Comments » 

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